すでに発売されたクルマも、幻になったクルマも! ジャパンモビリティショー2025で見つけた“未来のクルマ”——ハッサンの週末カーミーティング通信 #3 | KURU KURA(くるくら)

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公開日:2026.08.26

すでに発売されたクルマも、幻になったクルマも! ジャパンモビリティショー2025で見つけた“未来のクルマ”——ハッサンの週末カーミーティング通信 #3

「MAZDA VISION X-COMPACT」は、誰もが気軽にアクティブにクルマを楽しんでほしいという想いを、シンプルなデザインで表現。

全国の自動車イベントを訪ねて西へ東へ。カメライター、ハッサン(高桑秀典)の連載企画「ハッサンの週末カーミーティング通信」は、2025年10月30日~11月9日に開催された「Japan Mobility Show 2025(モビショー)」を振り返ります。あのとき見た“未来”はどうなった? ハッサンが気になったクルマを紹介します。

「MAZDA VISION X-COMPACT」は、誰もが気軽にアクティブにクルマを楽しんでほしいという想いを、シンプルなデザインで表現。

文と写真=ハッサン(高桑秀典)

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<編集部注>

実はこの原稿、2025年の開催時にハッサンが現地で取材していたものの、担当編集の都合で公開されないまま眠っていた原稿です。せっかくのレポートをこのまま埋もれさせておくのはもったいない! ということで、今回はあらためて公開することにしました。1年近く経ったいまだからこそ、当時「未来のクルマ」として見ていたモデルを振り返ってみるのも面白いかもしれません。すでに販売されているモデルもある一方で、企画倒れになったモデルも!?

(ごめんなさい、ハッサン!)

クルマって、まだまだ楽しいものなんだな

2025年11月4日、東京モーターショーの発展版として2023年にスタートした「Japan Mobility Show 2025」に行ってきた。プレスデーのタイミングは大阪で仕事だったので行けず、東京に戻ってきた翌日の一般公開日に、ようやくお邪魔することができた。

平日(火曜日)なので各ブースをラクラク見られるはず、と思っていたが、周囲の道路は朝から大渋滞。会場周辺に到着してからプレス用の駐車場に入るまでに、1時間もかかってしまった。そして、いざ入場してみると、センチュリーのブースは45分待ち。ここの見学はさすがにあきらめた。閉幕までに101万人が来場したというから、平日=空いていると思っていた自分の浅はかさに呆れてしまった。

トヨタの「LAND CRUISER “FJ”」は、扱いやすいサイズ感が魅力。

トヨタの「LAND CRUISER “FJ”」は、扱いやすいサイズ感が魅力。

トヨタの「KAYOIBAKO」は、生産現場の「通い箱」から着想を得た、拡張性を備えるコンセプトカー。

トヨタの「KAYOIBAKO」は、生産現場の「通い箱」から着想を得た、拡張性を備えるコンセプトカー。

スバルは「フォレスター ウィルダネス プロトタイプ」と、北米仕様の「アウトバック ウィルダネス プロトタイプ」を展示。

スバルは「フォレスター ウィルダネス プロトタイプ」と、北米仕様の「アウトバック ウィルダネス プロトタイプ」を展示。

「ミゼットX」は、2輪の気軽さと4輪の便利さを融合し、初代ミゼットの精神を受け継ぐモデル。

「ミゼットX」は、2輪の気軽さと4輪の便利さを融合し、初代ミゼットの精神を受け継ぐモデル。

「AIM EVM」は、軽自動車よりもコンパクトなサイズながら、大人2人がゆったり座れる快適な空間を実現。

「AIM EVM」は、軽自動車よりもコンパクトなサイズながら、大人2人がゆったり座れる快適な空間を実現。

BYDの軽EV「RACCO」は、最先端のEV技術を搭載。2026年の日本上陸が予定されている。

BYDの軽EV「RACCO」は、最先端のEV技術を搭載。2026年の日本上陸が予定されている。

会場では1万4000歩ほどテクテク歩いたが、今回のJapan Mobility Showは非常に面白かった。前回は、各メーカーが自動車のEV化を盲目的に推し進めようとしているように感じられた。展示されているコンセプトカーを見て、なんとなく「クルマの未来って、面白くないものになるのかな……」と思ってしまったのだが、今回は違ったのだ。

明るい未来が見えたというか、「クルマって、まだまだ楽しいものなんだな」と思えたのだ。具体的にいうと、今回は走りの楽しさを提案してきたメーカーがいくつかあり、そこの展示車が面白かったのである。

さらに踏み込んで書くと、前回は「走る応接間」みたいなクルマがたくさん展示されていたが、今回は、そうしたコンセプトカーに交ざるように、今すぐ乗って走りたくなるようなクルマも飾られていた。本当にワクワクした。

「CONCEPT AMG GT XX」は、フロントに1基、リアに2基、計3基の高出力アキシャル・フラックス・モーターを搭載。

「CONCEPT AMG GT XX」は、フロントに1基、リアに2基、計3基の高出力アキシャル・フラックス・モーターを搭載。

BMW「コンセプト・スピードトップ」は、シューティングブレーク・デザインを採用。

BMW「コンセプト・スピードトップ」は、シューティングブレーク・デザインを採用。

ヒョンデのコンパクトEV「インスター」をベースとしたコンセプトカー。その車名は、インスターとステロイドを組み合わせた「インステロイド」だ。

ヒョンデのコンパクトEV「インスター」をベースとしたコンセプトカー。その車名は、インスターとステロイドを組み合わせた「インステロイド」だ。

BYDのハイエンドブランド「YANGWANG(ヤンワン)」の電動スーパーカー「U9」も展示された。

BYDのハイエンドブランド「YANGWANG(ヤンワン)」の電動スーパーカー「U9」も展示された。

永遠のアイドル、ランボルギーニ・カウンタックも来場者を楽しませた。

永遠のアイドル、ランボルギーニ・カウンタックも来場者を楽しませた。

FRのコペンに大注目!

一番気になったのは、ダイハツがコンセプトカーとして披露した「K-OPEN」だ。今回、ダイハツはオープンエアーモータリングの軽やかな気持ちよさを「K-OPEN」でさらに進化させたとアナウンス。なんと駆動方式を、初代および2代目コペンのFF(前輪駆動)方式からFR(後輪駆動)方式へと変更した。特別な人のためのものではなく、あくまで気軽に楽しく走るためのFRにしたのだという。

自動車メーカーのエンジニアも走りの重要性を再認識したというか、「やっぱりクルマの楽しさは、自分で運転して走ることにある」と思い直したのかな? などと考えながら「K-OPEN」を眺めていたが、ウレシイことに、その潮流はEVのほうにも及んでいた。

ダイハツは、オープンエアーモータリングの軽やかな気持ちよさを、FR(後輪駆動)方式の「K-OPEN」でさらに進化させたとアナウンス。

ダイハツは、オープンエアーモータリングの軽やかな気持ちよさを、FR(後輪駆動)方式の「K-OPEN」でさらに進化させたとアナウンス。

初代コペンは、軽のオープンカーを世間一般に広めた功労車。

初代コペンは、軽のオープンカーを世間一般に広めた功労車。

ホンダならではの「操る歓び」を追求した「Super-ONE Prototype」。小型EVならではの軽快な走りで、乗員に刺激的で高揚感あふれる走行体験を提供する。

ホンダならではの「操る歓び」を追求した「Super-ONE Prototype」。小型EVならではの軽快な走りで、乗員に刺激的で高揚感あふれる走行体験を提供する。

ホンダは「Honda 0シリーズ」の世界観を披露。ゲートウェイモデルとして新たに登場した「Honda 0 α プロトタイプ」も展示された。

ホンダは「Honda 0シリーズ」の世界観を披露。ゲートウェイモデルとして新たに登場した「Honda 0 α プロトタイプ」も展示された。

インフラが追いついていないこともあり、EVはまだ一般的な乗り物とはいえない。この先、順調に普及するのか? といえば、ちょっとクエスチョンマークが付く感じだ。だからこそ、ガソリン車で再び「走る楽しさ」が提案されたのかな、と思っていた。ところが、そんなことはなく、今回はハイパフォーマンス系EVも台頭してきていた。

ホンダが展示していた小型EVの「Super-ONE Prototype」には、ビックリしつつも感動した。EVのレース仕様車を展示しているブースもあり、この手の五感を刺激するEVとガソリン車の両輪で、クルマ趣味の楽しさを広めていってもらえたら、オジサン世代はもちろん、若者たちも喜ぶだろう。

2023年の開催時にも好評だった、職業・社会体験施設「キッザニア」とのコラボレーション企画も展開された。

2023年の開催時にも好評だった、職業・社会体験施設「キッザニア」とのコラボレーション企画も展開された。

「Japan Mobility Show」開催記念トミカも販売。トミカ55周年を記念した特別展示も堪能できた。

「Japan Mobility Show」開催記念トミカも販売。トミカ55周年を記念した特別展示も堪能できた。

合同展示「タイムスリップ・ガレージ」では、スズキの初代ジムニーなどを展示。

合同展示「タイムスリップ・ガレージ」では、スズキの初代ジムニーなどを展示。

合同展示「タイムスリップ・ガレージ」では、スズキの初代ジムニーなどを展示。

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