2020年05月08日 02:00 掲載

ライフスタイル 全国の都道府県道1号はどんな道路? 東日本編(北海道・東北・関東・甲信越)


タグ:

神林 良輔

甲信越地方の県道1号

【新潟県】新潟小須戸三条線
信濃川沿いに南北に走る県道

読み方:にいがたこすどさんじょうせん
起点所在地:
新潟市中央区東大通(ひがしおおどおり)
起点交差点名:流作場五差路(りゅうさくばごさろ)
終点所在地:三条市上須頃(さんじょうしかみすごろ)
終点交差点名:上須頃(南)
総延長:43.2km

 新潟市中央区から信濃川に沿う形で、上流に位置する三条市上須頃までをつなぐのが新潟小須戸三条線だ。小須戸(こすど)とは途中で通過する地名である。新潟市中央区内では国道116号との重複区間があり、新潟県庁に近い交差点の新光町(しんこうちょう)から2km強の区間は一度姿を消すが、国道8号新潟バイパスの手前で国道116号と分かれ、再び単独路線となる。市街を抜けて信濃川のすぐ脇を通る頃には、周囲は水田も増える。1号は大半の区間が信濃川の右岸(※15)にあるが、最後に瑞雲橋(ずいうんばし)で左岸に渡り、国道8号三条バイパスとの上須頃(南)交差点で終点だ。

※15 河川の左岸と右岸の区別:上流側に背を向けて下流を見たときの右手が右岸。

【山梨県】欠番
かつては存在したが1965年に廃止に

 山梨県道1号は欠番だ。山梨県では「県道の路線認定」というサイトを公開しており、1955年(昭和30)から始まる県道の路線認定の時期をたどることができる。それによると、1965年(昭和40)9月に1号が廃止とある(理由は未記載)。そのあとに山梨県内の県道は路線番号と路線名の大幅な変更があったようで、現在の県道とは路線番号と路線名が大きく変わっているのだが、なぜか1号は廃止のままである。山梨県にも確認を取ってみたが、やはり非常に古い話のため、確認ができないということだった。

【長野県】飯田富山佐久間線
唯一3県にまたがる都道府県道1号

読み方:いいだとみやまさくません
起点所在地:
飯田市下久堅知久平(いいだししもひさかたちくだいら
起点交差点名:なし(国道256号との交差点)
終点所在地:下伊那郡天龍村神原(しもいなぐんてんりゅうむらかみはら)
終点交差点名:なし(愛知県との県境)
延長(長野県内):47.5km
総延長(長野・愛知・静岡):91.7km

 今回紹介した都道府県道1号の中で、唯一3県にまたがるのが飯田富山佐久間線だ。長野県飯田市から愛知県北設楽郡豊根村(きたしたらぐんとよねむら)を経由し、静岡県浜松市天竜区へと至る。路線名の富山(とみやま)とは、2005年に豊根村と合併した愛知県の富山村を指す(現在のJR大嵐駅の近くに地域名として残っている)。佐久間とは浜松市北西部の天竜川沿いの町名・地域名だ。飯田富山佐久間線は、木曽山脈(中央アルプス)と赤石山脈(南アルプス)の間を流れる、日本屈指の急流として知られる天竜川に沿うようにして走る山岳道路だ。そのため、区間によっては右に左にカーブが連続し、勾配もある。延長は長野県内だけでも47.5kmあり、3県を合計すると91.7kmだ。


 まずは東日本編として、14路線と欠番の3路線を紹介した。同じ県道1号の主要地方道でも、道路としての特徴は多岐にわたる。もし都道県道1号を走ることがあったら、今回の話を思い出してもらうことで、ドライブの楽しさが広がるかもしれない。

 

【道路法第7条の6つの条件】 
1.市または人口5000人以上の町(以下、これらを「主要地」という)と、これらと密接な関係にある主要地、港湾法第2条第2項に規定する国際戦略港湾、国際拠点港湾、重要港湾、もしくは地方港湾、漁港漁場整備法第5条に規定する第2種漁港、第3種漁港もしくは飛行場(以下、これらを「主要港」という)、鉄道もしくは軌道の主要な停車場もしくは停留場(以下、これらを「主要停車場」という)または主要な観光地とを連絡する道路
2.主要港とこれと密接な関係にある主要な観光地とを連絡する道路
3.主要停車場とこれと密接な関係にある主要な観光地とを連絡する道路
4.ふたつ以上の市町村を経由する幹線で、これらの市町村とその沿線地方に密接な関係がある主要地、主要港または主要停車場とを連絡する道路
5.主要地、主要港、主要停車場または主要な観光地とこれらと密接な関係にある高速自動車国道、国道または前各号のいずれかに該当する都道府県道とを連絡する道路
6.前各号に掲げるもののほか、地方開発のため特に必要な道路

道路関連記事