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最終更新日:2019.09.10 公開日:2019.09.10

高速道路各社が料金値上げ!消費増税後の通行料金まとめ。

高速道路各社(NEXCO各社、首都高速、阪神高速、名古屋高速、広島高速、福岡高速、北九州高速)は、10月1日に予定されている消費税増税に伴い、高速道路料金の値上げを発表した。各社の対応と増税後の料金をまとめて紹介する。

NEXCO各社の料金改定

©paylessimages – stock.adobe.com

 NEXCO各社では、消費税率引上げ相当分を高速道路料金に転嫁。事業全体として改定率が約1.0815%以内となるように調整されるという。具体的には、以下に示したような計算によって算出される。

料金計算例(普通車・普通区間の場合)

【改定前の料金】
 (24.6円/km × 利用距離※1+150円) × 1.08 ⇒ 四捨五入により10円単位※2

【改定後の料金】
 (24.6円/km × 利用距離※1+150円) × 1.1 ⇒ 四捨五入により10円単位※2

※1 利用距離が100kmを超える場合、100kmを超え200kmまでの部分を25%割引。200kmを超える部分を30%割引。
※2 料金が10,000円を超える場合には、100円未満端数切捨ての端数処理など。

 実際の区間ではどれぐらいの違いが出てくるのだろう。NEXCOの料金検索サイトで普通車の通行料金(通常料金)をシミュレーションしてみよう。

 まずは最短料金から。東京ICをスタートとして東名高速に入り、最も近い東名川崎ICで降りたと仮定すると現料金と新料金は以下のようになる。

  東京IC(入口)→東名川崎IC(出口) 現料金:360円  新料金:370円(+10円) 

 このルートでは、現料金から10円プラスになることが分かった。最短距離だけにそんなに大きな違いはない。

 次に、東京ICをスタートして東名高速に入り、東名高速の南端に位置する小牧ICで降りたと仮定すると現料金と新料金は以下のようになる。

  東京IC(入口)→小牧IC(出口) 現料金:7,490円  新料金:7,630円(+140円)

 このルートでは、現料金から140円プラスになる。

 最後に、東京ICをスタートして東名高速に入り、九州自動車道・鹿児島ICで降りたと仮定すると現料金と新料金は以下のようになる。

  東京IC(入口)→鹿児島IC(出口) 現料金:27,420円  新料金:27,940円(+520円) 

 このルートでは現料金から520円プラスになる。

 ※上記通行料金は、各ルートの最安通常料金を掲載。

首都高速の料金改定

※現金車の通行料金は、原則、各車種における上限料金となる。

 首都高速の増税後の通行料金は上表の通り。消費税率引き上げ分を料金に転嫁し、端数処理は四捨五入により10円単位の料金になるという。軽自動車・二輪車の上限料金は、1,090円(現1,070円)へと20円引き上げられる。普通車の上限料金は、1,320円(現1,300円)へと20円引き上げられる。

阪神高速の料金改定

※現金車の通行料金は、原則、各車種における上限料金となる。

 阪神高速の増税後の通行料金は上表の通り。軽自動車・二輪車の上限料金は、1,090円(現1,070円)。普通車の上限料金は、1,320円(現1,300円)となり、どちらも20円引き上げられる。

 また、現在適用されている環境ロードプライシング割引(特大車、大型車、中型車)、池田線時間帯割引、西大阪線端末区間割引、乗り放題パス【2019SUMMER-AUTUMN】(軽・二輪、普通車)の各種料金も引き上げられる。各種割引の改定料金は阪神高速のWEBサイトを確認して欲しい。

名古屋高速の料金改定


高速道路|消費税|増税|値上げ|通行料金|名古屋高速

 名古屋高速の増税後の通行料金は上表の通り。消費税率引き上げ分を料金に転嫁し、端数処理は四捨五入により10円単位の料金となる(※名古屋線の普通車料金のみ端数切り捨て)。

 名古屋線で普通車は、780円(現770円)へと10円引き上げ。大型車は、1,570円(現1,540円)へと30円引き上げられる。尾北線では、普通車・大型車ともに現料金から10円引き上げられる。

広島高速の料金改定

 広島高速の増税後の通行料金は上表の通り。1号線、2号線、3号線では、軽自動車・二輪車の上限料金は580円(現570円)。普通車の上限料金は730円(現720円)となり、どちらも10円引き上げられる。4号線では、軽自動車・二輪車は据え置き。普通車は420円(現410円)となり10円引き上げられる。

福岡高速・北九州高速の料金改定

 福岡高速と北九州高速の増税後の料金は上表の通り。

 福岡高速では、普通車の基本料金が630円(現620円)となり10円引き上げ。大型車の基本料金が1,260円(現1,230円)となり30円引き上げられる。

 北九州高速では、普通車の基本料金が520円(現510円)となり10円引き上げ。大型車の基本料金が1,050円(現1,030円)となり20円引き上げられる。


 このように消費税率10%への引き上げに伴い、高速道路各社で通行料金が引き上げられる。なお、新料金は10月1日の午前0時からスタート。高速道路を利用開始した時刻を基準に適用される予定。

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