【フリフリ人生相談】モラハラ、うるさすぎ。これじゃ女性も口説けない。

天空

口説く？ とんでもない。

最近では、あれらしいぞ、
混雑した電車のなかで、女の背中に立ってると、
「この人が、私の匂いをかいだ、痴漢！」って騒ぎになるらしいぞ。
おちおち息もできないっちゅうの。

ま、これも、その女が振り向いたときに、
彼女が見とれるくらいのイケメンくんだったら、そうはならないかもしれない。
気色の悪いおっさんがフゴフゴと荒い息をしているから、
痴漢呼ばわりってことはある。

というわけで、ヒロシさんにアドバイス。
女の人に「気色悪い」と思われたらダメってことだよね。

自分はイケメンではないと自覚しているなら、
そのうえで、よりいっそう気色悪くならないように、清潔でいるしかないね。
髪や顔の脂、口臭はもちろん、服装も話しかたも、清潔に。
まぁそれが高じて、いまの若者たちは、
草食系どころか「絶食系」になっちゃってるみたいだけど。

肉はもちろん、草も食べない、と。

でも、昨今の男は、そうやって生きるしかないかも。

「尼寺へ行け、尼寺へ」なんてセリフじゃないけど、
男子は、修行のつもりで生きていけってことだわな。

つまり、結論は、
女性を口説く？ とんでもない、その願望がすでにセクハラだ。
ってことで、
男たちよ、品よく清潔な、トゲのない花になりなさい。
そうすれば、そのうち、蝶が、向こうから飛んでくるよ。

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恵子

その考えが、すでにセクハラ

モラハラとかセクハラって話と、
誠実な恋愛を同じレベルで考えちゃだめだと思う。

ヒロシさんが言ってる「口説く」って、
「行けるか」「否か」なんて、もう、その時点でセクハラだよね。
「賭けの部分もある」とかさ。
そういう感覚で女の人に近づくのは、ダメですよ。

誠実な気持ちで、誰かを好きになったら、
しっかりと、まじめに、
そういう自分の思いを伝えればいいんじゃないですか。
そういうまじめさが伝われば、
相手の女性もきちんと答えてくれると思う。
もちろん「No」かもしれないけど、
モラハラだのセクハラだのって騒ぎにはならないと思うよ。

お酒の席で、勢いにまかせて、
「好きだぁ」とか「もう一軒、行こう」とか肩抱いたりするのは、
恋愛とは違う世界だよね。

ヒロシさんは、
「女性を口説く」ってスタートの部分で、勘違いしてる気がする。

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純一

ルールを決める

昨今の「#Me Too」運動を受けて、
イギリスの撮影所で、スタッフに向けたルールが掲示されたそうです。

たとえば、相手を10秒以上、見つめないとか。
一度口説いて拒否されたら、二度とそういう話題を口にしない、とか。

その撮影所では、さっそく、
スタッフ同士が見つめあい、10秒カウントして、すぐに顔をそむける、
っていう「あっち向いてホイ」みたいな遊びが流行りはじめたらしいですけど。

まぁ、そういうルール自体がバカバカしいかどうかはべつにして、
ルールを意識するっていうのは、ありだと思うんですよ。

10秒以上見つめない、一度口説いてダメなら二度と言わない、とか。

そういうルールを意識すると、
相手にいやな思いをさせない、という効果以上に、
自分の感情を制することもできると思います。

「行けるか」「否か」、賭けの部分もある—-。
そう思って女性を口説きたいなら、
やはり、自分のなかで、適切なルールを用意するべきですね。

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ライター・松尾の右往左往

まぁ、男が生きにくい世のなかになったのかもしれません。
でも、それもまた、時代だし、正当なことではあります。

狩りに行って獲物をしとめてくる、なんていう野性的な行動を、
男性に要求しない時代ですからね。

野性的な力は、やがて金銭とか地位とか権力になり、
それで、女性たちをなんとかした男たちもいたでしょう。
ハリウッドの大物プロデューサーなんていうのも、
そういう意味で「力」でなんとかしたわけですよ。

でも、そういうのは、アウトです。
もう、誰も認めてくれません。

社会は変化しています。
ヒロシさんのいうような「女性を口説く」ということも、
その方法が変化するのは、間違いないです。

もしすると、野性的な力、金銭や権力ではなく、
「笑いの力」で口説くお笑い芸人がいるかもしれない。
恵子の言うように「誠実さ」が大切かもしれない。
天空は「清潔さ」であり、自分から迫ってはダメという理屈です。

私は、関係のスタートであるという意味で、
「口説く」という行為はなくならないし、
なくなるべきでもないと思っています。
ただ、その方法は変わるはずです。
その変化に対応できるかどうか。
それがヒロシさんの、いや、すべての男の、
いや、人類の課題かもしれません。