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最終更新日:2019.03.22 公開日:2019.03.22

あの頃、あれに乗っていたなぁ~。昭和世代の眼差しが遠くなる『保存版 クルマ 大好きだよね!』、3月下旬発売!

昭和世代にとってクルマといったら、数々の思い出が蘇るのではないだろうか。そんな遠い眼差しになれる、永久保存ものの小社刊のアンソロジー『保存版 クルマ 大好きだよね!』が3月下旬に発売だ。もちろん昭和世代だけでなく、平成世代もクルマ好きなら誰もが楽しめる内容となっている。

 『保存版 クルマ 大好きだよね!』は判型A4判(縦297mm×横210mm)、全144ページ、平綴じのムックだ。「昭和世代に贈る、ノスタルジック・アンソロジー」と銘打っており、”俺/私の青春はクルマと共にあった!”という昭和のクルマ好きに贈る1冊だ。ただし、単に昭和のクルマを紹介しているわけではなく、時代背景も含めて、どのような理由からどんなクルマが人気を博したのかを解説しており、資料性の高さも特徴となっている。「両親や祖父母世代のノスタルジックなクルマに興味がある」という平成世代でも、時代背景も併せて楽しめる内容だ。

 内容は、第1章「クルマ好きの原点」、第2章「俺たち モータリゼーション世代」、第3章「ドライブも大好き!」の3章構成。さらに巻頭インタビューに松任谷正隆氏による「昭和に青春時代を送った世代と昭和のクルマたち」を掲載しているほか、各章の冒頭では有名モータージャーナリストが原稿を寄稿。また、全国各地のクルマ関連のミュージアムガイドや昭和の年表なども掲載している。単に懐かしいだけでなく、昭和のクルマを現在楽しむための手段も掲載しているのが特徴だ。

巻頭インタビューは松任谷正隆氏。撮影が行われたMEGA WEBを初め、こうした日本各地の自動車メーカーなどの展示施設や、昭和に関連した博物館などを、ミュージアムガイドとして多数紹介している。

第1章では、クルマが好きになった原点に迫る!

「スカイライン伝説の始まり」のページ。レースにおいて、まだ国産車では海外メーカーのレーシングカーには太刀打ちできないと思われていた1960年代当時、そうではないことを証明し、モータースポーツファンを熱狂させたのがプリンス「スカイラインGT」だった。昭和39(1964)年の第2回日本グランプリにおいて、世界屈指の速さを誇るポルシェの最新レーシングカー「904カレラGTS」を、生沢徹選手のレース仕様「スカイラインGT」が一時的ながら抜き去って1位を走行。そこから「スカイライン伝説」が始まった。

 第1章「クルマ好きの原点」は、多くの人々がクルマが好きになった原点に迫る内容だ。昭和のカーライフに大きな影響を与えたクルマにスポットを当て、そのクルマにまつわるムーブメントも併せて取り上げている。

 例えば、レースでの強さから人気を博した日産「スカイライン」(昭和39年/1964年)、スペシャリティカーブームを起こしたトヨタ「セリカ」(昭和45年/1970年)、日本初のカー・オブ・ザ・イヤーを獲得したマツダ「ファミリア」(昭和55年/1980年)など。14のクルマとそのムーブメント、さらにそれに関連したクルマも合わせてピックアップ。自分で乗っていたり憧れていたりした昭和世代はもちろんのこと、親が乗っていたという人も多いであろう名車ばかり。日本のクルマ文化がどのように醸成されてきたかがわかる内容だ。

第2章は、昭和のモータリゼーションの進展を振り返る!

第2章のマイカー時代の到来と、それからどのように日本人のクルマの保有が展開していったかを解説したページ。今でこそ「マイカー」というと少々レトロな響きだが、当時はクルマを所有することで自分のステータスがひとつ上がったことを示せた時代だった。

 第2章は、高度成長期からバブル期にかけて、日本の成長と共に進展してきた昭和のモータリゼーションを振り返る資料性の高い内容だ。戦後、完全オリジナルの国産車が登場するようになり、そして企業努力や量産効果で徐々に車両価格が下がり始めると、一般市民の手の届くところとなり、マイカーブームが訪れる。そうしたマイカーブームの始まり出した時期の昭和31(1956)年から、日本でF1GPの定期開催とTV中継を機にモータースポーツの世間でのとらえられ方が大きく変化した昭和62(1987)年まで、クルマそのものではなく、クルマに関連したさまざまな出来事を年代順に解説している。

 ちなみにJAFのことも掲載しており、発足は昭和38(1963)年のこと。また機関誌「JAF MATE」が誕生したのは昭和52(1977)年のことだ(正確には創刊ではなく「JAFニュース」からの改題であり、「JAFニュース」の創刊は昭和38年)。「なるほど!」が数多く用意されているのが第2章である。

第3章は、かつて楽しんだだけでなく、これからも楽しめるドライブについて!

昭和30年代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえる、大分県の豊後高田の商店街。ドライブの思い出だけでなく、これから訪ねてみたくなるようなスポットも紹介。

 第3章は、クルマとは切っても切り離せないドライブが題材だ。昭和46(1971)年の「小京都ブーム」、昭和50年のNHK連続テレビ小説『水色の時』による安曇野(あずみの)ブームや、昭和55(1980)年頃から始まった”高原の原宿”こと清里ブーム、昭和62(1987)年頃から始まった映画『私をスキーに連れてって』が火付け役となったスキーブームなど、さまざまな年代のブームを取り上げた内容となっている。

 そのほか第3章では、高速道路やバイパスができたことで交通量が減ってしまった旧道にスポットを当てた「旧道ドライブ」や、”昭和30年代の町”として有名な、大分県豊後高田の商店街探訪記なども収録。思い出に浸れるだけでなく、これから行ってみたくなるような内容となっているのが第3章だ。

ネットでの購入はJAF通販紀行で!

 昭和世代のクルマ好きなら、思わず眼差しが遠くなってしまうような内容の『保存版 クルマ 大好きだよね!』。書店で3月下旬に発売。定価は2,000円(税込)。ネットでの購入は、送料+税込2,500円のJAF通販紀行がオススメだ(購入ページはこちら)。

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