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最終更新日:2024.07.30 公開日:2024.07.29

青空のもと、アートを楽しもう! 彫刻の森美術館、開館55周年記念「舟越桂 森へ行く日」【新着ドライブスポット】

夏は開放的な外でアートを楽しみたい。そこでおすすめしたいのが、開館55周年を迎えた彫刻の森美術館で開催される展覧会「舟越桂 森へ行く日」。故・⾈越桂が⽣涯を通じて⼈間とは何かを問い続けた作品の変遷とその創作の源となる視線に迫る本展は圧巻だ。

文=山本真由

⼈間とは何か

《樹の⽔の⾳》2019年 楠に彩⾊、⼤理⽯ 93×46.5×31cm ⻄村画廊蔵 Photo: 岡野圭 © Katsura Funakoshi Courtesy of Nishimura Gallery

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自然の中で人々と芸術が交流する場として誕生した、日本で初めての野外彫刻美術館である神奈川・箱根「彫刻の森美術館」。2024年7⽉26⽇(⾦)〜11⽉4⽇(⽉・休)、美術館の開館55周年を記念した展覧会「⾈越桂 森へ行く日」を開催する。

2023年3⽉、彫刻家の⾈越桂⽒に依頼したことから同展の企画が始まり準備が進められてきたが、2024年3月29日に⾈越桂⽒が逝去。「⾈越桂 森へ行く日」は、最期までこの展覧会の実現を望み、励んできた作家本人の意思と、遺族の意向を尊重し開催されることとなった。

《「私は街を⾶ぶ」のためのドローイング》2022年 紙に鉛筆、オイルスティック、オイルパステル 41×33cm Photo: 後藤 渉

遠くを⾒つめるまなざしを持った静かな佇まいの⼈物像で知られる彫刻家⾈越桂。本展は、⽣涯を通じて“⼈間とは何か”を問い続けた彼の作品の変遷とその創作の源となる視線に迫る。

本展は、「僕が気に入っている」「人間とは何か」「心象人物」「『おもちゃのいいわけ』のための部屋」と、4つのテーマに分けて構成。⽇々の創作活動を垣間みることのできるデッサンやメモから、さまざまな彫刻作品まで。⾈越桂⽒の表現の全てを堪能してほしい。

《遠い⼿のスフィンクス》2006年 楠に彩⾊、⼤理⽯、⾰、鉄  110×90×40.5 cm ⾼橋⿓太郎コレクション蔵 Photo: 内⽥芳孝 © Katsura Funakoshi Courtesy of Nishimura Gallery

「遠い⽬の⼈がいる。⾃分の中を⾒つめているような遠い⽬をしている⼈がときどきいる。もっとも遠いものとは、⾃分⾃⾝なのかもしれない。世界を知ることとは、⾃分⾃⾝を知ることという⼀節を思い出す。私が感じている⼈間の姿を代表し、象徴してくれるような個⼈に出会った時、私はその⼈の像を作ってみたいと思う」(⾈越桂の創作メモより)

INFORMATION
彫刻の森美術館 開館55周年記念「⾈越桂 森へ⾏く⽇」
会期:2024 年7 ⽉26 ⽇(⾦)〜11 ⽉4 ⽇(⽉・休)
会場:彫刻の森美術館本館ギャラリー
開館時間:9:00〜17:00(⼊館は閉館の30分前まで)
料⾦:⼤⼈2,000 円、⼤学・⾼校⽣1,600 円、中学・⼩学⽣800 円、未就学児無料
※Webチケット割引、団体割引、障害者割引あり ※学⽣の⽅は証明書をご提⽰ください
休館⽇:なし(年中無休)
出品点数:⽴体22点、平⾯35点、資料展⽰

https://www.hakone-oam.or.jp
特設サイト https://www.hakone-oam.or.jp/specials/2024/katsurafunakoshi/

◉読者プレゼント
「舟越桂 森へ行く日」ペアご招待チケット
当選者数:5組10名さま
応募締め切り:2024年9月1日(日)23:59

以下の応募フォームよりご応募ください。
https://forms.gle/zDXG6Kx3nSC8pP8M7

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