2017年05月25日 02:03 掲載
ニュース・プラス
今年は自転車誕生200周年。
その発祥を
写真で振り返る。
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交通みなさんは今年が自転車の発明から200年目だとご存知だろうか?
ドイツ人発明家カール・ドライスが自転車の原点といわれる「ドライジーネ」という名の乗り物を発明したのが、1817年。
ドライスが初めてドライジーネを試乗してみせたドイツ・マンハイムでは、今年、自転車200周年を記念する特別展や様々なイベントが開催され、街中が自転車一色に染まっている。
エジソンが電球を発明した時のように、人類史の偉大な発明には様々なエピソードが隠されている。記録写真を通して、自転車の発明と現在ヨーロッパで人気の電気自転車について振り返りたい。
1896年のポスター。© picture alliance / Heritage-Images
発明のきっかけ
19世紀のヨーロッパは、産業革命による工業化とそれに伴う都市化など社会構造の変革が起こった時代である。
しかし、ナポレオンやマリーアントワネットの生家ハプスブルク帝国の興亡など歴史映画などで見られるように、当時のヨーロッパの主要交通・運輸手段は馬であった。
1812年、穀物の不作により馬の飼料が高騰したことをきっかけに、カール・ドライスは馬より費用の安い交通手段を模索しはじめた。
蒸気機関車は発明から40年間が経っていたが、まだまだ高価で、日常の移動手段としては適していなかった。そこで、考案されたのが人間の足を使った交通手段ドライジーネであった。
カール・ドライスが試運転するドライジーネ。©picture alliance / Quagga Illustrations
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