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最終更新日:2019.02.13 公開日:2019.02.13

ハコスカ? ケンメリ? アンケート『日産「スカイライン」3~6代目の愛称、どれが好き?』の結果は?【クルマ好き4択】

メイトパークの公式Twitterで実施中のアンケート企画「クルマ好き4択」。今回は、クルマの愛称について人気アンケートを実施しました。取り上げたのは、日産「スカイライン」の3~6代目の4車種です。はたして、どの愛称が最も人気があったのでしょうか?

 クルマに愛称があるということは、それだけそのクルマが多くの人に愛されているという証でしょう。中でも同一車種で代が変わるごとに新たな愛称がつけられているクルマはそうそうなく、日産「スカイライン」は希有なクルマです。3代目の「ハコスカ」、4代目の「ケンメリ」、5代目の「ジャパン」、6代目後期モデルの「鉄仮面」。今回はこの4つを選んで、2月7日にアンケートを実施しました。

 出題者の事前予想は本命が「ハコスカ」で、対抗が「ケンメリ」。理由は、「ハコスカ」が49連勝を達成してレース人気の高い初代「GT-R」を擁する代であること。そして「ケンメリ」は「スカイライン」史上最多の販売台数である66万台という記録ホルダーだからです。それでは、結果を見てみてみましょう。

 開始直後は、「ハコスカ」がスタートダッシュを決めて他を離しました。それを「ケンメリ」、続いて「鉄仮面」が追う展開。「ジャパン」は後れを取っていました。このまま「ハコスカ」がいくかと思いきや、大接戦に! 「ジャパン」が盛り返してきて「鉄仮面」を抜き去りますと、「ケンメリ」と共に「ハコスカ」を追撃。そして、「クルマ好き4択」史上、まれに見る僅差で決着したのでした。3日間の投票期間で156票の投票をいただき、ありがとうございましたm(__)m。

 最終的に1位は29%で逃げ切った「ハコスカ」! 1位が30%の得票ができなかったのは非常に珍しく、その点からも接戦だったことがわかります。2位が同着の「ケンメリ」と「ジャパン」で26%ずつ。実に5票の僅差でした。4位の「鉄仮面」も離されたとはいえ19%獲得しており、今回のアンケートからわかるのは、『どの「スカイライン」も愛されている』という事実でした^^。

1位は、ハコの形をしていることが由来の3代目「ハコスカ」!(得票29%)

KPGC10型「スカイライン 2000 GT-R」1970年式。3代目の中に初めて走りを追求した最上位グレード「GT-R」が設定された。ボクシーな外見が特徴で、それが愛称の由来となった。MEGA WEBにて撮影。

 「スカイライン」は元はプリンスが開発したクルマでした。プリンスが日産に吸収合併されたあとも日産から販売される運びとなり、3代目C10型は1968年7月に登場。ハコ形をした外見であったことから、「ハコスカ」と呼ばれるようになりました。

 そんな3代目に、1969年2月になって追加されたのが、ツーリングカーレースでの勝利を目的とした最上位グレード「GT-R」。量産車として、世界初となる4バルブDOHC機構を備えた直列6気筒エンジン「S20」を搭載した初代「GT-R」はレースで大活躍。49連勝を達成して「スカイライン伝説」を不動のものとし、多くのクルマ好きが憧れる車種となりました(※1)。

 今回の投票では、スタートダッシュを決めましたが、徐々に接戦に持ち込まれ、僅差で逃げ切った形で1位を獲得しました^^。「スカイライン」のライバルは「スカイライン」だったのです。

※1 別記事『レースで前人未踏の49連勝! 日産「スカイライン 2000 GT-R KPGC10型(1970年式)」』で紹介

同着2位は、CMからつけられた4代目C110型「ケンメリ」(得票26%)

4代目のC110型「スカイライン2000GT」1973年式。「スカイライン」のデザイン的な特徴というと、丸形のテールランプにあるが、それが初めて採用されたのが4代目で、10代目まで踏襲された。「トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑 2018」にて撮影。

 3代目がモータースポーツで活躍して「スカイライン」人気が大いに高まっていたところ、1972年9月に登場したのが4代目C110型でした。ケンとメリーのふたりが「スカイライン」で旅をするという内容のCMが幅広い世代に支持され、CM曲「ケンとメリー~愛と嵐のように~」は社会現象といわれるほどの大ヒット。そこから4代目には「ケンメリ」の愛称がつけられたのです。ちなみに、4代目のうち4ドア車は「ヨンメリ(4枚ドアのケンメリ)」と呼ばれています。

 こうして3代目が作ったレース人気と、自身のCM人気によって4代目は販売台数を大きく伸ばし、「スカイライン」史上最多となる約66万台(資料によっては約64万台)という大ヒットを記録しました。

 今回の投票では、序盤は3代目に離されていたのですが、徐々に肉薄。最終的には5代目と共に26%の票を獲得して、同着2位となりました^^。

同着2位のもう1台は、”日本らしさ”をアピールした5代目C210型「ジャパン」(得票26%)

5代目C210型のマイナーチェンジモデルの、C211型「スカイライン 2000GT-E・L」1980年式。「NISSAN MOTORSPORTS EXHIBITION 2007」にて撮影。

 大ヒットした4代目のあとを受け、1977年8月に登場したのが5代目C210型です。広告キャンペーンとして、”日本の風土が生んだ日本の名車”という意味が込められたのキャッチフレーズ「SKYLINE JAPAN」が使われ、それが愛称の「ジャパン」となりました。

 当初、4代目を踏襲する外見イメージだったのですが、1979年のビッグマイナーチェンジでフロントのデザインを大きく変更。丸目4灯から、画像の角型異形2灯へと変更されました。また5代目のトピックとしては、主力グレードの「2000GT」シリーズに、「スカイライン」初のターボモデルが追加されたことがあります。ターボモデルは国産ターボ車ブームの火付け役になったといわれています。

 投票ではスタート時こそ4位だったのですが、その後、急加速で票を伸ばし、最終的には1位も狙える同着2位となりました^^。

4位は、ちょっと怖いイメージ!? 6代目R30型の後期モデル「鉄仮面」(得票19%)

6代目の後期モデルの1車種である、「スカイライン セダン 2000ターボ インタークーラー RS・X」(KDR30型)1984年式。「NISSAN MOTORSPORTS EXHIBITION 2007」にて撮影。

 1981年8月に登場した6代目R30型は当初、CMキャラクターとして俳優の故ポール・ニューマンを起用したことから、「ニューマン・スカイライン」の愛称で呼ばれました。そして1983年8月にマイナーチェンジが行われ、後期モデルに。横桟(よこざん)型グリルからグリルレスになり、ヘッドランプも細目になるなど、フロント部分のデザインが大きく変わったことから、「鉄仮面」という新たな愛称で呼ばれるようになったのです。前後期で愛称が異なるのが6代目の大きな特徴です。

 6代目では4バルブの4気筒DOHCエンジン「FJ20型」に、ターボを装着した最上位グレード「ターボRS」(※2)が1983年2月に追加されたことも、大きな話題となりました。前期モデルの「ターボRS」は、往年のアクションドラマ「西部警察」で活躍したスーパーパトカー「マシンRS1~3号車」のベース車両となったこともあり、今でもファンの多いグレードです。

 今回の投票では前半は健闘していたのですが、後半に失速してしまい、4位に終わってしまいました。

※2 別記事『伝説のアクションドラマが蘇る! 日産「スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS」』で紹介

【2月16日〆切・実施中アンケート】どの三輪車が好きですか?

(左上)ダイハツ「ミゼット」。(右上)マツダ「K360」。(左下)ダイハツ「三輪トラック」。(右下)三菱「レオ」。

 今回は往年の「オート三輪」が題材です。ダイハツの「ミゼット」と「三輪トラック」、マツダの「K360」、三菱の「レオ」をチョイスしてみました。みなさんはどれが好きですか? 奮って投票してくださいね^^!

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