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ライフスタイル最終更新日:2023.11.22 公開日:2023.11.21

なぜ東京都民はヘルメットをしないのか? おしゃれデザインで自転車ユーザーの装着率は上がる!? コンテストを実施中。

警視庁の調べによれば、東京都における自転車乗車中のヘルメット着用率はわずか10.5%。10人に9人がノーヘルという状態だ。都が共催する「GRAND CYCLE TOKYO」では、このような状況を受けてヘルメットコンテストを開催。現在、一般投票を受け付けている。デザインが良ければ着用率も上がるはず……!?

文=KURU KURA編集部

資料=GRAND CYCLE TOKYO

自転車乗用中のヘルメット着用義務化……着用率は?

© west_photo – stock.adobe.com

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2023年4月1日、改正道路交通法の施行で自転車乗用中のヘルメット着用が努力義務となった。これは、自転車乗用中の交通事故で死亡した人の約6割は頭部に致命傷を負っていること、ヘルメット着用時と比較して非着用時の致死率が約2.1倍であることから(警察庁:平成30年~令和4年合計)、自転車乗用中の交通事故における負傷の程度を軽くするために設けられたものだ。

自転車乗車中死者の人身損傷部位別とヘルメット着用状況別の致死率。(画像:警察庁の資料をもとに作成)

警視庁の都道府県別のヘルメット着用率調査では(2023年7月に実施)、全国平均で13.5%、東京では10.5%となっている。高いのは愛媛の59.9%、低いのは新潟の2.4%。地域差はあるものの、全国的にまだまだ非着用者が多い。

都民の着用意識向上を目指して「ヘルメットコンテスト」一般投票受付中!

ヘルメットのデザインを競い合うコンテストで、都民にヘルメットの着用を促す。(画像:GRAND CYCLE TOKYO)

環境にやさしく健康にもよい自転車をさらに身近なものとするため、自転車に関する様々なイベントを総合的に進める「GRAND CYCLE TOKYO」は、都民の自転車乗車時のヘルメット着用に対する関心を高め、着用の促進につなげることを目的とした「ヘルメットコンテスト」を実施している。

ヘルメット自体をペイントする「ペイント部門」と、アウター部分をデザインする「ヘルメットカバー部門」の2部門を設置。応募資格を有するのは都内の大学、短期大学、高等学校、専修学校・各種学校、職業訓練校等に在学中の学生などだ。

一次審査は2023年9月28日に実施。すでに、計20作品(ペイント部門10作品、ヘルメットカバー部門9作品。ヘルメットカバー部門は1作品が辞退)が選出されている。

二次審査は一般投票となる。受け付けは、11月21日 正午から11月30日 正午まで。投票は公式サイトから可能だ。投票者から抽選で1名にヘルメット(日本パレード製のCAPOR) とアンバサダー(武井壮さん・稲村亜美さん)のサイン入りグッズがプレゼントされる。

ヘルメットコンテスト「ペイント部門」の一次選考通過作品。(画像:GRAND CYCLE TOKYOをもとに作成)

ヘルメットコンテスト「ヘルメットカバー部門」の一次選考通過作品。(画像:GRAND CYCLE TOKYOをもとに作成)

優秀作品は、「THE ROAD RACE TOKYO」(2023年12月3日)開催時に、味の素スタジアムで行われる「STADIUM FESTA」(2023年12月2~3日)の「サイクル★ファッションショー」(12月2日午後)で発表予定だ。

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