年末年始の渋滞予測2019~2020。名古屋高速で最大18kmの渋滞。
名古屋高速道路は、同社管内における年末年始(2019~2020年)の渋滞予測を発表した。渋滞のピークは12月19、20日、23~25日。都心環状線および大高線北行において最大18kmの渋滞が発生する見込みだ。
名古屋高速の主な渋滞は平日に発生
名古屋高速の発表した渋滞予測カレンダーによると、10km以上の渋滞が発生するのは、12月19、20日、23~25日。6~9kmの渋滞が発生するのは12月16~18日、26日である。12月28日を過ぎると渋滞は少なくなる。
【名古屋高速の渋滞予測】
・10km以上の渋滞:12月19、20日、23~25日
・6~9kmの渋滞:12月16~18日、26日
・3~5kmの渋滞:12月27日
名古屋高速によると例年、12月中旬から下旬までの平日に渋滞が激しくなる傾向があるという。12月23~25日は、多くの配送業者が冬休みに入るため、前週に集中して配送を行うなど、業務交通が集中することにより渋滞が多くなる見込みだ。
一方、12月28日以降の年末年始期間は、業務交通が落ち着くため、他の高速道路と異なり、渋滞は少なくなる見込み。
同社は、8~10時ごろ、17~19時ごろが渋滞のピークになるとして利用時間帯の変更を呼びかけている。渋滞の発生する区間や日時を見てみよう。
名古屋高速・都心環状線および大高線で最大18kmの渋滞
名古屋高速において、渋滞長が3km以上となる渋滞区間を以下にまとめた。なお名古屋高速で発生する渋滞は、午前と午後で2回のピークがあるため、午前と午後を分けて記した。
【午前:名古屋高速の主な渋滞(3km以上)】
・12月16~18日
7~11時 大高線南行 ⇒ 都心環状線 渋滞長 約6km
7~12時 小牧線北行(小牧IC付近) 渋滞長 約3km
・12月19、20日、23~25日
7~11時 大高線南行 ⇒ 都心環状線 渋滞長 約11km
7~12時 小牧線北行(小牧IC付近) 渋滞長 約3km
・12月26日
7~11時 大高線南行 ⇒ 都心環状線 渋滞長 約6km
【午後:名古屋高速の主な渋滞(3km以上)】
・12月16~18日
16~21時 都心環状線 ⇒ 大高線北行 渋滞長 約7km
・12月19、20日、23~25日
16~21時 都心環状線 ⇒ 大高線北行 渋滞長 約18km
・12月26日
16~21時 都心環状線 ⇒ 大高線北行 渋滞長 約7km
名古屋高速で最も長い渋滞は、12月19、20日、23~25日に都心環状線 ⇒ 大高線北行で発生。ピーク時間は17~20時で、渋滞長約18kmの激しい混雑が予想される。
名古屋高速の渋滞発生区間と原因
最も長い渋滞の発生する大高線は、名古屋南JCTで伊勢湾岸自動車道、名古屋第二環状自動車道と接続しているため流入出する車両が多い。さらに、大高ICで知多半島道路とも接続しているため、こちらから流入出する車両もいる。つまり、3つの路線と都心環状線をつなぐ路線であるため車両が集中し、渋滞が発生しやすくなっている。
約3kmの渋滞が発生する小牧線北行は、小牧ICにおいて東名高速と名神高速に接続している道路である。ここでは、名古屋高速から東名高速もしくは名神高速に流出する車両が集中するため、渋滞が発生しやすくなっている。
どちらの区間も交通量の多い高速道路と接続しているため、交通集中による渋滞は避けられない。また、年末年始は年間で最大の交通量になるという。渋滞を回避するには、下記の時間に当該箇所を通過するといいだろう。
【名古屋高速における渋滞回避時間】
・都心環状線 ⇒ 大高線北行
7時以前、11~16時、21時以降
・小牧線北行(小牧IC付近)
7時以前、12時以降
このように名古屋高速における10km以上の渋滞は、12月中旬から下旬の平日に発生する。当該区間の高速道路を利用予定のドライバーは、渋滞予測をチェックし、ピーク日やピーク時間を避けて利用するのが一番の渋滞回避方法だ。