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道路・交通最終更新日:2023.06.19 公開日:2019.09.20

山手線・京浜東北線、11月16日の運休時間帯や区間はこちら。

JR東日本は、新駅「高輪ゲートウェイ駅」の2020年開業に向けた線路切替工事に伴い、山手線と京浜東北線で品川駅を中心とした区間運休や始発・終着駅の変更を11月16日(土)に実施する。工事概要と当日の運行時間を紹介しよう。

山手線、京浜東北線の工事概要

山手線|京浜東北線|線路切替工事|工事中の高輪ゲートウェイ駅

工事中の高輪ゲートウェイ駅(2019年4月撮影)。© yu_arakawa – stock.adobe.com

 線路切替工事は、11月15日(金)の終電後~11月17日(日)の初電にかけて実施される予定。これに伴い、品川駅の4番線が新たに京浜東北線(大宮方面)のホームとなり、現在使用している3番線が使用停止になるという。

山手線|京浜東北線|線路切替工事概要図|11月16日|

JR東日本提供(文字の大きさを一部調整)。

 品川駅での線路切替工事は上図の通り。青い線で示した新しい線路は事前施工なので、運休日当日にはすでに施工済み。丸囲みの赤い点線の部分を施工するために運休が必要となる。赤丸で示した切替箇所①と切替箇所②の中間地点が高輪ゲートウェイ駅のホームとなる。なお、山手線の運休を伴う工事はJR東日本発足後初となるという。

11月16日(土)初電~16時頃までの運行計画

山手線|京浜東北線|線路切替工事|11月16日初電~16時までの運転計画図|

上図は、11月16日(土)の初電~16時頃までの運行計画を示している。赤いバツの区間が運休、赤い矢印部分で折り返し運転が実施される。この時間帯が最も運休区間が多いので、いつもより時間に余裕をもって出掛けた方がいいだろう。各路線の運行計画は以下の通り。

【山手線】
・大崎~東京~上野間は運休。
・大崎~新宿~上野間で折り返し運転を実施。運転本数は通常の7割程度。

【京浜東北線】
・田町~品川間は運休とともに快速運転を中止。
・田町駅で大宮方面に折り返し運転を実施。運転本数は通常通り。
※田町~東十条間は15時~15時20分頃に一時運転見合わせ。
・品川駅で大船方面に折り返し運転を実施。品川~蒲田間は通常の8割程度の運転本数。

【上野東京ライン】
・品川~上野間で増発(1時間に1~5本程度)。
※4時40分頃から品川~上野間で増発。

【埼京線】
・大崎(新木場)~赤羽間で増発(1時間に1~2本程度)。

【りんかい線】
・4時30分頃~6時頃まで東京テレポート~大崎間で増発。
・10時頃~16時頃まで新木場~大崎(赤羽)間で増発。

11月16日(土)16時頃~終電までの運行計画

山手線|京浜東北線|線路切替工事|11月16日16時~終電までの運転計画図|

上図は、11月16日(土)16時頃~終電までの運行計画を示している。この時間帯になると、山手線の工事は完了。運休区間は京浜東北線の品川~田町間のみとなる。

【山手線】
・16時~18時頃は通常の7割程度の運転本数。
・18時以降は通常の運転本数。

【京浜東北線】
・品川~田町間運休。
・田町と東十条で大宮方面に折返し運転(田町~東十条間は通常の5割程度の運転本数)
・品川で大船方面に折返し運転(品川~蒲田間は通常の8割程度の運転本数)

振り替え輸送や工事の延期はあり得るのか?

山手線|京浜東北線|線路切替工事|山手線の車両

山手線の車両「E235系」。© 映彦 松葉 – stock.adobe.com

 当日は、東京メトロ、都営地下鉄、りんかい線、東急線、京急線の各全線で振替輸送が実施される。振替輸送を利用の際は、定期券・乗車券(きっぷ)・回数券が必要で、IC乗車券のチャージ残額では利用できないので注意が必要だ。

なお、台風による暴風雨などの悪天候ややむを得ない事情により工事が実施できない場合は、12月13日(金)~15日(日)の日程に延期するという。

JR東日本によると、高輪ゲートウェイ駅は2020年春ごろの開業予定。今回の工事で使用停止となる品川駅3番線は、現3・4番線ホームの拡幅スペースになり、2022年ごろに京浜東北線北行(大宮方面)と山手線外回り(渋谷、新宿方面)が同一ホームで乗り換え可能になる計画だという。

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