幼児用の本格なりきり自転車「ヒーローモーターズ」、シリーズ第1弾は白バイ・消防車など
自転車専門店の株式会社あさひが11月からスタートした幼児用自転車「ヒーローモーターズ」シリーズ。第1弾は、「しろばい」(左上)、「しょうぼう」(右上)、「ぶるどーざー」(左下)、「ろーどろーらー」(右下)の4車種。子どもたちに人気の高いはたらくクルマとしてこの4車種が選ばれたという。
大阪に本社を構える自転車専門店の株式会社あさひが、11月から発売を開始した幼児用の補助輪付き自転車「ヒーローモーターズ」シリーズ。子どもたちが憧れるはたらくクルマの特徴をデザインとして細部に落とし込んだコンセプトの自転車だ。シリーズ第1弾は、「しろばい」、「しょうぼうしゃ」、「ぶるどーざー」、「ろーどろーらー」の4車種を発表した。
安全面ももちろん配慮! うるさくない補助輪も装備
安全性の面では、軽い力で高い制動力を実現する低反発キャリパーブレーキや、指挟み防止用ガード付きブレーキレバーなどを採用。さらに、補助輪特有のガラガラという大きな音を抑制する静音補助輪が全車に装備されている。
指挟み防止用ガード付きブレーキレバー。こういうパーツで指を挟むと大人でも痛いので、幼児の指のケガを防止できる安全設計。
補助輪というと、ガラガラと少々うるさいのが気になるところ。保護者の立場として、周囲に気遣わずに済むのは助かる。
また、全車に付属として「安全免許証」があり、幼児の運転手気分を盛り上げる工夫も用意されている。そのほか、各車に合わせたデザインのヘルメットや、サイレン音の鳴るホーンなどもオプション設定されている。
左は、各車付属の安全免許証。その右側はオプション。消防車のホースをモチーフにしたワイヤー錠、サイレンやエンジン音の出るホーン、そして各車のボディカラーに合わせたヘルメットなどが用意されている。
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4車種それぞれの特徴を紹介!
バッグ付きのリアキャリアーが特徴の「しろばい」
白バイをモチーフとした「しろばい」。白を基調とし、黒をアクセントとして引き締めたデザイン。見所はサイドバッグ風のバッグを装備したリアキャリアー。また白バイのヘッドランプをモチーフにした前部リフレクターもポイント。
白バイをモチーフにした「しろばい」。ポイントは、サイドバッグをイメージしたバッグがリアキャリアーに付属しているところだ。ちなみにフレームは全車それぞれ異なっている。
最大のポイントといえる、白バイのリアの装備をモチーフにしたバッグ付きリアキャリアー。
はしごをイメージした前後バスケットが魅力の「しょうぼうしゃ」
ファイヤーレッドですべてが塗装され、まさに消防車。前後のバスケットの形状ははしご車がモチーフだ。
消防車をモチーフに、ファイヤーレッドで塗装された「しょうぼうしゃ」。ポイントは、はしご車をモチーフにした前後のバスケットとフレーム。またチェーンケースはメーターやホースがデザインされている。オプションには、消防車のホースをイメージしたワイヤー錠が用意されている。
はしご車をモチーフにしたリアバスケット。
建機系の代表格をモチーフにした「ぶるどーざー」
注意喚起のイエローのボディが建機らしさを感じさせる「ぶるどーざー」。バスケットもはショベル型になっている。
建機の中でトップクラスの人気を誇るブルドーザーがモチーフで、もちろんバスケットはショベル(バケット)型だ。しかもタイヤは建機らしく、「しろばい」や「しょうぼうしゃ」と比較して太めのものを装着している。
バスケットは土砂をすくい上げたくなるショベル型。
道路工事でお馴染み! 「ろーどろーらー」
シリーズ第1弾には建機は2種類。街中で見かけることの多いロードローラーがモチーフの「ろーどろーらー」。
道路工事で活躍することから、ブルドーザー以上に見かけることの多いロードローラーがモチーフ。オレンジ色のボディに加えて、注意喚起の紅白のストライプも入った「ろーどろーらー」だ。バスケットは、ローラーをイメージして半円バスケットとなっている。
思わずアスファルトの路面をならしたくなる? ローラーをモチーフにした半円のバスケットを装備。
購入は、全国に470店以上を展開するサイクルベースあさひの各店舗か、あさひ公式オンラインショップ。すでに店頭でも並んでいるので実車を見ることが可能だ。価格は全車種とも1万9800円(税込)。サイズは全車種とも16型と18型の2種類が用意されている。また、今後は量販店などでの販売も検討しているという。さらに第2弾に関してもすでに企画が動いているが、まだ車種などは決定していないということだった。
2018年11月14日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)