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最終更新日:2023.07.06 公開日:2020.02.11

【フリフリ人生】となりの家のペットボトル

玄関とか門の前にペットボトルを並べている家、ありませんか?
犬のおしっこよけ、猫よけのつもりだと思うのですが、
そんなものは、いまどき科学的な根拠もないし、
黄ばんでしまって、ものすごく汚らしくて、ちょっと困っています。

となりの家に文句を言うほどのことでもないのですが、
気になりだすと、めっちゃ気になります。

なにかいい方法はありますか。


山田一郎

無視するしかない

となりの家問題ですね。
つきあいがないなら、知らん顔しかないですね。

玄関先のペットボトルならまだいいです。
窓枠が汚いとか、ドアがはがれているとか、
屋根がボロボロとか、壁がひび割れているとか、
いろいろと想像してみてください。
そういう家、たくさんありますよね。

事実、ぼくの住んでいるマンションのとなりのアパートは、
ものすごく古くて、ドアの前に洗濯機があったり、
子どもの自転車が散乱していたり、
気になると「ウヘ」ってなる感じです。

でも、そういうことを気にしちゃいけないんです。
文句があるなら、引っ越す。
それしかないと思いますよ。

他の人のアドバイスも聞きたい

純一

恵子


恵子

仲よくする

以前「となりの庭の木の枝がうちに」
みたいな相談があったときにも話したけど、
私の家は、となり近所5軒くらいが、
同じ時期に新築になって、ほぼ同時に引っ越してきた、
ってこともあり、みんな仲がいいんです。
子どもの学年も近いってこともあります。

庭でバーベキューをやったり、
みんなで花見に出かけたり……。

よくアメリカ映画で、そういう、
ご近所さんとバーベキューパーティみたいなシーンが出てくるけど、
あれって、アメリカ人が近所づきあい好きっていうより、
防犯の意味で合理的なんですってね。
となり近所にあやしい人がいないかチェックしつつ、
みんなで平和を保とうという……。

というわけで、結論!

まずは、おとなりさんと仲よくする。
これに尽きると思う。
きっかけは……たとえば、
「これ、田舎から送ってきたんですけど」
って、果物とか持っていく、とか。
そういうところから、いろんなことがはじまるものですよ。

他の人のアドバイスも聞きたい

山田一郎

純一


純一

いっしょに問題解決する

玄関の前とか庭先にペットボトルを置く、
というのは、科学的な根拠があるとかないとかの問題ではなく、
「うちの前で犬に小便させるな」
「うちは猫がきらいです」
という意思表示だと思います。

そういう意味では、
「犬の小便お断り! させた場合は5万円!」
なんて、大きく赤字の看板をかかげているよりは、
まだマシ、ですよね。

ペットボトルくらい気にするな、と、言いたいのではありません。
そういう意思表示をしているのだから、
いっしょに問題解決してあげればいいのでは?
という提案です。

まずは、となりの家を訪問して、
「先日、家の前のペットボトルにおしっこしてる犬を見ましたよ」
と、教えてあげましょう。
これはまぁ、嘘も方便で、とにかく、
ペットボトルでは効果がないことを確認するわけです。

そのうえで、
「犬のトイレお断り」みたいなシールを提案するのは、どうでしょう。

小さな空き地にゴミとか吸い殻を捨てる人が頻出したことがあって、
カラーコーンを立てて「ポイ捨て禁止」というシールを貼るという対策が、
意外に効果がありました。
手書きより印刷シールのほうが効果はあるものです。

手書きだと、人間の「怒り」みたいな感情が出すぎるのかもしれません。
感情を消して、あえて事務的なシールというのが、効果的です。

とにかく、いっしょに対策を考えて、実行すればいいのです。
対処すべきは、となりのペットボトルではなく、
おしっこをさせてしまうペットの飼い主なんですから。

他の人のアドバイスも聞きたい

山田一郎

恵子


ライター・松尾の右往左往

ご近所問題というのは、きっと、
若い人たちほどむずかしいと思っているのでしょうね。

昔は「近所づきあい」というマニュアルがあったわけです。
近所づきあいだけではなく、町内会にしろ、会社の上司とのつきあいにしろ、冠婚葬祭にしろ、いろいろな行事にしろ、
とにかく、いろいろなものがマニュアル化されていました。
それを「しきたり」と呼んだのかもしれませんが、
面倒くさいけど、それに従ってれば、なんとかなった。
でも、そういうものは、現代では消えつつあります。

とにかく、マニュアルがない。
引っ越したときに、蕎麦を配る、なんて「しきたり」が生きていれば、
そのときに、ちょっと挨拶したりして、どんな人が住んでいるのか、
お互い、確認できました。

それがない。
どんな人が住んでいるのか情報がない。
しかも、ちょっとばかり困ったことが起きた。
さぁどうする、というのは悩みのタネです。

山田一郎の言うように、無視するのか。
高橋純一の言うように、協力しあって解決するのか。
恵子のように「子どもの学年が近い」ってことは、
関係性のひとつのメリットではありますが、
なかなか、そういう機会は多くはありません。

とにかく。
なにか話したいことがあるなら、
「これ、田舎から送ってきたんですけど」
と、果物でも持っていくというのは、意外に、いい手かもしれません。

参考にしてみてはいかがでしょうか。

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