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最終更新日:2018.01.06 公開日:2018.01.06

【交通事故死者数・速報】高齢者の死傷者数は2017年も半数以上を占めた!!

 交通事故の発生件数や死者数の集計、さらには分析などを行っている公益財団法人 交通事故総合分析センター(ITARDA)および警察庁から2018年1月4日に速報値が発表された2017年の年間交通事故死者数。2016年から210人減って3694人となったことは速報レポートでお伝えしたとおり。


 続いては高齢者(65歳以上)にフォーカスし、2017年のその交通事故死者数、全体に占めるその割合、増減数、増減率、そしてその割合の2007年から10年間の推移などを取り上げる。

高齢者は前年より118人減って2020人に

 高齢者の交通事故死者数も減り続けており、2007年の2749人から2017年は2020人となった。2016年からは118人減っており、同じペースを維持できるのなら、2018年は2000人を下回れそうな状況だ。全死者数に対する割合は、54.7%と、6年連続で半数以上を高齢者が占めることとなった。

 前年の死者数に対して、割合としてどれだけ増えたか減ったかを見るパーセンテージである「増減率」では、全体の5.4%減よりも減り方が0.1ポイント多く、5.5%減となった。

 ただし、2007年を100としたときの指数は全体が64なのに対し、高齢者は73。10年間のスパンで見ると、全体よりも減少率が低いことがわかる。

 どちらにしろ、交通事故死者の中で高齢者の占める割合が着実に増してきており、さらなる対策が必要なのは間違いないようだ。

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2007年から2017年までの全交通事故死者数(赤)と、高齢者の事故死者数の推移を表したグラフ。全体に比べて緩やかだが、高齢者の死者数も減っている。2012年に全体の半数以上を高齢者が占めるようになり、2017年は2016年より0.1ポイント下がった54.7%となった。

2018年1月6日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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