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最終更新日:2023.06.19 公開日:2022.08.04

日光の観光にかわいくて便利! 日光「グリスロ」運行区間が拡大

日光市の世界遺産エリア~西町エリアの観光地を巡る電動車「グリーンスローモビリティ」の運行区間が、7月20日から拡大された。日光駅~大猷院・二荒山神社前区間の駅間運行が開始され、観光の足として利便性が向上した。

くるくら編集部

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新たな移動手段「グリスロ」ってなに?

日光グリーンスローモビリティ「eCOM-10」 写真=日光市

「グリスロ」とは、グリーンスローモビリティ(電動小型低速車両)のこと。国土交通省のウェブサイトによると『時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービス』と記載されている。小型で環境にやさしい車両として、観光、生活交通など様々な場面での活用が期待されており、国土交通省や環境省も導入を推奨している。

【グリーンスローモビリティの5つの特徴】

  1. Green(グリーン):CO2排出量が少ない電気自動車。環境にやさしい。
  2. Slow(スロー):時速20km未満でゆっくり。
  3. Safety(セーフティ):低速なので安全
  4. Small(スモール):小さい。狭い道路も通行できる。
  5. Open(オープン):窓がないので開放的。外の景色や風を感じられる。

日光グリーンスローモビリティの運行車両は、電気自動車「eCOM-10」 写真=日光市

西町エリアには観光スポットがたくさん!

日光西町エリアには観光資源が多数存在している 写真=日光市

 世界遺産「日光の社寺」の西側に位置している西町エリアには、日光田母沢御用邸記念公園や憾満ヶ淵(化け地蔵)、金谷ホテル歴史館など、数々の観光名所が点在する。しかし、世界遺産を訪れる観光客の多くが、西町エリアまで足を延ばさないという課題を抱えていた。

この課題に、日光市と東武バス日光が共同で取り組み、誕生したのが「日光グリーンスローモビリティ」。世界遺産エリア~西町エリアに点在する観光名所を巡回することで、観光客の回遊性を高め、満足度の向上や滞在時間の延長を目的とし、2022年4月27日に運行を開始。そして、7月20日から、西町エリアに加え、朝と夕方の各1便について、東武日光駅、JR日光駅~大猷院・二荒山神社前区間の駅間(延伸)運行も開始した。

【運行ルート】
●西町ルート
①日光山輪王寺(発着)–②勝道上人像前–③表参道–④大猷院・二荒山神社前–⑤西参道茶屋–⑥西参道駐車場前–⑦憾満ヶ淵・化け地蔵–⑧ホテル日光千姫物語前–⑨御用邸通り–⑩日光田母沢御用邸記念公園前–⑪金谷ホテル歴史館–⑫西参道入口

●駅間(延伸)ルート
朝/9:00 東武日光駅発(大猷院・二荒山神社 行き)
夕/16:20 大猷院・二荒山神社 発(16:36 東武日光駅着/16:40 JR日光駅着)
※路線バスの各停留所に停車します。

グリーンスローモビリティ日光西町ルートマップ 画像=日光市

【運賃】
●西町ルート:1 回 150 円(小児:80 円)
●駅間(延伸)ルート:通常の路線バスの運賃(150円~350円)
※支払方法:現金、交通系ICカード、PayPay決済
世界遺産めぐり手形(大人600円/小児300円)をはじめ、東武バス日光の各種フリーパスでの乗車も可能。

各種フリーパスを購入すると日光グリーンスローモビリティにも乗降可能 画像=日光市

グリーンスローモビリティを活用して日光を満喫しよう

窓がなく開放的、そして低速で走行するグリーンスローモビリティは、日光西町の景観をゆっくり楽しむことができる。自家用車で行く場合も、いくつか観光地を回りたい時には、駐車場にクルマを止めてグリーンスローモビリティを利用すれば、毎回駐車場を探す手間がなく、観光スポットを巡れるだろう。

日光西町まち歩きマップ 画像=日光市

 運行情報やフリーパスなどの詳細は下記公式ホームページで確認ができる。日光グリーンスローモビリティを利用して、ほんの少し、ゆっくりした旅を体験してみてはいかがだろうか。

日光市:https://www.city.nikko.lg.jp/kouryuu/gms.html
東武バス日光:https://www.tobu-bus.com/pc/area/nikkou.html

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