2019年12月25日 19:10 掲載

交通安全・防災 帰省や旅行など、遠出前に愛車の点検を! 年末年始のJAFへの救援要請はこれほど多い


神林 良輔

バイク・一般道編:第1位は「バッテリーの過放電」

 バイクもクルマと同様に一般道での出動理由の第1位は「バッテリーの過放電」で、1729件中の541件となっている(画像3)。1~3位はクルマと同じだが、クルマでは6位だった「事故」が4位にある点に注目し、この年末年始はくれぐれも安全運転を心がけたい。

 またバイクならではの出動理由としては、8位に「キャブレターのトラブル」がある。クルマの場合、キャブレターの付いた車種は相当な旧車などに限られるため、今となっては珍しいトラブルだ。だが、バイクではキャブレターを搭載した車種がまだまだ現役のため、整備を怠らないようにしたい。

画像3。2018年度の年末年始に、一般道においてバイクの救援要請でJAFが出動した際の主な理由のトップ10。

画像3。一般道においてバイクの救援要請で出動した際の主な理由のトップ10。集計期間は2018年12月29日~2019年1月6日(9日間)。

バイク・高速道路編:第1位は「燃料切れ」

 高速道路のバイクにおける出動理由は、総件数41件と決して多くはない。そのうちの10件として第1位となったのが「燃料切れ」だ(画像4)。総件数のうちの燃料切れ件数の構成比を比較するとバイクの24.4%に対してクルマは12.6%と、バイクは燃料切れの割合が高いことがわかる。

 ほかにバイクとクルマで近い割合の項目を探すと、第2位の「事故」は、バイクが7.3%に対してクルマ8.8%とほぼ同程度だった。

 第3位の「タイヤのパンク・バースト・空気圧不足」は、バイクの4.9%に対してクルマは28.6%と、バイクの方が圧倒的に少ない。バイクはタイヤの本数が半分で、パンクする確率が低いといえるかもしれない。しかし、それを考えても、バイクはクルマの5分の1以下であり、ドライバーよりもライダーの方がタイヤの空気圧に気を遣っているということがいえそうだ。

画像4。2018年度の年末年始に、高速道路においてバイクの救援要請でJAFが出動した際の主な理由のトップ10。

画像4。高速道路においてバイクの救援要請で出動した際の主な理由のトップ10。集計期間は2018年12月29日~2019年1月6日(9日間)。


 普段あまり乗ってないと消耗がないので、クルマやバイクも調子がよいはずと思うかもしれないが、それは逆だ。乗り物はある程度乗ってないと、逆に調子が悪くなってしまうもの。急に遠出したりすることで、負担がかかることもある。しばらく振りに乗る際は、できる範囲で点検を行うとともに、ゆっくり走り始めて、もし異音や運転に違和感を感じたら、ディーラーや整備工場などで見てもらおう。早めの点検やメンテナンスが、重大な故障を防ぐコツでもある。

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