レクサスの超高級ヨット「LY680」が海外進出! クルマづくりの次なる舞台は“360度モビリティ”へ
レクサスは9月25日、15人乗りのラグジュアリーヨット「LY680」の海外販売を開始すると発表した。
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全長約68フィートのラグジュアリーヨット
2024年に発表されたLY680は、2026年3月に実船が世界初公開され、日本国内で販売を開始。今回、販売地域を海外へと拡大する。
LY680は、レクサス初のラグジュアリーヨット「LY650」をベースに進化したモデルだ。LY650と比べてフライブリッジを約1400mm延長したほか、スイミングプラットフォームも約700mm拡大。これにより、全長は約68フィート(約20.7m)となった。
エクステリアには、レクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse」を取り入れ、インテリアも細部までつくり込むことで、ラグジュアリーな居住空間を実現している。
レクサス LY680|Lexus LY680
走行ならぬ「航走性能」についても、レクサスがクルマづくりで追求してきた「すっきりと奥深い」走りの思想を反映。安定した操縦性や乗り心地、静粛性を目指したという。
今回の海外販売開始は、単なるヨット事業の拡大にとどまらない。レクサスは近年、クルマだけにとどまらない「モビリティカンパニー」への変革を進めており、海や空を含めた「360度のモビリティ」を掲げている。
その背景には、2017年に発表された「Lexus Sport Yacht Concept」がある。トヨタマリンとレクサスが共同で開発したコンセプトモデルで、レクサスのデザインフィロソフィーをヨットという新たなモビリティに落とし込んだものだ。
トヨタマリンとレクサスが2017年に発表した「Lexus Sport Yacht Concept」
その約2年後となる2019年には、65フィートのラグジュアリーヨット「LY650」を発表。レクサスのブランド価値を海へ広げる取り組みが本格化した。
そして今回のLY680では、「DISCOVER ESCAPISM」をテーマに掲げる。信号や渋滞がなく、他人の視線も少ない海上を「究極のプライベート空間」と捉え、日常から離れて自分自身に戻れるような時間と空間を提供することを目指している。
ヨットの生産は台湾のHorizon Groupが担当
LY680の開発・生産では、台湾の「Horizon Group」と協業。同社はカスタムビルドを得意とするラグジュアリーヨットメーカーで、大型ヨットの建造で培った技術力と生産能力を持つという。
レクサスがデザインや体験価値の設計を担当し、Horizon Groupがヨットを「造る力」を担うという役割分担だ。
さらに、トヨタ生産方式(TPS)を応用したヨットの生産手法を取り入れ、両社の強みを融合。レクサスのブランド哲学とHorizon Groupの造船技術を掛け合わせることで、LY680を生み出している。
レクサスにとって、LY680は単なる高級ヨットではない。クルマで培ってきたデザインや乗り心地、ブランドの世界観を海へと広げることで、陸・海・空をつなぐ「360度のモビリティ」を目指すレクサスの姿勢を象徴するモデルといえそうだ。
LY680インテリア




