整備工場を立ち上げようとしているEVA世代必見の2柱リフト!
最新の自動車整備関連機器が一堂に集結した「第36回オートサービスショー2019」。ここでひと際異彩を放っていたのが、アニメ新世紀エヴァンゲリオン仕様の2柱リフト。カラーリングにロゴなど、製品と展示会場で見た細部へのこだわりを紹介していこう。
コアな機能に特化した機器が並ぶ中、突然現れたエヴァンゲリオンブースは抜群のインパクトだった。
5月16日~18日に東京ビッグサイト青海展示棟で開催された「第36回オートサービスショー2019」。国内外のさまざまな業界向け機器が集まる中、突如「エヴァンゲリオン」の主題歌『残酷な天使のテーゼ』が流れてきた。何かと思い目を向けると、そこにいたのは作業服姿のシンジとアスカ!
こちら、2号機モデル側は作業服姿のアスカがお出迎え。並んで楽しそうに記念撮影する人も多かった。
エヴァンゲリオン世代にはたまらないブースには何が?
ブースにどっしり設置されていたのは、EVA仕様の2柱リフトシリーズ。整備工場で乗用車を持ち上げて作業をするためのリフトだ。しかも初号機モデルと2号機モデルあり!
こちらの元々は「SKY MAXⅢ」という名称の製品だ。パープルがベースとなっている初号機のカラーリングのタイプは、床側で2つの柱を支えるシンプルな2柱リフト。赤い2号機のカラーリングの方は、上部で2つの柱を支えるため床面がフラットになる「門型」と呼ばれるタイプになっている。これらはいずれもEVA仕様として「A.T.FIELD」の名称で販売されるという。「A.T.FIELD」は、工具やワークウェアに求められる「タフ・機能的・実用性」といった要素に、エヴァンゲリオンの世界観を取り入れたブランドとなっているそうだ。
これはEVA世代にはたまらない。何が魅力かといえば、とにかく2台とも塗装がエヴァンゲリオンのカラーそのものという点に尽きる。これまで、エヴァンゲリオンのリアルなフィギュアなどを手にしたことはあっても、工業製品にこの色味が施されているとリアリティが増しグッとくるものがある。そして期待通り、リフトの上部には主人公たちが所属する特務機関NERV(ネルフ)のロゴがバッチリ描かれているのも大きなポイントだ。
機器の上部にはNERVのロゴも。「制動設定値は地表ゼロ地点にセット。リフト確認!」作動時には劇中さながら、思わず声を出したくなりそうだ。
シンプルなベーシックタイプの2柱リフト。全高2851㎜だが4トンまでの重量を持ち上げることが可能だ。
こちらは全高3830㎜となる門型2柱リフト。天井が高い場所が必要だが、床面がフラットになるので使い勝手が良い。
ブース内は細部にもこだわりが
さらにこのブース、よくよく見ると細部にもこだわりが。まず立てかけてあったスタンドパネル。しかもデザイン違いまで用意されている。「これだけでも欲しい!」と思ってしまう人もいるだろう。
メンテンナンス中の現場などで、よくあるタイプのスタンドパネルだが、このデザインになっているだけでワクワクさせてくれる。
さらに足元のマットはなんと! これまた凝りに凝ったNERV仕様。職場のビルの入り口にこれが敷かれていたら、それだけでテンションが上がりそうだ。
また、マットの奥のマネキンが着用しているヘルメットや工具ベルト、安全靴なども初号機仕様。さらに奥にさりげなく置かれた工具箱やツールも随所に遊び心が光っていた。
ブースの奥にさりげなく置かれた工具箱やツールも初号機と2号機のカラーリングになっていた。
2柱リフトはいずれも受注販売されるとのことで、どちらのモデルも初号機または2号機仕様にしてもらうことができる。なお、2柱リフト以外のアイテムは残念ながら非売品だそうだ。