伝説のボンドカー、アストンマーティンの「DB5」が復活!
英アストンマーティンは8月20日、映画「007ゴールドフィンガー」(1964年)の劇中車「DB5」を25台限定で再生産すると発表した。
007ジェームズ・ボンドとアストンマーティンは切っても切れない関係だ。同社のDB5はもっとも有名な”ボンドカー”として名高く、007シリーズでは同作のほかに、「サンダボール作戦」(65年)や「トゥモロー・ネバー・ダイ」(97年)、「スカイフォール」(12年)など新旧合わせて6作品に登場している。
「ゴールドフィンガー」の劇中車は64年式のDB5をベースに、ニューポートパグネルにあるファクトリーで製作された。その特別仕様車は銃やオイル・煙幕の散布装置などのさまざまなギミックを搭載してジェームズ・ボンドの活躍を支えたのだ。
ベースのDB5は直列6気筒4000ccエンジンを搭載し、最高速度230km/h超を謳っていた。多くの日本車が時速100km/h超がやっとだった時代に破格の性能を誇ったわけだ。
今回再生産されるボンドカーは、オリジナルと同じ工場で生産される。ボンドカーのギミックとして最も有名な(?)回転式ナンバープレートが装着される。公道走行は不可。なお同社日本広報によると、基本的に国内ディーラーでの取り扱いはなく、購入は製造元のアストンマーティンワークスとの直接取引となる見込みだ。価格は2308000ポンド(8/22現在3.2億円超)で、顧客へのデリバリーは20年に開始される予定。コレクター垂涎の車となりそうだ。