2018年02月16日 12:00 掲載

くるナンデス 【グラフでわかる!】
2017年、最も売れたのは!?
意外?思った通り?輸入車の販売台数あれこれ。


国別販売台数ランキング

 続いては、国別にわけてランキングを紹介。各国のメーカーの人気の順位がわかる。ドイツ、イタリア、イギリス、フランス、アメリカの順に紹介。

ドイツ編

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総合ランキングの上位とほぼ同じ独ドイツ。ポルシェから下になると、購買ターゲットを絞ったブランドとなってくるので、数が減ってくる。なおBMWアルピナはBMW公認のチューナーだが、現在は自動車メーカーとしても登録されている。なおアルピナの下位に、ポルシェのチューニングからスタートしてアルピナと同様に現在では自動車メーカーとして登録されているルーフ(RUF)と、ダイムラーの超高級ブランドのマイバッハが共に2台で続き、現在はPSAグループに属するオペルが1台。

イタリア編

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イタリアのブランドは、大衆車メーカーのフィアットから始まって、スーパーカーも要する高級車メーカーのアルファロメオやマセラティ、そして最終的に高級スーパーカーメーカーのフェラーリやランボルギーニという具合で、台数の少なさがそのまま高級さを表すわかりやすいグラフとなる。なお、フェラーリとランボルギーニは同程度の高級スーパーカーをラインナップする長年のライバル同士だが、この販売台数の差はブランド力としてフェラーリが上ということを表しているものと思われる。

イギリス編

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イギリスは自動車文化の先進国のひとつだが、残念なことに同国のブランドの多くは他国の大手企業の傘下となってしまった。このランキングだとアストンマーティンとマクラーレンのみが独立したブランドである。ジープはFCA、ランドローバーとジャガーはインドのタタ、ベントレーはVW、ロールス・ロイスはBMW、ロータスはマレーシアのプロトンからボルボの親会社でもある中国の吉利汽車(ジーリー)の所有となった。ちなみにジープの販売台数が多いのは、4輪駆動車を代表するブランドとしてイメージが確立されているため、ファンが多いことが理由と思われる。

フランス編

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フランスは昔からシトロエン、プジョー、ルノーの3社が知られているが、現在はシトロエンとプジョーがグループPSAを形成し、ルノーはご存じの通りに日産とアライアンスを形成する。なお、4位のDSは、シトロエンから独立させた高級車ブランドで、グループPSAに属する。さらにその下位に2台を販売したブガッティもある。かつて存在したブガッティそのものではなく、近年になってVWグループが復活させたブランドで、最高速が時速400kmを超えるような"スーパー・スーパーカー"「シロン」などを製造している。

アメリカ編

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アメリカといえば、GM、フォード、クライスラーのビッグ3。ただし、5位のクライスラーは、4位のダッジなどのブランドも含めて現在はフィアット(FCA)の傘下になった。このグラフでは直接GMの名は載せていないが、シボレーがGMのスポーツカー部門、キャディラックが同じく高級車部門である。GMは価格帯や用途によって戦略的にブランドを使い分けているのが特徴だ。なお、アメリカ車の台数が少ないのは、未だにある「大排気量が生むビッグパワー」「大柄なボディ」といった良くも悪くも大味なイメージが、日本人の気質や国内道路事情に合わないためと思われる。その一方で、少数派だが熱狂的なファンがいるのもまた事実である。

2018年2月16日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)