クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Cars

最終更新日:2023.10.24 公開日:2023.10.20

カワサキ、世界初のストロングハイブリッドバイクを開発。新型「ニンジャ」がまもなくお披露目【ジャパンモビリティショー2023】

カワサキが、ジャパンモビリティショー2023の出展概要を発表した。目玉は世界初のハイブリッドバイク「Ninja 7 Hybrid」や、EVバイク「Ninja e-1」。他にも世界初公開モデル5機種や、カワサキの歴史的人気モデルが展示される。

文=岩井リョースケ(KURU KURA)

写真=カワサキ

「EV・HEV」での展開が期待されるNinja。写真=カワサキ

記事の画像ギャラリーを見る

カワサキブースは3つのエリアを展開。注目はやっぱりニンジャ!

カワサキは2023年10月28日から一般公開されるジャパンモビリティショー2023の出展概要を発表。展示ブースは「カワサキモータース」、「モータースポーツエリア」、「Tokyo Future Tour」の3つのエリアに分かれている。

カワサキモータースエリアでは、日本初公開となる「ニンジャ7ハイブリッド」や「ニンジャ e-1」に加え、TERYX KRX4 1000、BIMOTA TESI H2 CARBONが参考出品となり、市販モデルやカワサキ250メグロSGといった歴代人気車も展示される。また、この他にも世界初公開モデルを5機種用意しており、これらの詳細は明かされていないが、当日のサプライズとして楽しみにしておこう。

モータースポーツエリアでは、2020年にスーパーバイク世界選手権6連覇という偉業を成し遂げた「Kawasaki Racing Team Ninja ZX-10R」などの優勝車が3台展示され、Tokyo Future Tourエリアでは、カワサキが現在開発中のモーターサイクル用水素エンジンのモックアップを展示される。

Ninja 7 Hybridがバイクのハイブリッド化を実現!

「ニンジャ7ハイブリッド」は、451cm3水冷並列2気筒エンジンに、トラクションモーター、大容量の駆動用バッテリーを搭載した世界初のストロングハイブリッドバイクとなる。エンジンとモーターの二つのパワーユニットの性能を引き出す「SPORT-HYBRIDモード」、トラクションモーターで発進、EVからHEVへシームレスに移行し高い燃費性能を実現する「ECO-HYBRIDモード」、静粛で低振動、かつゼロエミッションの低速・近距離用モード「EVモード」を搭載し、ライダーは状況に応じて選択できる。

Ninja 7 Hybrid

ニンジャ 7 ハイブリッドのフロント・リアビュー

ニンジャ 7 ハイブリッドは3つのドライブモード(スポーツハイブリッド、エコハイブリッド、低速近距離EV)から選択可能。6速トランスミッションでは左ハンドルのレバー操作が不要で、ライダーはスロットル制御に集中できる。

Ninja e-1がEVスポーツの可能性を拡げる!

「ニンジャ e-1」は、コンパクトな電動モーターと軽量なフレームを組み合わせることで、優れた加速性能と軽快なハンドリングを実現したEVスポーツモデル。短時間の出力向上が可能なe-boost、車両の取り回しをサポートするウォークモード、ダミータンク上のストレージボックスなど、EVバイクならではの新機能や装備が充実している。ベースには400ccクラスのロードスポーツモデル使用し、ニンジャシリーズらしい要素も備えている。取り外し式のリチウムイオンバッテリーは家庭用コンセントからの充電が可能で、一回の充電あたり72kmの走行距離を実現。

 

Ninja e-1

ニンジャ e-1のコクピットまわりとリアシート。クラッチがないため、左ハンドルにはレバーがない。バッテリー差込口はリアシート下に配置されている。

本来燃料タンクがあったスペースにバッテリーが2本搭載され、他にも5Lの収納スペースが確保されている。

ニンジャ e-1のモーター部。ステップにシフトレバーがないため、変速はせず、スロットルのみで加速させるようだ。

日本のバイク業界はEVシフトが遅れており、各メーカーから発表されているモデルはスクータータイプが目立っているが、カワサキが今回出展する「ニンジャ7ハイブリッド」、「ニンジャ e-1」は、スポーツモデルの道を切り拓く存在として期待されている。同時に出展される5機種のワールドプレミアと共に、カワサキブースで最も注目を集めることになるだろう。

 

カワサキの出展車両
■カワサキモータースブース
・ワールドプレミアモデル(5機種)
・Ninja 7 Hybrid(ジャパンプレミア)
・Ninja e-1(ジャパンプレミア)
・TERYX KRX4 1000(参考出品)
・BIMOTA TESI H2 CARBON(参考出品)
・BIMOTA KB4(市販モデル)
・Ninja 1000SX(市販モデル)
・Z900RS Yellow Ball Edition(市販モデル)
・ELIMINATOR SE(市販モデル)
・カワサキ250メグロSG(歴史車)
・Ninja (GPZ900R)(歴史車)
・ZXR400R(歴史車)

■モータースポーツエリア
・Kawasaki Racing Team Suzuka 8H Ninja ZX-10R (2019年鈴鹿8耐優勝)
・Kawasaki Racing Team Ninja ZX-10R (2020年 スーパーバイク世界選手権6連覇)
・Monster Energy Kawasaki KX450 (2020年AMAスーパークロス選手権450SXクラス優勝)

■ Tokyo Future Tour
・MULE PRO-FX 1000
・モーターサイクル用水素エンジン(モックアップ)

記事の画像ギャラリーを見る

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(12月1日まで)
応募はこちら!(12月1日まで)