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クルマ2022.10.26

任意保険は入ってますか?アンケートに学ぶ任意保険の大切さと選び方

車を登録するには自賠責保険に加入しなければならないが、自賠責保険の主な目的は交通事故の被害者に対する救済だ。自賠責保険では補償されない被害をカバーするには別途、任意保険の加入が必要になる。そんな任意保険に関するアンケート調査を「事故車買取王」が実施。任意保険に対する興味深い結果を紹介しよう。

文=原田磨由子
画像=事故車買取王

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万が一に備え、任意保険への加入は必須!

(c)Idanupong - stock.adobe.com

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 事故を起こした際に、自分自身の治療費や、相手側の車の修理代、路側の構造物や信号機などの賠償金は、自賠責保険からは支払われない。また、被害者への補償についても、怪我や死亡といった事例ごとに限度額が決まっており、損害額を上回る場合は自己負担である。そのため、自賠責保険に加えて、万が一に備えての任意保険への加入は必須といえるだろう。

 そんな任意保険について、廃車・事故車買取専門の「事故車買取王」が、車を所有している1044人に対してアンケート調査を実施したので、結果を紹介しよう。

任意保険への未加入者がまだいる!

 「所有する車は任意保険に加入していますか?」との質問には、ほぼ100%の人が「加入している」と回答。常識的に、もしもの事態に備えて自賠責保険だけでは心もとないと感じている人が多いと考えられる。一方で「加入していない」人も1.4%いた。

 任意保険に加入している理由と加入していない理由についてのコメントは以下の通り。
「加入している」
・事故などの場合に備えて、必要な保険だと思うから(30代/女性/会社員)
・自賠責保険ではカバーできない補償をつけられて、補助内容を選べるから(50代/女性/会社員)

「加入していない」
・詳しくわからないから(20代/女性/会社員)
・運転する頻度が少ないから(50代/男性/自営業)

 わずかな比率だが、車に乗る機会が少ない人や任意保険についてよく知らないという人が、任意保険に加入しないようだ。

任意保険で選ぶ補償内容と、重視していることは?

 車を所有する人のほとんどが任意保険に加入しているという結果だったが、加入している任意保険の補償内容はどのようなものを選んでいるのだろうか?

 最も多かった回答が「対人賠償責任保険(79.1%)」で、次いで「対物賠償責任保険(74.7%)」、「人身傷害保険(64.9%)」であった。人身事故に備えた対人賠償責任保険、また物損事故を補償する対物賠償責任保険、自分や同乗者の怪我に備える人身傷害保険など、事故による損害を幅広くカバーできる補償内容が支持されているようだ。

 では、任意保険に加入している人は、どのような点を重視しているのだろうか? 回答は「保険料の安さ(43.6%)」が最多で、次いで「自分に合った補償内容が選べる(34.4%)」、「基本補償の充実度(33.8%)」と続いた。保険料の安さだけでなく、補償内容や充実度を重視する人も一定数いるようである。

特約を付けて、より理想の形に近付ける!

 前の質問で任意保険の料金や補償内容が重視される傾向がわかったが、任意保険によっては、基本的な補償に加えて特約を付けることもできる。手厚い補償内容や保険料のコスト削減などが、特約に加入するメリットだが、任意保険加入者は、特約についてどのくらい認知しているのだろうか?

 任意保険の特約で知っているものについての回答は「弁護士費用特約(60.8%)」、次いで「ロードサービス費用特約(49.8%)」、「運転者限定特約(48.1%)」という結果が出ている。実際に加入している特約については「弁護士費用特約(47.0%)」、「運転者年齢条件特約(43.7%)」、「運転者限定特約(41.5%)」と続いた。

 「弁護士費用特約」への加入が最も多いが、保険会社が示談交渉をできない「もらい事故」では、弁護士費用特約に加入していると弁護士に交渉を任せることが可能。また、補償対象となる運転者や年齢を限定して保険料を抑える運転者年齢条件特約も人気がある。それぞれの特約に加入した理由について、コメントは以下の通り。

「弁護士費用特約」
・示談の時などに役に立つと思ったから(20代/男性/会社員)
・個人では対応しきれない交渉のため(40代/男性/パート・アルバイト)

「運転者年齢条件特約」
・保険料が安くなるから(40代/女性/会社員)
・妻と自分の年齢に合わせられるから(40代/男性/会社員)

「運転者限定特約」
・自分以外運転しないから(20代/女性/会社員)
・保険料を抑えるため(50代/女性/専業主婦)

次のページでは、
事故経験者の比率について紹介

事故を経験した人はこんなにいる!?

 いくら安全運転を心がけていても、交通事故に遭う可能性はゼロではない。運転中に事故を起こしたり、巻き込まれたりした経験についても調査結果が出ている。

 「マイカーを運転中に事故を起こしたこと・事故にあったことはありますか?」との問には、「どちらもある(28.5%)」との回答が最も多く、次いで「事故を起こしたことがある(18.45%)」、「事故にあったことがある(15.1%)」と続いた。事故の加害者にも被害者にもなってしまったという人が一定数いるようだ。加害のみの回答数と合わせると、事故を起こした経験のある人は4割以上にものぼる。これは、いつ交通事故の当事者となるかわからない可能性を示している。

 事故後の手続きや示談交渉などで苦労したことについてのコメントは以下の通り。

・警察や車屋、保険会社など電話のやり取りが多くて大変だった(20代/女性/会社員)
・相手と証言が食い違い、手続きが進まなかった(50代/女性/会社員)
・相手が(おそらく)無保険車で逃げられて、自分の保険を使った(50代/女性/専業主婦)
・保険会社同士ではまとまらなかったが、弁護士特約を活用して有利な条件でできた(50代/男性/会社員)

 交通事故の後に関係者とのやり取りに時間がかかったり、相手方と揉めたりするケースが多いようだ。一方、任意保険の特約に助けられたという意見も多かった。

任意保険はしっかりと検討すべし!

 ここまでの結果で、事故を起こした経験のある人が想像以上に多いということがわかった。そこで任意保険加入者に、特約の追加などで保険料が高くなっても、損害補償や事故対応時のサポートを受けられるなら保険内容はしっかり検討すべきかも調査されている。

 回答は「とてもそう思う(36.6%)」、「ややそう思う(47.8%)」と、8割以上の人が肯定的な結果に。自分の運転スキルや運転する頻度、目的に応じて適切な任意保険を選ぶことが正解のようだ。

事故はいつ起こるか分からない。だったら……

 今回の調査で、車を所有している人の任意保険加入状況が明らかになった。弁護士費用特約や運転者限定特約といった特約に加入している人も多く、保険に関する高い意識を持っている人が多いようだ。

 警察庁交通局が公表した統計データ(※)によれば、2021年の交通事故件数は30万5196件、死傷者数は36万4767人と、2020年と比べて件数・死傷者数ともに減少しているものの、それでも事故件数は多いのが現状だ。ADAS(先進運転支援システム)の進化など、交通事故ゼロの社会を目指した動きが広がっているが、実現にはまだ時間を要することだろう。

 今回の調査結果では実際に事故を経験した人も多かったことから、やはり、交通事故は他人事ではないことは再認識すべきだ。加害者となっても被害者となっても、交通事故はその後の人生に大きな影響を及ぼす可能性がある。備えあれば憂いなし。しっかりと補償内容を検討して任意保険に加入することが、責任あるドライバーとしてのあるべき姿ではないだろうか。

※警察庁交通局「令和3年中の交通事故発生状況」

調査概要:車の任意保険に関する調査
調査対象:車を所有している2050代の男女
調査人数:1,044
調査方法:インターネット調査
調査日:2022822
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

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