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最終更新日:2019.12.18 公開日:2019.12.18

年末年始の渋滞予測・全国一覧2019~2020。高速道路と都内一般道。

高速道路各社(NEXCO各社、首都高速、阪神高速、名古屋高速)と警察庁が発表した年末年始期間の渋滞予測から、各路線における混雑のピーク日時や区間などの渋滞情報をまとめて紹介する。全国で最も長い渋滞は、東名高速・東北道・関越道でそれぞれ最大35kmとなる見込みだ。

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 ※本文の渋滞長、時間などはおおよその数値

東北道と関越道で最大35kmの渋滞【NEXCO東日本】

NEXCO東日本管内の日別渋滞予測回数(下り線)。出典:NEXCO東日本資料

NEXCO東日本管内の日別渋滞予測回数(上り線)。出典:NEXCO東日本資料

 NEXCO東日本によると、同社管内の高速道路で渋滞が多くなるのは、下り線で12月30日と1月2日。上り線で1月2、3日となる予測。最も長い渋滞は東北道と関越道でそれぞれ最大35kmとなる見込み。各路線の最も長い渋滞(渋滞長20km以上)は下記の通り。

東北道(上り)
1月3日(金)18時 栃木IC ⇒ 加須IC
最大延長35km 所要時間70分(通常の3倍) 

関越道(上り)
1月3日(金)17時 本庄児玉IC ⇒ 鶴ヶ島IC
最大延長35km 所要時間70分(通常の4倍) 

常磐道(上り)
1月3日(金)17時 谷田部IC ⇒ 三郷JCT
最大延長20km 所要時間60分(通常の4倍) 

京葉道路(上り)
1月3日(金)17時 市原IC ⇒ 船橋IC
最大延長25km 所要時間75分(通常の3倍)

 NEXCO東日本の渋滞予測は関連記事(年末年始の渋滞予測2019~2020。東北道・関越道で35kmの渋滞【NEXCO東日本】)で詳報。渋滞の詳細や回避方法についても解説している。

東名高速で最大35kmの渋滞【NEXCO中日本】

NEXCO中日本管内の日別渋滞予測回数(下り線)。出典:NEXCO中日本資料

NEXCO中日本管内の日別渋滞予測回数(上り線)。出典:NEXCO中日本資料

 NEXCO中日本によると、同社管内の高速道路で渋滞が多くなるのは、上下線ともに1月2、3日。東名高速で最大35km。中央道と名神高速で最大20kmの渋滞が発生する見込みだ。各路線の最も長い渋滞(渋滞長20km以上)は下記の通り。

東名高速(上り)
・1月3日(金)13時 御殿場IC ⇒ 横浜町田IC
最大延長35km 所要時間85分(通常の3.4倍)
・1月4日(土)16時 御殿場IC ⇒ 横浜町田IC
最大延長35km 所要時間85分(通常の3.4倍)

名神高速(上り)
・1月2日(木)16時 養老JCT ⇒ 一宮IC
 渋滞長20km 所要時間50分(通常の3.3倍)
・1月3日(金)16時 養老JCT ⇒ 一宮IC
 渋滞長20km 所要時間50分(通常の3.3倍)
・1月4日(土)15時 養老JCT ⇒ 一宮IC
 渋滞長20km 所要時間50分(通常の3.3倍)

中央道(上り)
・1月2日(木)16時 大月IC ⇒ 八王子JCT
 渋滞長20km 所要時間約80分(通常の5.3倍)
・1月3日(金)16時 大月IC ⇒ 八王子JCT
 渋滞長20km 所要時間80分(通常の5.3倍)

 NEXCO中日本の渋滞予測は関連記事(年末年始の渋滞予測2019~2020。東名高速で約3倍の所要時間【NEXCO中日本】)で詳報。渋滞の詳細や回避方法についても解説している。

名神高速と九州道で所要時間が5倍に!【NEXCO西日本】

NEXCO西日本管内の日別渋滞予測回数(下り線)。出典:NEXCO西日本資料

NEXCO西日本管内の日別渋滞予測回数(上り線)。出典:NEXCO西日本資料

 NEXCO西日本によると、同社管内の高速道路で渋滞が多くなるのは、上り線で1月2、3日。下り線で1月2~4日。名神高速と九州道で最大25km。第二神明で最大23kmの渋滞が発生する見込みだ。各路線の最も長い渋滞(渋滞長20km以上)は下記の通り。

名神高速(上り)
・1月2日(木)11時 竜王IC ⇒ 京都東IC
 渋滞長25km 所要時間100分(通常の5.3倍)
・1月3日(金)12時 栗東IC ⇒ 京都東IC
 渋滞長25km 所要時間100分(通常の5.3倍)

第二神明および阪神高速(上り)
・1月2日(木)11時 第二神明道路・高丸IC ⇒ 阪神高速3号線・魚崎IC
 渋滞長23km 所要時間84分(通常の3.8倍)

九州道(上り)
・1月3日(金)18時 菊水IC ⇒ 久留米IC
 渋滞長25km 所要時間約75分(通常の5倍)

 NEXCO西日本の渋滞予測は関連記事(年末年始の渋滞予測2019~2020。名神高速で25kmの渋滞【NEXCO西日本】)で詳報。渋滞の詳細や回避方法についても解説している。

首都高速では、年末までの平日が特に混雑

首都高速の年末年始渋滞予測カレンダー(12月)。 出典:首都高速資料

首都高速の年末年始渋滞予測カレンダー(1月)。 出典:首都高速資料

 首都高速によると、同社管内の高速道路で渋滞が特に多くなるのは、12月20日、24~27日となる見込み。

 首都高速では例年、12月が1年間で最も渋滞が多い月となっており、特に年末に向けて平日の渋滞が多くなる傾向があるという。12月24~27日は、多くの配送業者が冬休みに入るため、前週に集中して配送を行うなど、業務交通が集中することにより渋滞が多くなる見込みだ。

 一方、業務交通の落ち着く年末年始期間は、他の高速道路と異なり、渋滞は少なくなる。

 また、下記の2区間では、昨年の12月25日に渋滞が10時間以上連続して発生した。今年も同様の傾向になると予測されるので、これらの地点を迂回するなどの対策が必要だろう。

首都高速の主な渋滞区間
・3号渋谷線(下り)、中央環状線(内回り)池尻付近
 ピーク時間 10~24時(11~12時、13~24時は特に混雑)
・6号向島線(上り)、 7号小松川線(上り)箱崎JCT
 ピーク時間 6~20時(10~20時は特に混雑)

  首都高速の渋滞予測は関連記事(年末年始の渋滞予測 2019~2020。首都高では24~27日にピーク。)で詳報。渋滞の詳細や回避方法についても解説している。

阪神高速3号神戸線で最大26kmの渋滞

阪神高速の渋滞予測カレンダー(兵庫地区)。出典:阪神高速資料

阪神高速の渋滞予測カレンダー(大阪地区)。出典:阪神高速資料

 阪神高速によると、同社管内の兵庫地区で渋滞が特に多くなるのは、1月2日。多くなるのは12月20日、23~26日。1月3日である。

 大阪地区で渋滞が特に多くなるのは、12月20日、23~26日となる見込み。12月28日を過ぎると比較的渋滞は少なくなる。

 阪神高速で特に長い渋滞の発生が予想される、3号神戸線の主な渋滞(渋滞長20km以上)は下記の通り。

阪神高速3号神戸線(下り)
・1月2日(木)9~22時 西宮IC ⇒ 第二神明接続部
 渋滞長26km 渋滞ピーク10時

阪神高速3号神戸線(上り)
・1月2日(木)9~23時 第二神明高丸IC ⇒ 深江IC
 渋滞長23km 渋滞ピーク11時

 阪神高速の渋滞予測は関連記事(年末年始の渋滞予測2019~2020。阪神高速下りで最大26kmの渋滞見込み。)で詳報。渋滞の詳細や回避方法についても解説している。 

名古屋高速・都心環状線 ⇒ 大高線北行で最大18kmの渋滞

名古屋高速の渋滞予測カレンダー。出典:名古屋高速資料

 名古屋高速によると、同社管内における渋滞のピークは12月19、20日、23~25日。都心環状線および大高線北行において最大18kmの渋滞が発生する見込みだ。

 名古屋高速では例年、12月中旬から下旬までの平日に渋滞が激しくなる傾向があるという。12月23~25日は、多くの配送業者が冬休みに入るため、前週に集中して配送を行うなど、業務交通が集中することにより渋滞が多くなる見込みだ。

 一方、12月28日以降の年末年始期間は、業務交通が落ち着くため、他の高速道路と異なり、渋滞は少なくなる見込み。

 名古屋高速で特に長い渋滞が予測される区間と日時は下記の通り。

名古屋高速で特に長い渋滞
・12月19、20日、23~25日 都心環状線 ⇒ 大高線北行
 渋滞長約18km ピーク時間17~20時

 名古屋高速の渋滞予測は関連記事(年末年始の渋滞予測2019~2020。名古屋高速で最大18kmの渋滞。)で詳報。渋滞の詳細や回避方法についても解説している。

平日の環八、目白通りで激しい渋滞【都内一般道】

東京都内一般道の日別渋滞予測。渋滞指数は、東京都内一般道における平成30年の平均渋滞長を100とした値。出典:警察庁資料

 警察庁の発表した日別渋滞予測によると、東京都内一般道で渋滞が多くなるのは、12月16~21日、12月23~27日となる見込み。12月28日を過ぎると比較的渋滞は少なくなる。

 東京都内一般道における平成30年の平均渋滞長を100として渋滞指数を表すと、渋滞が多くなる日の渋滞指数は以下のようになる。

【東京都内一般道の渋滞指数(100以上の日)】
・12月16日(月) 渋滞指数:141
・12月17日(火) 渋滞指数:129
・12月18日(水) 渋滞指数:141
・12月19日(木) 渋滞指数:137
・12月20日(金) 渋滞指数:201
・12月21日(土) 渋滞指数:138
・12月23日(月) 渋滞指数:184
・12月24日(火) 渋滞指数:172
・12月25日(水) 渋滞指数:154
・12月26日(木) 渋滞指数:145
・12月27日(金) 渋滞指数:110

 都内一般道における激しい渋滞(渋滞指数180以上の日)は下記の通り。

【都内一般道における激しい渋滞】
・12月20日(金)環八通り(内回り)谷原付近 ⇒ 環八人見街道
 ピーク時間10~11時 渋滞長7.3km
・12月23日(月)目白通り(上り)谷原付近 ⇒ 西落合一丁目
 ピーク時間8~9時 渋滞長6.8km
・12月23日(月)川越街道(上り)赤塚新町三丁目付近 ⇒ 熊野町
 ピーク時間9~10時 渋滞長7.3km

 都内一般道の渋滞予測は関連記事(年末年始・都内一般道の渋滞予測2019~2020。環八、目白通りなどで平日に激しい渋滞。)で詳報。渋滞の詳細や回避方法についても解説している。 

上信越道で台風19号復旧工事による渋滞

上信越道・碓氷軽井沢IC~佐久ICの渋滞イメージ図。出典:NEXCO東日本資料

 上信越道(上下)・碓氷軽井沢IC~佐久ICは、台風19号による影響で長野県佐久市香坂地区の盛土に変状が確認され、下りの走行車線に崩壊のおそれがあったため緊急対策工事を実施。現在は対面通行(上下各1車線)となっている。なお対面通行区間では、時速50kmの速度制限が実施されている。

 そのため、交通の集中する年末年始期間も引き続き復旧工事を行う必要があり、同区間を先頭とした渋滞が発生する見込みだ。渋滞が発生するのは、上下線ともに対面通行区間の近くにある八風山トンネル付近である。

【上信越道(下り)・碓氷軽井沢IC ⇒ 佐久ICの渋滞予測】 
・1月2日(木)8~12時 八風山トンネル付近
 渋滞長5km 渋滞ピーク10時 所要時間約20分
・1月3日(金)8~12時 八風山トンネル付近
 渋滞長5km 渋滞ピーク10時 所要時間約20分

【上信越道(上り)・佐久IC ⇒ 碓氷軽井沢ICの渋滞予測】 
・1月3日(金)14~21時 八風山トンネル付近
 渋滞長10km 渋滞ピーク18時 所要時間約40分
・1月4日(土)14~20時 八風山トンネル付近
 渋滞長5km 渋滞ピーク17時 所要時間約20分

  上信越道(上下)・碓氷軽井沢IC~佐久ICの渋滞予測は関連記事(年末年始の渋滞予測2019~2020。上信越道の台風復旧工事区間で最大10kmの渋滞。)で詳報している。

年明けから始まる工事による通行規制

 この他、来年1月から長期にわたる工事が実施される路線がある。

沖縄自動車道・金武IC~許田IC

金武IC~許田IC間の規制箇所図。出典:NEXCO西日本

 NEXCO西日本九州支社によると、沖縄自動車道・金武IC~許田ICの2か所で昼夜連続の対面交通規制が実施される。期間は2020年1月7日~3月31日。規制にともない、朝夕を中心に1~2kmの渋滞が発生する見込みだ。

 沖縄自動車道・金武IC~許田ICの工事に伴う渋滞予測は、関連記事(沖縄自動車道・金武IC~許田IC間で一部通行規制を実施。年始から春休みまで。【NEXCO西日本】)で詳報している。


東名高速・名古屋IC~春日井IC

東名高速・名古屋IC~春日井ICにおける対面通行規制のイメージ。 出典:NEXCO中日本資料

 NEXCO中日本によると、東名高速・名古屋IC~春日井ICの橋りょう2か所で昼夜連続の対面通行規制が実施される。期間は1月14日(火)~3月19日(木)までの66日間。工事区間の前後で最大6kmの渋滞が発生する見込みだ。

【東名高速・橋りょう工事に伴う渋滞予測】
・東名高速(上り)・春日井IC付近
 渋滞ピーク 6~10時 渋滞長 約6km
・東名高速(下り)・守山スマートIC付近
 渋滞ピーク 17~19時 渋滞長 約5km
・東名高速(下り)・名古屋IC付近
 渋滞ピーク 17~19時 渋滞長 約5km

 一番長い渋滞は、東名高速(上り)・春日井IC付近で発生。渋滞長は約6kmとなり、通過するのに約40分を要するという。

 東名高速・名古屋IC~春日井ICの橋りょう工事に伴う渋滞予測は、関連記事(東名高速・大規模工事で一部通行規制。名古屋IC~春日井ICで66日間。)で詳報している。工事の詳細や回避方法についても解説している。


 高速道路各社と警察庁は、渋滞予測を事前にチェックして渋滞が発生する日やピークの時間帯を避ける。迂回路を利用するなどして渋滞を回避するよう呼びかけている。普段よりも時間に余裕を持った移動を心がけて欲しい。

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