死亡事故を誘発する路上駐車。いまだに、3割以上が「したことある」。
駐車場管理業大手のパーク24は8月2日、路上駐車に関する意識調査の結果を発表した。調査は同社ドライバー向け会員制サービスの会員を対象に実施。路上駐車が原因で危険を感じた人が9割超に上るという結果になった。同社によるとこの傾向は過去5年の調査でも変化はないということだった。
もとより路上駐車は、交通渋滞の発生原因や緊急車両の通行妨害の原因となっている。加えて、2017年には駐車車両への衝突事故が892件発生し、そのうち34件が死亡事故になっている。
同調査では、過去2年以内に路上駐車の経験有無もアンケート。13年から開始した調査で明らかに減少はしているものの、それでも3割を超える人が路上駐車をしていた。
また、その理由として「駐車場に止めるほどの時間ではなかったから」が56%で最多。次いで「近くに駐車場がなかった」が32%、「駐車場が満車だったから」が5%だった。
同社では路上駐車ゼロを目指した啓発活動を継続するとともに、駐車場環境整備を引き続き進めていくとしている。