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道路・交通2018.12.07

懐かしの劇中レプリカ車「ポインター」や「K-100」ほか5車種紹介【お台場旧車天国2018(3)】

約700台の2輪・4輪の旧車が集合した国内最大級の旧車イベント「お台場旧車天国」。 そのリポート第3弾は、国内外の特撮ドラマやアニメなどで活躍したクルマ・バイクのレプリカ車をピックアップ!

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 11月18日に開催された国内最大級の旧車イベント「お台場旧車天国」。懐かしの大衆車に始まり、スーパーカー、クラシックカー、幻の名車、改造車、さらには珍車に迷車まで、日本中から2輪・4輪の旧車約700台が集合した。

 そのリポート第3弾は、国内外の特撮ドラマやアニメなどで活躍したクルマ・バイクのレプリカ車を紹介する。

【お台場旧車天国2018レポート一覧】

第1弾:これらを見たら運気が上がる!? バブルカーや黎明期の軽4輪など、マニアも驚くクルマをピックアップ!
第2弾:「ミゼット」や「ホープスター」など、3輪車を集めてみた!
第4弾:第2次大戦やベトナム戦争時代の軍用車両のゴツさと、日米警察車両のレプリカ車の熱いこだわり!

第5弾:戦闘機型バイクに軽「カウンタック」!? 思わず目が点になるスゴイのを集めてみた!

50年もののビンテージ! ウルトラ警備隊の「ポインター」

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円谷プロの特撮ヒーローシリーズ第2弾『ウルトラセブン』に登場する、ウルトラ警備隊の専用車両「ポインター」のレプリカ車。TDFとは、ウルトラ警備隊が所属する「Terra Defense Force(地球防衛軍)」の略。「ポインター」は劇中で同時に2台が出てきたこともあり、「PO-1」は1号車を意味する。ちなみにヘッドランプ下のマシンガンは紙製で、当たり前だが公道を走行中は外している。

 円谷プロの特撮ヒーローシリーズの第2弾で、シリーズ中最高傑作と名高い『ウルトラセブン』(1967~68年)。その地球防衛組織である”地球防衛軍”の精鋭部隊である”ウルトラ警備隊”に所属する専用の戦闘車両がこの「ポインター」だ。ウルトラセブンに変身する主人公のモロボシ・ダン隊員(演:森次浩司)らが搭乗し、今もってウルトラシリーズの防衛隊の専用車両の中で「最もカッコイイ」という支持も多く、高い人気を誇る1台である。

 撮影用の車両は、クライスラー製「インペリアル(クラウン)」1957年式がベースとされ、この白井康史氏のレプリカ車も同車をベースにしている。車検を通すために後方のテールフィンなどを短くしているが、それ以外は忠実に再現したという。

 番組放映開始時期は1967年で、かつては「ポインター」のレプリカ車は国内に複数台存在したらしい。しかし白井氏によれば、最近ではさまざまなイベントに参加しても見かけることがないため、現在公道走行可能な車両はこの1台のみではないかという。

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白井氏の「ポインター」の後方からのショット。8月にお台場で開催された、アメ車の祭典「スーパーアメリカンフェスティバル2018」で撮影。「ポインター」は後方視界がほぼないに等しく、バックが大変なのはファンの間で有名な話。垂直および水平に延びるフィンが実際に劇中で使用された車両はもっと長いが、車検を通せる範囲内の長さとなっている。

線路がなくても走れる6輪機関車「K-100」もやってきた!

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当時のSLブームもあって番組は人気を博し、放映期間は半年から1年間に延長され、まさに日本を縦断してのロケが行われたという「走れ! K-100」。そのレプリカ車も登場した。

 道路を走れるよう改造された6輪機関車「K-100」に乗って、「K-100」のかつての機関士だった老人に再会させるべく、主人公の伊賀山紋太(演:大野しげひさ)が鹿児島から北海道の夕張まで全国を旅して回ったロードムービー型の子ども向けドラマ『走れ!K-100』(1973~74年)。劇中車は、水陸両用の機関車をベースに開発されたという。

 今回の「K-100」は、すでに生産が終了している米国製の水陸両用車「MAX」をベースに製作したレプリカ車。劇中で道路だけでなく、階段を上ったり水上を走ったりと、そののんびりとした外見からは想像がつかない走破力を発揮したことから、レプリカ車も徹底して製作された。

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「K-100」を後方から。

「ナイト2000」軍団参上! コックピットの再現度がすごい

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フォンフォーン×3、「何ですか、マイケル?」×3とレーザースキャナーの効果音とK.I.T.Tの音声が多重で聞こえてきそうな「ナイト2000」軍団。

 日本で最もヒットした海外ドラマといわれる1980年代に大ヒットした「ナイトライダー」(1982~86)。AI「k.I.T.T.(キット)」搭載のドリームマシン「ナイト2000」の劇中車のベースは、GMのミドルレンジのブランドであるポンティアックの「ファイヤーバード・トランザム」の3代目の1982年式だ。今年は3台の「ナイト2000」が並んでいた。

 今回はコックピット内も徹底的にレプリカした1台を見せてもらった。スイッチ類はすべてではないが、一部は機能がちゃんとあるという。

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「ナイト2000」のレプリカ車のコックピット。ステアリング上部には、AI「K.I.T.T.」の音声インジケータもある。

→ 次ページ:
続いてはバイク+α!

「サイドマシン」にキカイダーが搭乗! スーツも特注で左右が赤青

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1970年代の特撮ヒーローものの傑作「キカイダー」。水中走行も可能なスーパーマシンである「サイドマシン」のレプリカ車。キカイダー仕様の特注ライダースーツ(グローブとブーツも)&ヘルメットでまたがっているのは、完全ハンドメイドでこの「サイドマシン」を製作した黒澤竜治氏。

 別記事『「ナイト2000」に「サイドマシン」に「マットビハイクル」! かつて映画やTVで見たあのクルマたちを集めてみた!!』でも掲載した「サイドマシン」。

 原作・石ノ森章太郎、制作・東映による、1970年代特撮TVドラマの傑作のひとつである「人造人間キカイダー」(1972~73年)において、主人公のジロー=キカイダー(演:伴大介)が搭乗したサイドカー付きのスーパーマシンだ。劇中では、カワサキの名車「マッハIII500」をベースに開発されたレース専用マシン「マッハIII500 GTスペシャルサイドカー」を黄色くリペイントして使用された。

 この「サイドマシン」は、黒澤竜治氏が立ち上げた「サイドマシンプロジェクト」において、完全ハンドメイドで製作された、フルアルミボディ製レプリカ車。今年は、黒澤氏が自らキカイダー仕様の特注ライダースーツを着用して乗り込み、多くの来場者の撮影要望に応えていた。

 ちなみにライダースーツの左半身の赤は悪を、右半身の青は正義を表す。キカイダーは、人の心に近い「良心回路」を持つが、不完全なために形状も左右非対称で色も赤と青と異なるデザインが特徴なのだ。

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反対サイドからのキカイダーと「サイドマシン」。ヒザを折り曲げて乗る「ニーラー」といわれる車高が低いバイクである。悪を表す左半身の赤側は、ヘルメットも原作通りにメカが透けて見えているように描き込まれている。♪正義と悪との青と赤~。

2019年の東京を走るならこれ! 「AKIRA」の金田のEVバイク

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「AKIRA」の劇中で、主人公の金田が愛用したEVバイク。貼られているステッカーまで完全再現されている。マンガでの活躍はコミックス1巻が中心だが、アニメでは金田の相棒として全編通して活躍した。

 「AKIRA」といえば、大友克洋原作の世界的な知名度を有するSFマンガ・アニメ(マンガ連載は1982~1990年、アニメの劇場公開は1988年)。劇中で主人公の”健康優良不良少年”金田が乗っていたEVバイクのレプリカ車も展示されていた。

 劇中の舞台は2019年のネオ東京(80年代に核兵器を用いた第3次世界大戦が勃発してから復興している最中で、2020年に東京オリンピックが開催されるという設定)で、バイクはEVが主流。劇中ではあまりメカニカルな設定は語られないのだが、常温超電導発電機を搭載していて、二輪駆動とされている。

 今回のレプリカ車については残念ながら資料がない上に、オーナーにも話を聞けなかったため、ベース車両などの情報は一切不明だ。

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金田のEVバイクを後方から。この金田のバイクはカリスマ的な人気があり、日本各所でレプリカ車が作られている模様。

「アンパンマン」がモチーフのスズキ「エブリイ」

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ボディカラーも見事な「アンパンマン」をモチーフとしたスズキ「エブリイ」(2002年式)。車内には「アンパンマン」のぬいぐるみであふれていた。

 最後に紹介するのは、2002(平成14)年式のスズキ「エブリイ」をベースに、「アンパンマン」をモチーフにした1台。ボディカラーが見事にアンパンマンカラーの茶色(アンパンマンブラウン?)となっており、フロント部分の頬や鼻を模したトリムの造形と塗装も見事で、とてもおいしそうな1台である。

2018年12月6日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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