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ライフスタイル最終更新日:2023.06.14 公開日:2023.04.21

発売前のホンダ軽EVを投入し、ヤマト運輸がEVを使った集配を検証

本田技研工業株式会社(ホンダ)とヤマト運輸株式会社( ヤマト運輸)は、ホンダが2024年春に発売を予定している新型軽商用BEVを使って、集配業務の実用性検証を行うという。まだ発表前のBEVを使ってのクロネコEVがどのように検証されるのか、具体的にみてみよう。

文=くるくら編集部

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環境配慮を前面に掲げる両社が手を組んだ

実用性の検証で使用するテスト用車両|Hondaとヤマト運輸が新型軽商用EVの集配業務における実用性を検証#01

実用性の検証で使用するテスト車両

 両社は、どちらも2050年にカーボンニュートラルを目指す、環境への配慮を前面に打ち出している企業だ。その2社がBEV(電池のみで走る電気自動車)でタッグを組んだ。

ホンダは、同社が関わる全ての製品と企業活動を通じた2050年のカーボンニュートラルの実現を目指している。日本市場においては、生活に身近な軽自動車の領域から、EVの普及に向けた取り組みを進めている。

一方、ヤマトグループは、「2050年温室効果ガス自社排出量実質ゼロ」および「2030年温室効果ガス排出量48%削減(2020年度比)」の実現に向けた主要施策の一つとして、2030年までにEV 20,000台の導入を目標に掲げている。小型トラックを中心にEVの導入を進めるなど、サステナブルな物流の実現に向けた各取り組みを進めている。

発売前の新型軽商用EVを活用予定

両社は、ホンダが2024年春に発売を予定している新型軽商用EVを活用し、環境負荷の軽減具合や集配業務における実用性、充電管理を始めとする各種基礎データなどをチェックするため、2023年6月から検証を実施する予定だ。

発売前ながらも検証に投入される新型軽商用EVは、軽商用バン「N-VAN(エヌバン)」をベースにしたもので、小型モバイル冷凍機「D-mobico」を荷室に2台搭載し、冷蔵・冷凍品の配送にも対応する。この「D-mobico」はヤマト運輸が導入を進めているもので、モバイルバッテリーで駆動してドライアイスを使用しないため、環境に配慮した配送を実現できるという。

具体的な検証内容は以下のとおりだが、今回の実用性の検証のほかにも、冬季の集配業務を想定した、外気温が氷点下になる寒冷地での充電・走行テストなども実施し、より実用性の高い軽商用EVの開発・普及を目指すという。

具体的な検証内容

■期間:2023年6月1日~8月31日

■車両台数:3台

■実施エリア:

  • ヤマト運輸 中野営業所(東京都杉並区)→配送荷物が多く乗り降りの機会が多い東京23区エリア
  • ヤマト運輸 宇都宮清原営業所(栃木県宇都宮市)→1度の配送における走行距離が比較的長い栃木エリア
  • ヤマト運輸 神戸須磨営業所(兵庫県神戸市)→坂が多くアップダウンのある兵庫エリア

■検証内容

  1. 環境負荷軽減効果の検証
  2. 集配業務における実用性や車両性能の検証
    ・車両の使い勝手や、航続可能距離など、EVならではの実用性の検証
    ・ドアの開け閉めや、乗り降りが多い集配業務を通じた車両の耐久性の検証
    ・さまざまな特徴を持つエリアでの車両性能の検証
  3. EV運用における各種基礎データの取得・検証
    ・日々の集配業務における車速
    ・アクセルやブレーキなどドライバーの運転操作
    ・空調による電力消費量、走行後の充電量や充電時間帯などの各種基礎データ
    ・複数台のEV運用を想定した充電オペレーションとエネルギーマネジメントの検証
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