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最終更新日:2017.02.27 公開日:2017.02.27

【フォトアルバム】トヨタ「セリカ GT-FOUR ST185型WRC参戦6号車(1993年)」

 トヨタは2017年に、18年ぶりにFIA世界ラリー選手権(WRC)に復帰。そして第2戦ラリー・スウェーデンで早くも勝利を挙げたのは、『雪と氷のオールスノーラリーを駆け抜け18年ぶりの復帰第2戦で早くも優勝!TOYOTA GAZOO Racing「ヤリスWRC」』でお伝えしたとおり。

 そこで数回にわたり、かつてラリーシーンで活躍したトヨタのラリーカーを紹介する。

 今回紹介するのは、90年代のWRCにおいて日本車黄金期を築いた1台、「セリカ GT-FOUR ST185」。展示車両は、ユハ・カンクネンのドライブで93年にWRCに参戦したときの6号車だ。

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ST185のWRCの93シーズンを走った6号車。現在は、MEGA WEBで常設展示されている。

→ 次ページ:
ST185の6号車は93年のWRCで大活躍!

ST185は92年第1戦からWRCに参戦!

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ST185を正面から。

 WRCに参戦したセリカ GT-FOURは年式が複数あるが、ST185は92年にデビュー。モナコ公国を舞台とした第1戦モンテカルロ・ラリーから投入された。

 その年は、カルロス・サインツがドライバーズタイトルを獲得し、マニファクチャラーズ(チーム)でトヨタは2位となった。

 そして翌93年にユハ・カンクネンがドライバーズタイトルを獲得すると同時に、ST185は合計8勝を挙げ、トヨタは日本メーカー初のマニファクチャラーズタイトルを獲得(ダブルタイトルも日本メーカー初)。翌94年もダブルタイトルを獲得し、2年連続完全制覇となった。

 また95年にはWRCの1戦ではなかったのだが、当時最も過酷なラリーといわれたサファリラリーの第43回大会において、藤本吉郎がST185を駆って日本人初となる優勝を成し遂げた。

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ST185を側方から。

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ST185を後方から。

→ 次ページ:
ST185のスペックを紹介!

ST185スペック

【シャシー&ボディ】
全長×全幅×全高:
4410×1745×1300mm
ホイールベース:
2525mm
車両重量:
1100kg
サスペンション:
(前後共)マクファーソン・ストラット

【エンジン】
エンジン型式:3S-GTE改
タイプ:水冷直列4気筒 DOHC16バルブ インタークーラーターボ
排気量:1980cc
最高出力:220kW(299PS)/5700rpm
トランスミッション:6速MT

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ST185のフロント部分。

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ST185のコックピット。

2017年2月27日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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