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道路・交通最終更新日:2024.02.01 公開日:2024.02.01

東京に行きやすくなる! 関越道 三芳スマートインターチェンジは3月10日にフル化。

NEXCO東日本は2024年3月10日に、関越道三芳スマートICをハーフインターからフルインターに切り替えると発表した。東京に行く・東京から来るという乗り降りができなかったが、これで、都心との往来に利用しやすい出入口になるはずだ。

文=宮本 菜々(KURU KURA編集部)

資料=NEXCO東日本

関越道 三芳スマートインターチェンジフル化!

(画像:(c) moonrise - stock.adobe.com)

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スマートインターチェンジとは、高速道路のPA・SAなどから、乗り降りできるように設置されている簡易型のインターチェンジである(高速道路の本線にダイレクトに乗り降りできるものもある)。ETCの利用に限られるものの、利便性の向上や地域の活性化につながるなど、利用者や地域にとっての利点も大きいといわれている。

関越道 三芳スマートIC。ハーフインターは乗り降りに制限がかかって不便。

関越道の所沢ICと川越ICの間には、三芳PA(上下線)に「三芳スマートIC」が設置されている。運用を開始したのは2006年(平成18年)のこと。全国でも利用率の高いスマートICである。

しかし、このインターチェンジは、上下線のどちらか一方にしか乗り降りできない「ハーフインターチェンジ」として運用されており、下り線(至新潟)の入口と上り線(至東京)の出口に限られ、つまり都心との行き来ができず、利用者にとっては今ひとつ不便な出入口であった。

そのため、地元の三芳町を筆頭に、関係者や利用者からは、早期に上下線ともに乗り降りできる「フルインターチェンジ」化を望む声が強く、2015年(平成27年)の新規事業化の決定をもって整備が進められてきた。

フル化で上下線いずれも乗り降りできるようになる。

そして、2024年(令和6年)3月10日15時、ついに東京方面への入口と東京方面からの出口が開通する。地元の自治体、関係者や利用者にとっては待望のフル化である。

なお、三芳ICの上り線の出口を移設するにあたって、2024年(令和6年)3月10日以降は、三芳PA(上り線)の施設を利用してからスマートICを利用できなくなるので、これまで、利用していたドライバーには気を付けてもらいたい。

同時に、上り線の出入口では、車種制限(車長6m以下の普通車・軽自動車・二輪車)を解消するので、より多くのドライバーの利用できるようになることが期待される。

【三芳スマートIC(上下線)の概要】
位置:関越道 三芳PA(上下線)に接続
所在地:埼玉県入間郡三芳町北永井地内および上富地内
運用時間:24時間利用可能
利用形態:一旦停止型
対象車種:車長12m以下のETC車載器を搭載した全車種

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