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最終更新日:2023.07.06 公開日:2020.09.11

【フリフリ人生相談】言っていいこと悪いこと

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30代女性です。

夫が美容室から帰ってきて「髪型、どう?」と聞いてきたので
冗談交じりに「オデコが広くなったね」と言ったら、
「言っていいことと悪いことがある」と激怒されました。

本人は「プロスポーツ選手の○○みたいに」とお願いしたようですが……。
それから2週間過ぎても夫は不機嫌です。
「言っていいことと悪いことがある」については、私、はじめてではなく、
友人や職場でも同じようなことを起こしています。

悪気はないのですが……。


純一

知的謙遜

ちょうどネットのニュースで、
メンタリストのDaiGoさんが新刊を出されたという話を読みました。
そのなかに、
「知的謙遜が大切である」という言葉がありました。

「知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす。これ知るなり」
という言葉が論語にあります。
自分の知識の範囲を明確にして、
自分がなにを知らないかを正しく理解する。
これがものごとをほんとうに「知る」ということである。
さすが論語、人生の基本がありますね。

私はいくつかの会社を所有しています。
日常的に、そういう会社で働いている人と会うことが多く、
ある意味、どこでも、言いたいことを言いたいように言える立場なので、
つい失敗してしまうことが多いと反省しています。

「知的謙遜」が足りないということですね。

30代女性さんが旦那さんを激怒させたということもまた、
「知的謙遜」が足りなかったと言えるでしょう。
あなたのセンスとか性格は置いといて、
少なくとも旦那さんがどういう言葉をいやがるか、ということに、
気づけなかったし配慮できなかったわけです。

「あなたの言葉を聞いて相手はどう思うか?」
というのは、とても身近にある「自分が知らないこと」です。

「知らざるを知らずとなす」。
相手の心はわからないのだから、謙虚に慎重に接するべし。

「知的謙遜」を身につけられるように、
努力してみる必要がありますね。

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天空

恵子


恵子

関西人?

30代女性さんは、関西人なの?
関西人でしょう?
関西人に違いないと思う。

っていうのも、
関西人はだいたい、そうやって、
人前で言いたいこと言って、さも、おかしそうにするのよ。
言われたほうがどれくらい迷惑かって考えもしない。
しゃべった側がおもしろければいい。
それが関西人なんです。

そのうえで、大切なことは、
そういう関西人の「これ、おもろいやろ?」みたいな感覚は、
世界的に通用しなくなっているってことですね。
パワハラ、セクハラ、いじめ、などなど、
いま世界的に問題になってることの多くは、
その根底に「関西人的な考えかた」があるのです!

言った側ではなく、言われた側の気持ち、
ここに心を配れる人こそが、真にすぐれた人間なんです。
間違っても、関西人ではない!

というわけで、
30代女性さん。
言葉を発する前に「これは、ほんとに言っていいのか?」と自分に問う。
「基本的に言っていいことのほうが少ない」と思うべし、です。

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純一

天空


天空

言ってはいけないことは、ない。

「世のなかに、言っていいこととか悪いことは、ない。
あるとすれば、タイミングである」

これ、昔、先輩から聞いた名言なんだよね。

だから、言葉を発するタイミングには、最大限、気をつけないといけない。

タイミングというのは「場」というふうに言い換えもできる。

「男はちょいと禿げてるくらいのほうが、かっこいい」
「男らしさの象徴だ」
「髪の毛がふさふさしている男って、子どもみたいでかっこ悪い」
なんていう会話でガンガン盛りあがってる集会があって、
そういう席でなら、奥さんが旦那さんに向かって、
「オデコが広くなったね」って言うのは、誉め言葉なんだよ。
「オデコ広い=あなたはセクシー」という意味だからさ。

でも、そういう場所では、30代女性さんは、旦那に向かって、
「でも、あんたのオデコの広さは、中途半端ね」とか言って、
ひとりで受けるんだろうなぁ。

気をつけてね。

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純一

恵子


ライター・松尾の右往左往

私は関西人なもんで、
最初から恵子にはきらわれているのです。
「松尾さんのいやなところはね、関西人ってことかな」
と、いまでも酔っ払うと言われます。

まぁ、確かに、
「なにを言ってもおもろいやつの勝ち」っていうような育ちかたは、
ろくな人間にはなりませんね。

というわけで、
30代女性さんが関西人かどうかは置いといて、
「言われたほうの気持ち」に気を配るというのは、
これからの時代、大切ですね。

どうやら、いろんなところで舌禍問題を発生させているようなので、
これは、改めて「気をつける」「考えかたをしっかりさせる」必要があります。
SNSとか、こじんまりしたパーティとか、
まわりはどんどん「言葉の暴力」に敏感になっています。

うっかり「受けるつもりで」なにかを言ってしまって
大騒動ってこともありますからね。
いまのままだと旦那さんはぜったいに味方になってくれません。
「ほら、みろ」と言われます。

気をつけましょう。

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