2016年06月13日 12:40 掲載

ニッポンの皆の衆 あるゆずの村。土佐・北川村の物語
文=中丸謙一朗


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イラスト=渡辺コージ

 全国各地「ニッポンの皆の衆」の物語。第11回は、土佐の高知の、ある村のお話である。

 国をあげての「観光立国」の掛け声も勇ましく、日本への観光客数は年間2000万人に迫る勢い。いまや日本各地どこへ行っても、外国人観光客の姿を見かけるほどになっている。

 政府は訪日観光客数の目標を4000万人(2020年)にまで増やすことを発表。浅草、渋谷、京都、大阪などの有名観光地だけではなく、国内外からの「景気のいい」お客さんを呼び寄せるために、全国約1700の地方自治体同士が、仁義なき誘致合戦を繰り広げる、そんな「観光地大競争時代」に突入しそうな情勢である。

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