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クルマ最終更新日:2018.05.31 公開日:2018.05.31

【人とくるまのテクノロジー展 2018】三菱は人気の新型車と、コネクティッド技術を展示

 5月23日~25日に神奈川県・パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展 2018 横浜」が開催された。内外の自動車関連会社597社がブースを出展、自社の技術をアピールした。

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 三菱自のブースでは、登場したばかりの新型SUVの「エクリプスクロス」(写真上)と、そのエンジンが単体(写真下)で展示されていた。同車は、その走りやパッケージングのよさから、発売前から自動車メディア関係者の間ではすこぶる評判が良かった。一方巷では、業界関係者に評判がよくても販売不振だった車は枚挙に暇がないといわれてきた。だが同車の場合、販売前の事前予約の段階ですでに5000台を受注、好調なスタートダッシュを切っている。

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 このエクリプスクロスが堂々展示されていたわけだが、これとは別に注目だったのが、「スマートスピーカー」と車をつなげる技術のプレゼンテーションだった。三菱ではスマートスピーカーをエクリプスクロスの北米仕様に搭載している。

 スマートスピーカーは、最近テレビCMなどでも盛んに宣伝されているので既知の方も多いと思うが、コンパクトな筐体のスピーカーに話しかけると、内蔵されたAIが機能して調べ物や音楽鑑賞などができるというものだ。また、接続されている家電や住宅設備などのコントロールも可能だ。スマートフォンの音声対話のように、例えば「OKグーグル、おすすめのイタリアン教えて」と対話形式で指示を出す。

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 ブースのプレゼンテーションでは、このスマートスピーカー(展示はAmazon Echo:写真上とGoogle Home:写真下)を使って、実車ではなくモニターに映る車に向かって指示を出すという形で行われ、エンジンをかける、ライトを点けるといった動作が可能だった。

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 対話形式の指示のため、瞬間的な運転操作を執行するのは難しい。だが、対話式ゆえにユーザーが車に対して親しみを持ってもらうための技術としては価値があるといえそうだ。

2018年5月25日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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