ホンダ「タイプR」が今年で発売30周年！ 歴代モデルの展示イベントも開催中。

初代NSX-Rの発売から30周年

左上は、30周年記念のために今回制作された記念ロゴ。以下時計回りに、6代目シビックTYPE R、初代インテグラTYPE Rのエンジンルーム、初代NSX-Rが並ぶ。

　ホンダの「タイプR」シリーズが、初代モデルNSX-Rを1992年11月27日に販売開始してから、今年で30周年を迎える。それを記念して、10月21日から23年1月16日までの期間、さまざまなイベントが予定されているので紹介しよう。

　まずはふたつの車両展示イベントから。ひとつめは、東京都港区のHondaウエルカムプラザ青山で、2022年10月21日（金）から11月2日（水）に『TYPE R発売30周年 記念展示「挑戦の血統」《第1期》』が開催される。

　ここでは、初代タイプRとなったNSX-Rを始めとする5台のタイプRを展示。シリーズの年表、スペシャルムービー、デジタルウォールによるデザインスケッチ等もあわせて展示される予定だ。

1992年の初代NSX-R（NA-1）

『TYPE R発売30周年 記念展示「挑戦の血統」《第1期》』
＜展示予定車両＞
1992年の初代NSX-R（NA-1）
1995年の初代インテグラ・タイプR
1997年の初代シビック・タイプR（EK9）
2001年の2代目シビック・タイプR（EP3）
2022年の6代目シビック・タイプR（FL5）

　ふたつめの車両展示イベントは、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎ内にあるホンダコレクションホールで、2022年11月4日（木）〜2023年1月16日（月）に『タイプR発売30周年 記念展示「挑戦の血統」《第2期》』が開催される。

　1階エントランスホールにて、1965年のF1マシンRA272と5台のタイプRを、2階北棟ではイギリスで生産された4台のタイプRを展示する。またここでは、海外専売モデルやグローバルに展開した車両についてのパネル展も企画されている。

2009年のシビック・タイプR ユーロ（FN2）

『タイプR発売30周年 記念展示「挑戦の血統」《第2期》』
＜展示予定車両＞
1992年の初代NSX-R（NA-1）
1995年の初代インテグラ・タイプR
2001年の2代目インテグラ・タイプR（DC5）
1997年の初代シビック・タイプR（EK9）
2001年の2代目シビック・タイプR（EP3）
2007年の3代目シビック・タイプR（FD2）
2015年の4代目シビック・タイプR（FK2）
2017年の5代目シビック・タイプR（FK8）
2009年のシビック・タイプR ユーロ（FN2）

新型シビック・タイプRがレースに参戦

スーパー耐久シリーズに参戦する6代目シビック・タイプR

　いっぽう、モビリティリゾートもてぎででは、2022年11月27日（日）に開催される『Honda Racing THANKS DAY（ホンダ・レーシング・サンクスデー）2022』内で、タイプRオーナーたちが愛車で参加可能なオーナーズパレードが行われる。このパレードには、F1でホンダが技術支援するパワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリに所属するF1ドライバーたちも参加予定だ。

　そして最後のイベントは、2022年9月に発売された6代目シビック・タイプRが、2022年11月26日（土）から27日（日）に鈴鹿サーキットで行われるスーパー耐久シリーズ第7戦でレースデビューを果たす、というもの。参戦体制は「Honda R & D Challenge」というホンダ従業員有志によって活動している自己啓発チームとなる。決勝となる27日はまさに発売30周年日であり、メモリアルなレース挑戦となることだろう。

　以上がホンダが企画するタイプR30周年記念の主要イベントとなるが、今後もさまざまなイベントが展開される予定だ。日々更新されるイベント情報は、Twitterのホンダ公式アカウントにて#TYPER30をつけた投稿で随時発信されていくので、タイプRファンは要チェック！