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クルマ最終更新日:2018.03.05 公開日:2018.03.05

大気保全のガソリンスタンド、国が認定へ

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 環境省は3月2日、大気汚染物質の発生を低減したガソリンスタンドを認定する「大気環境配慮型SS 認定制度」を創設したと発表した。

 自動車に給油する際やガソリンスタンドへの燃料の荷降ろしの際、ガソリンが蒸発してガスが発生する。ガソリンスタンドに特有の匂いがあるのは、この”燃料蒸発ガス”が漂っているためだ。そしてこのガスは、大気汚染物質の光化学オキシダントやPM2.5の原因物質といわれているうえ、引火の危険性もある。このガスを回収する装置を設置したガソリンスタンドを「大気環境配慮型SS」として認定、公表することで、大気環境に対してやさしいガソリンスタンドの普及を目指す取り組みだ。これら認定ガソリンスタンドを増やすことで大気環境保全を狙う。

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 認定は、環境省や資源エネルギー庁で燃料蒸発ガスを回収する性能があると確認された給油機を設置しているガソリンスタンドが対象になる。ガスの回収率に応じてS、A、B、Cの4段階で認定。基準となる回収率については、6月までに策定される見込み。認定を受けたガソリンスタンドには認定証とロゴマーク(上図)が交付され、環境省や資源エネルギー庁のホームページで名称や所在地が公表される。

 同省では今夏までに認定申請の受付を開始したいとしている。

2018年3月5日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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