道路のライブカメラ閲覧サイトを集めてみた 高速道路&関東エリア編
ドライブ前に積雪の確認などで、走行ルートの状況を見たいと思ったことはないだろうか? それをライブカメラの画像で閲覧できるウェブサイトが数多くある。そのようなウェブサイトをまとめて紹介しよう。
近年、IoT(機器をインターネットに接続して情報を収集する)技術の普及により、インターネットで閲覧できるライブカメラの映像が増えてきた。本記事では、高速道路や一般道に設置されたライブカメラの映像が閲覧できるウェブサイトを紹介する。なお紹介するウェブサイトは、一定時間ごとに静止映像が更新されるものと、動画映像が流れるものの2種類となっている。
あわせて2019年12月に国土交通省が発表した、大雪などの荒天で早めに交通規制を行う可能性のある「予防的通行規制区間」に指定されている道路も紹介する。降雪の予報があった際のドライブなどに活用してほしい。
高速道路なら「i Highwayハイウェイ交通情報」
全国の高速道路の交通情報を掲載しているウェブサイト「i Highwayハイウェイ交通情報」は、高速道路に設置されたライブカメラの映像を閲覧できる(日本海沿岸東北道、箱根新道、八木山バイパスは除く)。ライブカメラ以外にも、規制や渋滞、事故情報、ランプ閉鎖なども表示されるので、高速道路を利用する前にはチェックしてみよう。
ただしi Highwayハイウェイ交通情報の雪道ライブカメラから閲覧できる映像は、NEXCO西日本が管理する高速道路のみとなっている。それ以外のエリアにある高速道路の映像は、マップ画面にあるカメラのアイコンをクリックすると閲覧できる。
高速道路に加え、一般道の交通規制も表示する「ドラとら」
NEXCO東日本とゼンリンデータコムが運営する「ドラとら」は、北海道、東北、関東、信越といったNEXCO東日本で管理する高速道路のライブカメラの映像を閲覧できる。また一般道や鉄道もマップ上に記載されている。一般道の交通規制も掲載されているので、高速道路を降りてからのことも把握できるウェブサイトだ。
ドラとらのマップ画面にはスキー場やゴルフ場といったレジャー施設も表示される。地図は山や川などの地形がわかる詳細なものが使われている。
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関東エリアの一般道に設置されたライブカメラ
国道事務所や県庁のライブカメラでは一般道が閲覧できる
一般道には、国土交通省や地方自治体が管理するカメラが設置されている。国交省では、これらのライブ映像を国道事務所などのウェブサイトで閲覧することをすすめている。関東エリアとしては下記のようなものがあるので活用してみよう。
栃木県
国土交通省 宇都宮国道事務所 ライブカメラ
栃木県内の国道4号と50号に設置されたライブカメラを閲覧できる。また河川や砂防を監視する渡良瀬川や川俣ダム、奥日光湯の湖のライブカメラなどといった外部へのリンク集も掲載している。
栃木県庁 県土整備部道路保全課 とちぎ道路管理情報
とちぎ道路管理情報では、栃木県庁が管理するライブカメラ映像を閲覧できる。閲覧方法は左メニューにある「道路CCTV」をクリックすると栃木県全体図へと移動する。全体図で閲覧したい地域をクリックすると、上記のページに移動。カメラのアイコンをクリックするとライブカメラの映像が閲覧できる。
群馬県
国土交通省 高崎河川国道事務所 ライブカメラ映像(道路)
高崎河川国道事務所のライブカメラは、国道17号の三国トンネルや三国峠、国道18号の碓氷バイパスなどに設置されており、それらが閲覧可能となっている。同ウェブサイトの外部リンク集には、利根川水系砂防事務所や渡良瀬川河川事務所のライブカメラなどがあるので、降雨が激しいときはそちらも参照してみよう。
群馬県庁 道路ライブカメラ
群馬県庁が管理する一般道にあるライブカメラが閲覧できるウェブサイト。災害や雨量、河川水位などといった防砂情報を発信するサイト「群馬県県土整備部 防災上へ」へのリンクも収録されている。
埼玉県
国土交通省 大宮国道事務所 道路のライブカメラ
大宮国道事務所のウェブサイトでは、県を東西に横断する国道16号と、南北に縦貫する国道4号、17号のライブカメラが閲覧できる。リンク集には、県内で冠水しやすい道路を教えてくれる「道路冠水」がある。
国土交通省 北首都国道事務所 国道298号ライブカメラ
北首都国道事務所のウェブサイトでは、外環(東京外かく環状道路)の下を走る国道298号のライブ画像が閲覧できるサイト。またライブカメラのあるところは、降雪時にスリップしやすい箇所(橋や地下道)という注意が記されているので、残雪が残っていそうなときは、ライブ映像を確認しておこう。
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千葉県、神奈川県、山梨県、長野県
千葉県
柏市 土木部交通政策課 国道16号 ライブカメラ
柏市が管理する柏市大井にある国道16号のライブカメラの映像が閲覧できるウェブサイト。
神奈川県
国土交通省 横浜国道事務所 ライブカメラ箱根新道
横浜国道事務所のウェブサイトでは、箱根新道の箱根峠付近と畑宿付近のライブ映像を閲覧できる。上記のページには、チェーン脱着場も表示されている。
山梨県
国土交通省 甲府河川国道事務所 みちカメラ
山梨県内の国道20号、52号、138号、139号などのライブカメラが閲覧できるウェブサイト。ライブカメラによっては降雨に関する情報も同ページ内に記載されているので、道路と気象という2つの状況を把握できる。
NNS日本ネットワークサービス 甲府市ライブ道路状況
笛吹市、甲府市、甲斐市、韮崎市の一般道にあるライブカメラの映像が閲覧できる。こちらは一定時間ごとの静止画像ではなく、動画が閲覧できるようになっている。
長野県
国土交通省 長野国道事務所 道路情報システム
長野県の北部、中部の国道を管理する長野国道事務所が管理するライブカメラを閲覧できるウェブサイト。地図上にあるカメラのアイコンをクリックすると、ライブカメラの映像が閲覧できるウィンドウがあらわれる。
国土交通省 飯田国道事務所 道路状況ライブカメラ
飯田国道事務所が管理する、長野県南部を通る国道19号、153号、474号に設置されたライブカメラの映像が閲覧できるウェブサイト。
一般道のライブカメラなら「道路交通情報Now!!」
全国の一般道にあるライブカメラ映像を探すなら日本道路交通情報センター(JARTIC)の運営する「道路交通情報Now!!」がおすすめ。前述の国道事務所などのウェブサイトにないライブカメラ映像が掲載されている。
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「予防的通行規制区間」
関東エリアで20か所ある「予防的通行規制区間」
国交省では、大雪時に立ち往生が起こりやすく、交通障害が拡大する恐れのある20の道路を、「予防的通行規制区間」に指定している。指定された道路では交通障害が拡大する恐れがある場合、早い段階で通行止めが行われる。早めに通行止めを行うことで、集中的・効率的な除雪作業を行い、交通障害の長期化を防ぐことが狙いだ。
大雪という天気予報が発表されている場合は、これらの道路を迂回するルートを検討しておこう。
- 神奈川県:箱根新道(国道1号)箱根町湯本~箱根町箱根の13.8km
- 栃木県:那須地区(国道4号)那須塩原市鍋掛~西郷村小田倉の19.1km
- 埼玉県:高倉地区(国道16号)入間市小谷田~入間市川原町の2.3km
- 埼玉県:旭町地区(国道16号)川越市脇田新町~川越市小仙波の4.1km
- 埼玉県:持田IC部(国道17号)行田市持田の0.3km
- 群馬県:渋川~沼田地区(国道17号)渋川市上白井~沼田市薄根町の14.8km
- 群馬県:三国峠(国道17号)みなかみ町猿ヶ京~湯沢町三国の12.1km
- 群馬県・長野県:碓氷バイパス・軽井沢バイパス(国道18号)安中市松井田町横川~小諸市平原の33.6km
- 長野県:野尻地区(国道18号)長野市豊野町蟹沢~信濃町野尻の23.7km
- 長野県:生坂地区(国道18号)安曇野市明科中川手~長野市信州新町日原東の33.4km
- 神奈川県:大垂水峠(国道20号)八王子市南浅川~相模原市緑区千木良の7.9km
- 山梨県:上野原~甲州地区(国道20号)上野原市上野原~甲州市勝沼町勝沼の45.8km
- 山梨県・長野県:韮崎~北杜地区・富士見地区(国道20号)韮崎市一ツ谷~茅野市宮川大河原の41.6km
- 長野県:塩尻地区(国道20号)岡谷市字堤上~塩尻市塩尻町の9.1km
- 群馬県:前橋~みどり地区(国道50号)前橋市今井町~みどり市笠懸町鹿の12.2km
- 山梨県:南部~富士川地区(国道52号)南部町万沢~富士川町鰍沢の49.4km
- 山梨県:山中湖地区(国道138号)山中湖村平野~山中湖村平野の2.9km
- 山梨県:鳴沢地区(国道139号)富士河口湖町富士ケ嶺~鳴沢村の15.0km
- 山梨県:富士吉田~大月地区(国道139号)富士吉田市下吉田~大月市大月2丁目の18.4km
- 千葉県:高谷JCT(国道298号)市川市高谷の0.9km
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