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最終更新日:2018.10.30 公開日:2018.10.30

白子やあん肝、ウニなどプリン体祭り!「痛風鍋」が続々登場!

 株式会社DDホールディングスは、同社のグループ会社2社が運営する飲食店で、2018年度の冬メニューとして「痛風鍋」を販売すると発表した。

痛風鍋とはいったい!

 そもそも痛風とは、プリン体が代謝された物質である尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う病気。発病する前に、血液の尿酸値が高い状態が長く続くと高尿酸血症となり、それを放置すると、ある日突然、足の親ゆびの付け根などの関節が赤く腫れて、激烈で耐えがたいほどの痛みを感じる。プリン体を過剰摂取すると痛風を発病するリスクが高まり、さらに一度発病すると再発することの多い病気でもある。

 「痛風鍋」とは、そんなプリン体が多く含まれた冬の旬食材である白子やあん肝、ウニ、イクラなどを、これでもかというほどに豪快に盛り付けた鍋のこと。少々グロテスクな見た目でありながら、食べると美味しいというギャップ、そのインパクトのあるネーミングから、テレビやツイッターなどで取り上げられて話題となっている。

贅沢な食材が盛りだくさん!痛風鍋図鑑!

 株式会社DDホールディングスグループの飲食店で販売される痛風鍋を編集部独自の「痛風度」で採点してみた。見た目の期待度も込めた採点である。あまり真に受けずに楽しんでもらいたい。

白子とあん肝の痛風いくら鍋  1人前 3,580円(税抜) ※2人前注文可(写真は2人前)

 痛風度はMAXの★5つ! 成人男性が1日に摂取するプリン体量の上限の目安である400mgをはるかに超える、一人前あたり約700mgのプリン体が含まれると公式発表される痛風鍋である。鍋から溢れそうなほどのあん肝と白子が印象的だ。磯の香りとクリーミーな味わいに、プチプチとしたイクラの食感がアクセントなっている。また、それぞれの食材からうまみがしみ出たスープに、〆のご飯を投入すれば、クリーミーなリゾットのようになり、余すところなくプリン体を堪能できる。一緒に提供される柚子を擦って食べるのも間違いなくオススメだ。

 写真から分かる主なプリン体一覧(いずれも食材100gあたり)
 ・あん肝(酒蒸し) 399㎎
 ・あん肝(生) 104㎎
 ・白子 305㎎
 ・イクラ 3.7㎎

提供店舗:あくとり代官 鍋之進(東京都渋谷区)
提供開始日:11月1日から

贅沢★牡蠣×アン肝×白子の新痛風鍋 1人前2,640円(税抜) ※2人前から注文可(写真は2人前)

 痛風度はMAXを超えて★6つ! カキとあん肝、白子を組み合せた贅沢な食材で、痛風まっしぐらともいえるのではないか。普通は鍋のメイン食材であるカニが、脇役になってしまうほどのインパクトであろう。先程の鍋よりもあん肝の酒蒸しが沢山入っているように見える。

 写真から分かる主なプリン体一覧(いずれも食材100gあたり)
 ・あん肝(酒蒸し) 399㎎
 ・カキ 184㎎
 ・白子 305㎎
 ・カニ 99㎎

提供店舗:九州黒太鼓 池袋(東京都豊島区)
提供開始日:10月15日から提供中

特選牛のうにく鍋  1人前2,980円(税抜) ※2人前から注文可(写真は2人前)

 痛風度は★4つ! 特選牛に新鮮なウニを合わせたすき焼きである。炙ったウニをそのまま食べるもよし、牛肉に乗せて食べるもよしの贅沢な組み合わせといえよう。ウニとタマゴでまろやかな旨味を堪能できる。

 写真から分かる主なプリン体一覧(いずれも食材100gあたり)
 ・ウニ 137㎎
 ・牛肉 90~100㎎

提供店舗:京町恋しぐれ 本館(東京都新宿区)、蒸し屋清郎(東京都渋谷区)
     霧乃個室 清郎(東京都港区)
提供開始日:10月1日から提供中

雲丹カルボナーラ鍋 1人前2,680円(税抜) ※2人前から注文可(写真は2人前)

 痛風度は★2つ。量が少ないというなかれ、野菜多めの健康的な鍋といえよう。キノコやホウレンソウなどの野菜と、ウニ、ベーコンをたっぷりのチーズと生クリーム、タマゴでカルボナーラ味に仕立てた鍋である。カルボナーラスープとウニが絡み合って見るからに濃厚そうだ。一見すると、ベーコンがプリン体を多く含みそうだが、この中で一番プリン体を含むのはウニである。乳製品にも、プリン体が多く含まれていそうであるが、実はほとんど含まれていない。

 写真から分かる主なプリン体一覧(いずれも食材100gあたり)
 ・ウニ 137㎎
 ・ベーコン 62㎎
 ・マイタケ 99㎎
 ・チーズ 5.7㎎

提供店舗:九州黒太鼓 池袋(東京都豊島区)
提供開始日:10月15日から提供中

幻の魚「あら」と白子の海鮮鍋 1人前2,480円(税抜) ※2人前から注文可(写真は2人前)

 痛風度は★4つ! 高級魚であるアラと白子、エビなどが入った贅沢な鍋である。なんと仕上げにスパークリング日本酒を注いで仕上げ、食材の旨味と甘みが日本酒の爽やかな香りでひき立てられているという。ぐつぐつと煮込まれる鍋の中で、タラとエビがほろ酔い加減で気持ちよさそうに踊っているように見えよう。

 写真から分かる主なプリン体一覧(いずれも食材100gあたり)
 ・白子 305㎎
 ・アラ 120㎎(スズキ目の魚類なのでスズキのプリン体含有量で代用)
 ・エビ 150~200㎎
 ・貝類 100~150㎎

提供店舗:九州黒太鼓 新宿(東京都新宿区) 龍馬の空 別邸(東京都新宿区)
提供開始日:11月1日から

あんこう鍋 1人前1,800円(税抜) ※2人前から注文可(写真は2人前)

 痛風度は★3つ! 野菜多めの多少健康的な痛風鍋であるといえよう。骨以外ほぼ全身が食べられるアンコウを贅沢に使った冬の定番鍋で、コラーゲンたっぷりで女性にも人気がある。ぷりぷりとした歯ごたえのある身の食感とあん肝が溶け込んだ濃厚なスープは病みつきになる味だという。健康なうちに試したい鍋である。

 写真から分かる主なプリン体一覧(いずれも食材100gあたり)
 ・あん肝(生) 104㎎
 ・アンコウ(身) 70㎎

提供店舗:五島人 西新宿(東京都新宿区)、五島人 田町(東京都港区)、
     五島人 浜松町(東京都港区)、五島人 神保町(東京都千代田区)
提供開始日:11月1日から

 「痛風鍋」というネーミングは奇抜だが、どれも個性的で食べてみたくなるものばかり。寒い季節にピッタリの鍋を味わってみてはいかがだろうか。尿酸値が高い人は指をくわえて見ているしかないが、健康体のみなさんは、うまみたっぷりの「痛風鍋」を存分に味わっていただきたい。なお、「ためしてガッテン」によると、1日1杯の牛乳を飲むことは尿酸の排出を促して、尿酸値を下げることに役立つそうだ。尿酸値が高い人も、来年の痛風鍋シーズンに向けて、今から調整するのはいかがだろうか。

※食品中のプリン体含有量は、公益財団法人痛風財団の公式サイトより引用。

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