お台場がスポーツの聖地に！ トヨタが次世代アリーナを建設

次世代と呼ぶにふさわしいアリーナの全貌

　トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京は、東京・青海の「メガウェブ」跡地に「TOKYO A-ARENA PROJECT(仮称)」を建設することを発表した。トヨタが出資するBリーグのプロバスケットボールチーム「アルバルク東京」のホームアリーナとして利用するかたわら、パラスポーツや、まだまだファンの少ない競技の振興に取り組んでいく計画だ。

TOKYO A-ARENA PROJECT 外観イメージ。

　敷地面積は約2万7000平方メートル。施設はメインアリーナ、サブアリーナ、「アルバルク東京」の本拠地となるアルバルク棟に、ファミリーパーク、スポーツパークと名づけられた2つの屋外空間で構成される。1万の観客席を楕円形に配置したメインアリーナはどこに座っても臨場感のある観戦が楽しめるという。

メインアリーナ内部のイメージ。エントランスとコートの間に壁を設けず、一体空間を生む構造。

　記者会見に臨んだ豊田章男社長は「(このアリーナを通じて)スポーツ・アスリートへの感謝をあらわし、可能性へ挑戦する人をサポートしていきたい。モビリティ技術を活用したあたらしい観戦体験も提案していきたいと思っています。」とコメントした。

　アリーナ名に冠した“A”は「アルベルク東京」、青海、Ability（能力）の頭文字を拾ったもの。アルファベットの最初の文字を採ることで、すべての始まりに、という思いも込めている。

左から林 邦彦氏、豊田 章男氏、山村 知秀氏の社長3人による「WE」サインのポーズ。