アストンマーティンDBXに新たな選択肢! ウルトラ・ラグジュアリーな「DBX GT」登場【新車ニュース】
10月1日、アストンマーティンは「DBX」のラインナップに新バリエーションとなる「DBX GT」を設定したと発表した。顧客への納車は今年の第4四半期から始まる予定だ。
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目次
スポーティな攻めより確かなエレガンスを好み、格上のラグジュアリーを求める方へ
DBXシリーズに新たに加わった「DBX GT」は、同シリーズに新たな解釈を加え、同車の持つ優れたパフォーマンスを一切犠牲にすることなく、ウルトラ・ラグジュアリーなクラフトマンシップ、洗練された快適性を融合させたモデル。
アストンマーティンのエイドリアン・ホールマークCEOはこのように紹介している。
「DBX GTは、スポーティな攻めより確かなエレガンスを好み、格上のラグジュアリーを求めるお客様を念頭に生み出されました。視覚面でのドラマ表現をさらに磨き上げ、インテリアに新たなクラフトマンシップ要素を加えることで、DBX GTは真のウルトラ・ラグジュアリーを実現します。その実現のためにパフォーマンスが犠牲になることは一切ありません」
エレガントで控えめながらDBXとして当然のパフォーマンスとダイナミクスを備える自信を表現
アストンマーティンDBX GT|Aston Martin DBX GT
DBX GTは、エクステリアに加えられた数々の変更によって、これまでとは異なる雰囲気を醸し出している。それはDBXで称賛を浴びた造形とプロポーションを強調するものだが、DBX Sが主張の強いデザインで高いスポーツ性能を表現していた一方で、DBX GTは高級感あるディテール、上質な素材や仕上げで静かなラグジュアリーとエレガンスが与えられた。
最も特徴的なディテールが新しい二重のヴェーンドグリル。グリルフィニッシュには「ブライト」と「ダーク」があり、分割された金属製のグリルヴェーンは左右の別の吸気口へと伸びている。吸気口はデイタイムランニングライトと一体化されて水平に広がり、ロアフロントバンパーのボリュームを大きく見せて、全体の存在感を高めている。
サイドビューでは、伝統的な時計製造で使用される技術に触発された、対照的なポリッシュとサテンの2種の仕上げの2ピース型の金属製サイドストレーキが目を引く。アストンマーティンのアイコニックなデザイン要素に加えられたこの新しい処理は、DBXの彫刻的なディテールをさらに際立たせている。
標準仕様のロアフロントバンパー、シル、リヤディフューザーはボディカラーと同色のエレガントさを讃える。DBX GTでは、サテンチタニウムのダイヤモンドターン仕上げの22インチ鍛造ホイールも新たに追加された。
オールシーズンタイヤを標準装備し、しなやかな乗り心地を最大限引き出しながらロードノイズを最小限に抑え、日常的な乗りやすさを向上させている。ルックスの存在感を高め、さらにパフォーマンスを重視したい場合は、オプションで23インチのホイールとタイヤのパッケージを選ぶこともできる。
新しい4本出しエキゾーストフィニッシャーも見どころだ。2本ずつ、横に並ぶ配置でボディ下部の幅を強調し、堂々たる風格を漂わせる。美しく造形されたテールパイプは、外側はブライトポリッシュ仕上げで、内側はサテンアノダイズド仕上げ。ボディ下部とディフューザーの間に囲まれ、世界最強の内燃エンジンSUVという、DBX Sとともに誇る称号を象徴するものだ。
アストンマーティンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマン氏はこのように述べている。
「アストンマーティンはウルトラ・ラグジュアリーとパフォーマンスを融合できる、特異な立場にあります。すべてのモデルがこの両方を備えていますが、その外観と動的性能におけるバランスはそれぞれ異なります。DBX GTでは、よりさりげなくて洗練されたアプローチを採用し、圧倒的なパフォーマンスを敢えて声高に主張することなく、静かなカリスマ性を漂わせることにしました。エレガントで控えめでありながら、DBXとして当然のパフォーマンスとクラストップのダイナミクスを備える自信を感じさせます」
クッション性がさらに充実し、サイドサポートも刷新した新しいシートを採用
アストンマーティンDBX GT|Aston Martin DBX GT
DBXには、当初からハンドクラフトのラグジュアリーなインテリアデザインが与えられてきた。そのベースにあるのは、日常的な使いやすさと人の自然な動きに合わせた設計。クラフトマンシップと機能性を融合し、周囲を圧倒する存在を感じさせる見晴らしの良さと、身体を包み込むようなスポーツカーの感触を併せ持ったものだ。
DBX GTには、新しくなったシートの形状にビスポークの刺繍によるディテールを加え、さらに高度な職人技と快適性が与えられた。前後のシートはクッション性がさらに充実し、サイドサポートも刷新。快適性を高めるための入念な設計で、ホールド性と日常的な使いやすさのバランスを図っている。シートの贅沢な座り心地をさらに高めるため、クッション構造に10mm厚のメモリーフォームを加えると同時に、サイドサポートへの造形的な変更によって横方向のサポート力と快適性を向上させている。
左右のリヤシートも新しくなった。5シートの柔軟性はそのままに、リヤの全体的なデザイン性と快適性を高めている。左右の2つのシートは、環境をフロントシートのデザインに合わせたほか、高さ調整式ヘッドレストとサイドサポートを備える。サイドサポートは横方向の安定感を高めて快適性を向上させ、長距離ドライブでも一層過ごしやすくなった。標準装備パノラミックガラスルーフは車内を自然光で満たし、後席の居心地の良さを一層高められる。
インテリアでは上質さが触感にも反映されている。素材の選択、精密さ、優れた製造技術が一体となって、ラグジュアリー感あふれる空間を実現。ドライブモードを選択するためのアノダイズド仕上げの金属製ロータリーダイヤルと、その他のスイッチ類は宝飾品のような印象を放つ。GT限定のモノトーン、デュオトーン、トリトーンの配色には、キルティングやパーフォレーションが施された精巧なパネルの装飾が添えられた。
DBX GTのウルトラ・ラグジュアリー感をさらに高めているのが、セミアニリンレザーと毛足の長いフロアマット。フロントシートは691mの糸、3297個のパーフォレーションの穴、4時間半を超える手作業により、細心の注意を払って製造される。
快適性の追求はシートだけにとどまらない。インテリアの新しいデザインに合わせ、室内環境と静粛性も重点的に向上が図られた。ボディ構造の随所で的を絞った改良が施されたほか、キャビンの機密性にも細心の注意を払い、ロードノイズ、風切り音、交通騒音が最小限に抑えられている。
同様にドアパネル、前後のホイールアーチ付近、荷物スペースに適切に配置された防音材と、リヤのサイドガラスに採用された防音合わせガラスも、車外からのノイズを最小限に抑える。毛足の長いカーペットは遮音効果だけでなく、DBX GTのウルトラ・ラグジュアリー感にさらなる豪華さをプラスする。
これらの改良の結果は、自動車業界において走行中の会話の明瞭度を示す指数「Articulation Index(アーティキュレーション・インデックス)」が13%向上するという具体的な数字にも表れている。車内の乗員同士の会話でも、通話時でも、そしてバウワース&ウィルキンス製オーディオシステムを楽しむ際にも、DBX GTはより静かな、リラックスできる、ラグジュアリーな室内環境が整えられているのだ。
耳障りな周波数が排除され、よりクリーンで豊かなエキゾーストサウンド
アストンマーティンDBX GT|Aston Martin DBX GT
より快適な洗練されたウルトラ・ラグジュアリーを提供するDBX GTだが、必要に応じて即座にスーパーSUVとしてのパフォーマンスを発揮できる点も重要だ。
DBX GTの心臓部には、DBX Sに採用された4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンが鎮座している。最高出力の535kW(727ps)は、ミッドエンジンスーパーカー「ヴァルハラ」と共通のターボチャージャー技術によって実現されている。一方、900Nm(91.8kgf-m)の最大トルクによって、日常的な走行状況のなかで即座に幅広く力を発揮することが保証されると同時に、困難な路面にも軽々と応じられる。0-100km加速はDBX Sと同じくわずか3.3秒、最高速度は310km/hをマークする。
エキゾーストサウンドはDBX GT独自の音色だ。マフラー内の排気のダブルミキシングによって、耳障りな金属的な周波数が排除され、よりクリーンで豊かなサウンドが生まれた。「GT」モードでは控えめに、パフォーマンス重視の走行でアストンマーティンらしいサウンドが求められる「Sport」「Sport+」の各モードではDBX GT本来のサウンドが放たれる。
このハイアウトプットに見合った制動性能を実現するため、DBX Sと同じフロント420mm径、リヤ390mm径のカーボンセラミック製ブレーキディスクが装備される。
ステアリングギヤ比が小さい点もDBX Sと同じで、明らかな俊敏性の向上でスポーティさが高まると同時に、必要な際の応答性にも優れ、街乗りを考慮して最小回転半径は6.0mに抑えられている。
フロントがダブルウイッシュボーン式、リヤがマルチリンク式のサスペンションには、ダンパー設定の見直しと、一連の独自の改良が加えられた。これには固有のダンパーバルブシステムも含まれ、悪路でもよりしなやかな乗り心地を実現しながら、ダイナミックな走りの際にもボディコントロールを維持する。これらの内部ダンパーバルブは、粗い路面や減速帯などにおける高周波、低振幅の振動の際のオイルフローを制御し、不快な振動の車内への伝達を取り除き、抑える。
また、ドライブモードの選択によってスプリングレートが変更されるため、コーナリング時のロール剛性のバランスが動的に移動し、グリップとステアリングレスポンスが向上する。
アストンマーティンのチーフ・テクノロジー・オフィサー、イアン・ホーバン氏はこのように述べている。
「DBX GTで課題となったのは、DBX Sで達成したクラス最高のパフォーマンスとハンドリングの実力を維持しながら、普段使いにおける快適性と洗練について意味のある改善を実現することでした。その実現を可能にしたのが、小規模ながら重要なハードウェアのアップグレードと、シャシーとパワートレインに対する一連の的を絞ったセッティング変更です。結果は非常に満足の行くものとなりました。不快な騒音の侵入を顕著に低減し、路面の悪条件からの影響も少なくして、洗練性を高めながら、それと同時に、DBXで称賛される息をのむようなパフォーマンス、ハンドリングの安定感、ドライバーとの一体感に変わりはありません」
SPECIFICATIONS
アストンマーティンDBX GT|Aston Martin DBX GT
ボディサイズ:全長5039×全幅1998×全高1680mm
ホイールベース:3060mm
最低地上高:190〜235mm
最小回転半径:6.0m
最大渡河水深:500mm
乗車定員:5人
荷室容量:638L
車両重量:2245kg
前後重量配分:53:47
総排気量:3982cc
エンジン:V型8気筒ツインターボ
最高出力:535kW(727ps)/6250rpm
最大トルク:900Nm(91.8kgf-m)/3000-5250rpm
トランスミッション:9速AT
駆動方式:AWD
0-100km/h加速:3.3秒
0-200km/h加速:11.4秒
最高速度:310km/h
WLTPモード燃費:7.0km/L
動画=アストンマーティン公式YouTubeチャンネルより




