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最終更新日:2023.07.06 公開日:2021.06.28

【フリフリ人生相談】地元に住みたい

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40代の男です。

結婚して妻の実家のそばに住んでいるのですが、
最近、自分が育った街に戻りたいと思っています。
自分の実家はすでにないのですが、
数年前の同窓会で旧友たちの多くが地元に残っていると知り、
自分も住みたいという思いが強くなりました。
妻にどう切り出せばよいでしょうか?


恵子

やめなさい

女の立場で言うと、
「やめなさい」しか言葉がありません。

まず、すでに実家はないってことは、
ご両親がいないということですよね。
実家はないけど、
旧友たちが多く残っている地元に魅力を感じる、と。
でも、それって、
同窓会で久しぶりに会ったからではないですか。

地元の旧友くらいアテにならず、
場合によってはうざいものはないです。
地元に残っていると、
知らず知らずのうちに、
関係性が閉鎖的になっているものです。
あなたは、一度は故郷から出た人。
その人が帰ってきたからといって、
もう昔のような関係には戻れません。
数年もすれば、
学生時代のことを知ってるからこそ、
互いに面倒くさいと思うようになるはずです。

そして、奥さんの立場からすると、
あなたの地元はアウェイもいいところ。
知らない場所で、
知らない人にかこまれて、
しかも、表面上は、
みょうに旦那と仲がいい「悪友」たちばかり。

地元で暮らしはじめてからの
あなたの変化は、すべて、
その悪友たちのせいではないか、と、
奥さんは思うはずです。
(っていうか、そう思うしかない)。

いいことがひとつもありません。
現在、奥さんの実家の近くに住んでいるなら、
その奥さんを説得するなんてことは、
まず不可能ですね。

あきらめましょう。

他の人のアドバイスも聞きたい

バンジョー

天空


天空

メリットを積み上げる

これはもう、仕事のプレゼンといっしょで、
「地元に戻るメリット」を積み上げて、
正攻法で説得するしかないんじゃないか?

住みやすさ、
家賃をふくめた生活費、
仕事のこと、
将来設計、
子どもがいる場合の教育環境、
などなど、
どんな方面から突っこまれても
完璧に論破できるように準備する。

でも、大切なことは、
地元の友人たちに頼るような内容は、
奥さんを不安がらせるだけで、
メリットとしては使えないって点だね。

友人が仕事を紹介してくれるとか、
友人たちがクライアントになってくれるとか、
なんていうのは、すべてダメ。
まったくアテにしてはいけない。
これは「人生の常識」というべき法則。

「地元の友だち」がメリットとして使えないとすると、
よくよく考えてみると、
住むべき場所は、
あなたの地元ではないかもしれないね。

コロナ禍で、いろんな人が、
仕事のこと、住む場所について考えている。
というなかで、
「自分たちがどこで生活するか」ということについて、
奥さんと話し合うのはいいことだ。

だから、改めてまっさらな気持ちで、
奥さんとそういう話をしてみればいい。

あなたの地元も候補に入れて、
ふたりが住んでないところも想像しつつ、
ライフプランを練るっていうのは、
悪くないと思う。
今回の「お悩み」が、
夫婦のそういう会話のきっかけになると、
いいんじゃないかな。

他の人のアドバイスも聞きたい

恵子

バンジョー


バンジョー

これからは、ノマドでしょ?

こういう時代に、
どうして「住む場所」を
ひとつに決めようとするのかなぁ。
その考えかたが間違っていると思うよ。

奥さんの実家の近くに住まいがあるなら、
そこを拠点にして、
あちこちに行ってみればいいのに。

自分の地元で生活したいなら、
半年とか1年とか区切って試してみればいい。
奥さんに拒否されたら、
ひとりで住んでみるのも手だよね。
そうすると、
いろんなことが見えてくるはずでしょ?
そのうえで、
改めて、奥さんと話し合ってみればいい。

「ここに住む」と決めてしまうんじゃなくて、
いろんな場所を転々としながら、
いろんな人とかかわって、
いろなな生活を体験して、
そのうえで、見えてくるものがあるはずだよ。

コロナ禍のリモートなどの生活の変化で、
そういう人生もリアルにアリってことが、
わかったんじゃない?

そういう方向で奥さんとは話せば、
彼女なりの考えも聞けると思うし、、
新しい人生設計が見つかるよ、きっと。

他の人のアドバイスも聞きたい

恵子

天空


ライター・松尾の右往左往

今回の回答は、
三者三様ですが、
それぞれ納得できることがあって、
よかったと思います。

恵子と天空が言うように、
地元の友だちはアテにはなりません。
同窓会のときには、
「おお、戻ってこいよ、
仕事なんて、いくらでもあるから」
みたいなことを言っちゃうんですよ。
でも、それを信じてはいけません。
これはもう、
天空が言うように「人生の常識」ですね。
そして、また、
アテにされる友人たちも迷惑でしょうし。
「あちゃあ、あいつ、
本気にして帰ってきちゃったよ」
ってなるんです。

だから、地元のことは置いて、
改めて、どこに住むか、
いろいろと奥さんと話し合うっていうのが、
正解だと思いますよ。

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