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最終更新日:2020.12.10 公開日:2020.12.10

富弘美術館「第8回 詩画の公募展」2021年2月28日まで開催中

群馬県みどり市の富弘美術館で、「第8回 誌画の公募展」が開催されている。展示されるのは、一般の部の入賞・入選作品と、みどり市内小中学生の部の応募作品全。開催は2021年2月28日までで、同館では、特集展示「星野富弘が描く年賀状」も同時開催される。

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いのちの尊さと輝きを表現した詩画作品たち

出典:富弘美術館

 詩画作家 星野富弘氏の作品を展示する富弘美術館(群馬県みどり市)で、121日から「第8回 詩画の公募展」が開催されている。公募展では、絵と言葉(詩文)一体の「詩画」という表現を広く一般に普及させることを目的に、今年7月から9月にかけて作品を募集。星野氏が作品を通して語りつづける「いのちの尊さ、いのちの輝き」を表現した1521点もの応募作品が集まった。

出典:富弘美術館 

 一般の部では624点の応募があり、吉田環さんの「ラズベリーの夢」、長恵さんの「見たかったー 始球式」、波多野輝男さんの「トイレがくれた魔法のキャンパス」が優秀賞を受賞した。そのほか、入選者74名、審査委員長特別入選1名をあわせた81名の作品が展示される。

出典:富弘美術館

 みどり市内小中学生の部では、897点の応募作品の中から2名が大賞を受賞。市内小学生の部は秋葉瑠七奈さんの「春をまつくま」、同中学生の部では飯島唱さんの「僕の夢」がそれぞれ受賞した。なお、そのほかの入賞作品を含め、みどり市内小中学生の部に出品された作品はすべて展示されるということだ。

 「詩画の公募展」では、今年から応募規定が変更され、レリーフ形態や冊子形態等も応募可能になった。しかし、残念ながら一般の部の対象は「該当なし」とされた。この理由について、審査委員長の小沢基弘埼玉大教授は「これぞ新たな詩画という作品を今後是非とも見たいという思いを込めて、敢えて「該当なし」と判断した」とコメントしている。

 一方で、コロナ禍でも前向きな気持ちで生きようとする意欲にあふれた作品が多かったという。作者一人ひとりの体験や感性から生まれた見応えある作品の数々は、2021228日(日)まで展示される。

【「第8回 詩画の公募展」概要】
開催場所:富弘美術館
開館時間:9時~17時(入館は1630分まで)
開催期間:2020121日(火)~2021228日(日)
入館料:大人 520円/小中学生 310円/幼児無料
※休館日:月曜日(祝日の場合翌日)、年末年始(1226日~14日)

出典:富弘美術館

 また同館では、冬の展示・特集展示「星野富弘が描く年賀状」も同時開催中だ。展示では、冬をテーマとする作品群と、星野氏が友人や知人に宛てた「年賀状」の数々を鑑賞することができる。冬の情緒を感じられる詩画を、あわせて楽しんでみてはいかがだろうか。

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