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最終更新日:2019.07.04 公開日:2019.07.04

JR・私鉄各社が運賃値上げ!増税後の各社普通運賃まとめ。

JR5社と大手私鉄16社は7月2日、10月に予定されている消費税増税に対応するため、国土交通省に運賃の値上げを申請した。またJR北海道は消費税増税への対応と経営改善のため、他JR5社に先駆けて5月10日に申請済みである。各社の対応と普通旅客運賃をまとめて紹介する。

【インデックス・JR各社】

JR東日本
JR東海
JR西日本
JR四国
JR九州
JR北海道

【インデックス・大手私鉄16社】

東京メトロ
東京急行電鉄
東武鉄道
小田急電鉄
京王電鉄
西武鉄道
京浜急行電鉄
京成電鉄
相模鉄道
名古屋鉄道
近畿日本鉄道
南海電気鉄道
京阪電気鉄道
阪神電気鉄道
阪急電鉄
西日本鉄道

JR各社の運賃は、初乗りでおおむね10円引き上げ

 JR各社では、初乗り普通旅客運賃(きっぷ)は多くの場合、現行運賃から10円引き上げられる(JR北海道は30円引き上げ)。

 また、改定は消費税率引き上げ分を運賃・料金に公平に転嫁されるように調整。鉄道事業全体として改定率は「1.850~1.852%」となっている(JR北海道を除く)。

 それではJR各社の普通旅客運賃を見てみよう。

JR東日本の運賃改定

 JR東日本の運賃改定後の初乗り運賃は上表の通り。山手線内や首都圏近郊の電車特定区間(※)では、ICカード利用で136円(現133円)に引き上げ。切符利用は140円で据え置かれる予定。幹線・地方交通線のICカード利用で147円(現144円)。切符では、150円(現140円)に引き上げられる予定。

 上図において緑色で囲まれたエリアのことを電車特定区間エリアという。

 また、JR東日本によると改定後は幹線・地方交通線では走行距離によってICカード利用の場合に運賃が高くなる場合があるという。上表の幹線11~15kmの運賃を見てみよう。現行運賃では、ICカード利用時は237円。きっぷ利用時では240円ときっぷ利用時の方が高かった。しかし、改定後はICカード利用時は242円。きっぷ利用時では240円ときっぷ利用時の方が安くなっていることがわかる。

(交通関連のおすすめ記事:JR発足以来初!!山手線が11月16日一部運休に。なぜ運休するのか。)

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JR東海の運賃改定

 JR東海の普通運賃は上表の通り。幹線・地方交通線ともに初乗り運賃は、150円(現140円)へと10円引き上げられる予定。

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JR西日本の運賃改定

 JR西日本の普通運賃は上表の通り。幹線・地方交通線ともに初乗り運賃は、150円(現140円)へと10円引き上げられる予定。

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JR四国の運賃改定

 JR四国の普通運賃は上表の通り。初乗り運賃は、170円(現160円)へと10円引き上げられる予定。

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JR九州の運賃改定

 JR四国の普通運賃は上表の通り。初乗り運賃は、170円(現160円)へと10円引き上げられる予定。

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JR北海道の運賃改定

 JR北海道の普通運賃は上表の通り。幹線・地方交通線ともに初乗り運賃は、200円(現170円)へと30円引き上げられる予定。また、同社では消費増税と経営改善のための運賃改定を同時に実施。現行の運賃から平均15.7%の値上げとなる予定。

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私鉄大手16社の運賃改定

 首都圏を中心とする私鉄各社は、ICカード利用では1円単位で増税分を運賃に上乗せ。切符では、10円単位で引き上げる場合と据え置かれる場合がある。

 また、改定は消費税率引き上げ分を運賃・料金に公平に転嫁されるように調整。鉄道事業全体として改定率は「1.851~1.852%」となっている。

 私鉄大手16社の普通旅客運賃を見てみよう。

東京メトロの運賃改定

 東京メトロの普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は168円(現165円)で3円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は170円で据え置かれる予定。

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東京急行電鉄の運賃改定

 東京急行電鉄の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は126円(現124円)で2円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は130円で据え置かれる予定(こどもの国線と世田谷線を除く)。

 こどもの国線と世田谷線では、ICカード利用時で3円引き上げ。きっぷ利用時は据え置く予定。

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東武鉄道の運賃改定

 東武鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は147円(現144円)で3円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は150円で据え置かれる予定。

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小田急電鉄の運賃改定

 小田急電鉄の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は126円(現124円)で2円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は130円で据え置かれる予定。

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京王電鉄の運賃改定

 京王電鉄の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は126円(現124円)で2円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は130円で据え置かれる予定。

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西武鉄道の運賃改定

 西武鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は147円(現144円)で3円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は150円で据え置かれる予定。

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京浜急行電鉄の運賃改定

 京浜急行電鉄の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は136円(現133円)で3円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は140円で据え置かれる予定。

 また、品川駅~横浜駅間の一部区間の特定運賃および加算運賃については、別途、本申請の認可後に改定の届出を行う予定だという。

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京成電鉄の運賃改定

 京成電鉄の普通旅客運賃は路線によって違う。

 京成本線、東成田線、押上線、金町線、千葉線の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は136円(現133円)で3円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は140円で据え置かれる予定。


 成田空港線(成田スカイアクセス)の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は210円(現206円)で4円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は210円で据え置かれる予定。


 千原線の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は189円(現185円)で4円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は190円で据え置かれる予定。

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相模鉄道の運賃改定

 相模鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。ICカード利用時の初乗り運賃は147円(現144円)で3円引き上げられる予定。きっぷ利用時の初乗り運賃は150円で据え置かれる予定。

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名古屋鉄道の運賃改定

 名古屋鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。初乗り運賃は170円で据え置かれる予定。運賃計算キロを見ると、13~16キロから運賃が10円引き上げられることが分かる。

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近畿日本鉄道の運賃改定

 近畿日本鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。初乗り運賃は、160円(現150円)へと10円引き上げられる予定。

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南海電気鉄道の運賃改定

 南海電気鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。初乗り運賃は、160円(現150円)へと10円引き上げられる予定。

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京阪電気鉄道の運賃改定

 京阪電気鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。京阪線の初乗り運賃は、160円(現150円)へと10円引き上げられる予定。大津線の運賃は据え置かれる予定。

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阪神電気鉄道の運賃改定

 阪神電気鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。初乗り運賃は、150円(現140円)へと10円引き上げられる予定。

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阪急電鉄の運賃改定

 阪急電鉄の普通旅客運賃は上表の通り。初乗り運賃は、160円(現150円)へと10円引き上げられる予定。

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西日本鉄道の運賃改定

 西日本鉄道の普通旅客運賃は上表の通り。初乗り運賃は、160円(現150円)へと10円引き上げられる予定。

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 このように消費税率10%への引き上げに伴い、鉄道各社は運賃の値上げを申請中。国交相の認可が下りれば正式に実施される。鉄道運賃の値上げは、消費税率が8%に引き上げられた2014年4月以来の5年半ぶりである。

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