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道路・交通最終更新日:2020.05.27 公開日:2020.05.27

【JNCAP2019後期・速報】予防安全・全16車種+衝突安全・全12車種

年に2度発表されているJNCAP(自動車アセスメント)の試験結果が、2019年後期分として5月27日に発表された。前期の試験結果も含め、予防と衝突のふたつの安全性能の試験結果をまずは速報として掲載する。

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自動車の安全性能を評価するJNCAP(自動車アセスメント)の2019年度後期の結果発表が2020年5月27日に行われた。

自動車の安全性能を評価するJNCAPの2019年度後期の結果発表が2020年5月27日に行われた。

 JNCAPは、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が実施しているクルマの安全性能評価試験だ。対象年度において販売台数の多い新車から試験車種を選定し、またメーカーから依頼を受けた車種に対して、同一条件下の厳正な評価試験を実施し、その車種の安全性能を点数化している。そして一般公開することで、ユーザーに対してはより安全性能の高い車種の情報を提供。またメーカーに対しては、さらに高次の安全性を追求した開発を促すことを目的としている。

 評価試験には、大別して予防安全性能と衝突安全性能の2種類がある。予防安全性能は、衝突被害軽減ブレーキなど、事故を未然に防ぐための機能を評価するものだ。一方の衝突安全性能は、衝突事故に至った際に、乗員と歩行者の保護性能を評価するものである。

予防安全性能評価を受けたのは全16車種

 2019年度の予防安全性能評価における大きな変更点は、対歩行者の衝突被害軽減ブレーキに「夜間・街灯なし」が追加されたことだ。その結果、合計得点は126点満点から141点満点となった。予防安全性能評価の全試験項目および点数は以下の通りとなっている。

1.衝突被害軽減ブレーキ
 I.対車両(32点)
 II.対歩行者(全80点)
 ・昼間(25点)
 ・夜間【街灯あり】(40点)
 ・夜間【街灯なし】(15点)
2.車線逸脱抑制装置(16点)
3.後方視界情報装置(6点)
4.高機能前照灯(5点)
5.ペダル踏み間違い時加速抑制(2点)
合計:141点満点

 そして前期も含めて、2019年に評価試験を受けたのは全16車種。ここではメーカー・ブランド別に掲載した。各車に対し、141点満点の点数と、カッコ内にそれを100点満点に換算した点数を掲載した。その得点に応じて、以下の通りに4段階で評価が与えられる。

~12点以下:無印
12点超~46点以下:ASV+
46点超~86点以下:ASV++(ダブルプラス)
86点超~:ASV+++(トリプルプラス)

 さらに満点の車種に関しては、「予防安全性能評価大賞」も贈られる。2019年度は、日産「セレナ」(OEM供給車のスズキ「ランディ」も含む)、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」、レクサス「NX」および「UX」が同大賞を獲得した。

【スバル】
●フォレスター:131.4点(93.2点) ASV+++

【ダイハツ】
タント/タント カスタム(軽 ※2):72.0点(51.1点) ASV++
ロッキー(※3):73.6点(52.2点)ASV++

※2 OEM供給車のスバル「シフォン」ならびに「シフォン カスタム」も同一性能
※3 OEM供給車のトヨタ「ライズ」も同一性能

【トヨタ】
●アルファード/ヴェルファイア
:141点(100点) ASV+++、予防安全性能評価大賞
●RAV4
:137.0点(97.2点)ASV+++

【日産】
セレナ(※4):141点(100点)ASV+++、予防安全性能評価大賞
デイズ/デイズ ハイウェイスター(軽 ※5):132.0点(93.6点)

※4 OEM供給車のスズキ「ランディ」も同一性能
※5 三菱と共同開発した軽自動車で、三菱「eKワゴン/eKクロス」も同一性能

【フォルクスワーゲン】
ポロ:110.5点(78.4点)ASV+++

【ホンダ】
アコード:132.0点(93.6点)ASV+++
N-BOX/N-BOX カスタム(軽):129.2点(91.6点)ASV+++
N-WGN/N-WGN カスタム(軽):123.7点(87.7点)ASV+++

【三菱】
eKワゴン/eKクロス:(軽 ※6):132.0点(93.6点)

※6 日産と共同開発した軽自動車で、日産「デイズ/デイズ ハイウェイスター」も同一性能

【ミニ】
●ミニ 3ドア/5ドア
:28.8点(20.4点)ASV+

【メルセデス・ベンツ】
Cクラス:139.8点(99.1点)ASV+++

【レクサス】
●ES:140.2点(99.4点) ASV+++
●NX:141点(100点) ASV+++、予防安全性能評価大賞
●UX:141点(100点) ASV+++、予防安全性能評価大賞

衝突安全性能評価を受けた車種は全12車種

 2019年度の衝突安全性能評価は、点数の算出方法や評価試験内容など、前年度から大きな変更はなかった。試験は大別して乗員保護性能評価、歩行者保護性能評価、シートベルトの着用警報装置の3種類が行われる。衝突安全性能評価の全試験項目および点数は以下の通りだ。

1.乗員保護性能評価(59点)
 I.フルラップ前面衝突試験
 II.オフセット前面衝突試験
 III.側面衝突試験
 IV.感電保護性能評価試験
 V.後面衝突頸部保護性能試験
2.歩行者保護性能評価(37点)
 I.頭部保護性能試験
 II.脚部保護性能試験
3.シートベルトの着用警報装置(4点)
合計100点満点

 前期も含め、2019年度に衝突安全性能評価を受けたのは全12車種だ。各車の点数の後ろにある★は、その車種の衝突安全性能の高さを示す。合計得点100点満点中の82点以上を獲得したクルマは、最高評価のファイブスター賞(★★★★★)が贈られる。72.5点以上82.0点未満は★★★★だ。なお点数が82点以上であっても、シートベルトの着用警報装置を除いたいずれかの試験でレベル3以下(試験ごとに得点による5段階評価が行われる)がある場合は、ファイブスター賞を獲得できない。

【ダイハツ】
●タント/タント カスタム (※7):80.2点 ★★★★
ロッキー(※8):85.7点 ★★★★★(ファイブスター賞)

※7 OEM供給車のスバル「シフォン」ならびに「シフォン カスタム」も同一性能
※8 OEM供給車のトヨタ「ライズ」も同一性能

【トヨタ】
●RAV4
:88.9点 ★★★★★(ファイブスター賞)

【日産】
デイズ/デイズ ハイウェイスター(軽 ※9):86.5点 ★★★★★(ファイブスター賞)

※9 三菱と共同開発した軽自動車で、三菱「eKワゴン/eKクロス」も同一性能

【フォルクスワーゲン】
●ポロ
:85.7点 ★★★★

【ホンダ】
アコード:88.5点 ★★★★★(ファイブスター賞)
インサイト:87.5点 ★★★★★(ファイブスター賞)
N-WGN/N-WGNカスタム:88.7点 ★★★★★(ファイブスター賞)

【三菱】
eKワゴン/eKクロス:(軽 ※10):86.5点 ★★★★★(ファイブスター賞)

※10 日産と共同開発した軽自動車で、日産「デイズ/デイズ ハイウェイスター」も同一性能

【ミニ】
●ミニ 3ドア/5ドア
:77.9点 ★★★★

【メルセデス・ベンツ】
Cクラス:85.7点 ★★★★

【レクサス】
●NX:85.9点 ★★★★★(ファイブスター賞)
●UX:87.3点 ★★★★★(ファイブスター賞)

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