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クルマ最終更新日:2019.02.08 公開日:2019.02.08

「Z(Z360)」や「ビート」など! 2月4日・旧車アンケート結果「復活してほしいホンダの軽自動車は?」【クルマ好き4択】

メイトパークの公式Twitterで実施中のアンケート企画「クルマ好き4択」。今回のアンケート内容は「復活してほしいホンダの軽自動車は?」です。その結果ははたして?

 今回は、アンケート「復活してほしいクルマ」シリーズのホンダ・軽自動車編。車種は、「Z(Z360)」、「トゥデイ」、「ビート」、「ライフ」を選んでみました。

 これまでの投票でスポーツカーが強いことから、今回の1位は「ビート」と予想しました。しかし、「Z」も「トゥデイ」も「ライフ」も現在でも乗り続けているオーナーがいるなど、愛されている車種。どれが票を伸ばしたのでしょうか?

 投票が始まると、序盤は接戦の展開。しかし時間が経つごとに少しずつ差がついていきました。結果、37%を獲得したスポーツタイプの「Z」が1位となりました! 今回も172票という多くの投票をいただき、ありがとうございましたm(__)m。

1位は、ユニークなスタイリングが特徴の「Z」!(得票37%)

 初代「Z」は1970年10月に登場し、1974年10月までフルモデルチェンジすることなく生産されました。現代にはないユニークなスタイリングのため、懐かしく思う方も多いことでしょう。初代「Z」については、1973年式「GSS」グレードを別記事『あだ名は「水中メガネ」! ホンダ「Z360」、実は今年で生誕50周年。でも、まだまだ元気に走ってます』で紹介しました^^。

 その後、1998年になって大きくコンセプトを変えて2代目として復活し、2002年まで生産されました。2代目も軽自動車ではあるのですが、まったく異なるキャラクターでした。現在、ホンダの軽自動車といえば、「N-BOX」を中心とする21世紀の新「N」シリーズの販売が好調ですが、そのスポーツタイプとして「Z」の復活はないものでしょうか?

ホンダ Z360|honda z 360

ホンダ「Z」。この時代の軽自動車の排気量は360ccであったことから、「Z360」とも呼ばれている。正確には、660cc時代になってから復活した2代目「Z」や、日産「フェアレディZ」と区別しやすくすることを目的として後からつけられた愛称のようだが、現在では正式名称に近い形で扱われている。「お台場旧車天国2017」にて撮影。

ホンダ Z(2代目)|honda z 2nd

2代目「Z」。軽自動車であり、2ドアであることなどは共通だが、四輪駆動車であり、エンジンを床下ミッドシップに配置しているなど、クルマとしてのキャラクターがまったく異なっていた。しかし、「走ることの楽しみ」を追求していたのは初代も2代目も同じだった。

2位は、90年代の軽スポーツを代表する1車種「ビート」(得票29%)

 そして2位となったのが「ビート」でした。1991年5月に登場し、1996年までフルモデルチェンジすることなく生産されました。車名こそ継承していないのですが、現行車種にも同じコンセプトの軽スポーツカー「S660」が2015年から販売されています(2シーター、オープントップ、リア・ミッドシップ、後輪駆動など)というそのため、「生産終了していない」という見方もあるでしょう。

ホンダ ビート|honda beat

「ビート」。全長3295×全幅1395×全高1175mmと、実にコンパクト。ホンダのオープンスポーツの系譜は、同社初の乗用車でもある「S500」まで遡ることが可能だ。ただし、当時の規格で軽自動車は360cc以下なので、「S500」は普通車だった。

ホンダ S660|honda s660

現行のオープンタイプの軽スポーツカー「S660」(2015年に登場)。「S500」など初期のスポーツカーSシリーズから、「ビート」を経て「S660」まで、同じ流れの中にあるのがわかる。

ホンダ S500|honda s500

「S500」。ホンダ初の乗用車として、1963年10月に登場。この後、Sシリーズは「S600」、「S800」と排気量をアップしていった。「S600」と「S800」については、別記事『【トヨタ博物館 クラシックカー・フェス 2018】(4)1960年代後編は、ホンダ「S800」やいすゞ「ベレット 1600GT」など国産の名車を集めてみた!』で紹介した。「JCCA ニューイヤーミーティング ファイナル」にて撮影。

3位は、最初は商用車として登場した「トゥデイ」(得票22%)

 3位は「トゥデイ」。ホンダは、1967年3月登場に登場した軽乗用車「N360」が生産開始から3年7か月で累計100万台を達成するなど、大ヒット。当時の軽自動車市場の地図を塗り替えました。しかし、諸般の事情から1974年10月をもって軽自動車市場から一時撤退します。そして11年後の1985年9月に、復活の軽自動車第1号として登場したのが「トゥデイ」でした。

 当初「トゥデイ」は商用車としてスタートし、1988年のマイナーチェンジにおいて乗用車を追加。その後、1998年まで2代にわたって生産されました。今回は投票開始間もない時点では「Z」や「ビート」と接戦を展開していましたが、徐々に離されてしまい、最終的には3位で終わりました。

ホンダ トゥデイ(初代)|honda today 1st

当初は商用車として登場した初代「トゥデイ」。ホンダの往年の名車「シティ」に通じるデザインだ。シティの方が4年ほど早く、1981年に登場している。

ホンダ シティ(初代)|honda city 1st

名車「シティ」。CMではノリのいいマッドネスの曲「シティ・イン・シティ」が起用され、原曲からアレンジして「ホンダホンダホンダホンダ…」と合いの手が入っているなど、耳に残る内容が人気を博した。ビジュアル的にもムカデダンスが好評で、人気の要因となった。

ホンダ N360|honda n360

「トゥデイ」のルーツともいえる、ホンダ初の軽4輪乗用車「N360」(画像は「N360S」)。「N360」については、別記事『欠点も魅力のうちの痛快車。ホンダN360【元自動車メーカーエンジニアが選んだ 哲学が感じられる名車たち】』に詳しい。

4位は、人々の生活を長く支えてきた実用車「ライフ」(得票11%)

 4位は「ライフ」。初代は「N360」の後継モデルとして1971年5月に登場し、初代「Z」と共に1974年10月に生産を終了しました。そして2代目は1997年4月に復活。この時は、2代目「Z」と共にホンダのスモールカーコンセプト「Kムーバー」シリーズの1車種として開発されました。初代も2代目も、人々の生活を支えるための実用性を重視されていたのが「ライフ」でした。今回はあまり票を伸ばせませんでしたが、2014年5月まで通算で5代が生産された人気車種でした。

ホンダ ライフ(初代) 1971年式|honda life 1st 1971

初代「ライフ」。初代は「N360」の後継モデルとして登場した。フルモデルチェンジすることなく、ホンダがすべての軽自動車の生産を一時休止した1974年10月に終了となった。その後、1997年になって復活しホンダの軽自動車の主力として活躍したが、「N-BOX」など、現行の新「N」シリーズにバトンタッチする形で2014年5月に5代目の生産終了をもって過去の車種となった。「お台場旧車天国2018」にて撮影。

初代「ライフ」の派生車種のひとつで、1972年9月に登場した「ライフ ステップバン」。「ライフ」の駆動系と足回りを備え、居住性と大きなラゲッジスペースを確保した2BOXスタイルの車種。「ライフ」とはホイールベースも同じだった。「お台場旧車天国2018」にて撮影。

【2月11日〆切アンケート】日産「スカイライン」3~6代目の愛称、どれが好き?

 現在実施中のアンケートは、これまた新企画の「クルマの愛称」について。今回取り上げたクルマは、日産「スカイライン」。歴代13車種のすべてに愛称があるわけではないのですが、今回は3代目の「ハコスカ」、4代目の「ケンメリ」、5代目の「ジャパン」、6代目後期の「鉄仮面」を取り上げます。あなたは、どの愛称が好きですか?

日産 スカイライン(3~6代目)|nissan skyline 3rd-6th

(左上)3代目、C10型。ハコ型の「スカイライン」であることから「ハコスカ」と呼ばれた。(右上)4代目、C110型の「ケンメリ」。CM曲「ケンとメリー~愛と嵐のように~」に由来する愛称。(左下)5代目、C210型の「ジャパン」。”日本の風土が生んだ日本の名車”という自負が込められたメッセージ「SKYLINE JAPAN」に由来。(右下)6代目、R30型の後期モデル。マイナーチェンジでフロント部分のデザインが変更。グリルレスになり、その風貌から「鉄仮面」と呼ばれた。

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