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最終更新日:2023.07.04 公開日:2023.07.04

中古車購入の値引き交渉成功率は76%! 平均値下げ額も市場調査で判明!

ホンダの純正アクセサリーを扱うホンダアクセスは、直近3年以内に中古車を購入した20歳~69歳のドライバー1000人を対象に中古車の購入に関する調査を実施。中古車を購入した理由や、人気のボディータイプ、購入時の値引き交渉の有無や、値引き成功時の平均額などが見えてきたので紹介する。

文=岩井リョースケ(KURU KURA)

資料=ホンダアクセス

中古車購入の理由と、狙っているクルマのタイプは?

(c)Witoon - stock.adobe.com

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まず、回答者1000名に中古車を購入した理由をたずねたところ、「購入費用を抑えられる」が62.4%と最多となった。次いで「気軽に乗ることができる」が28.2%、「すぐに納車される」が28.1%、「装備が充実したクルマを購入できる」が18.0%、「生産終了になったクルマを購入できる」が9.6%と続いている。この結果は順当と言えるのではないだろうか。

次に、購入した中古車のボディータイプについては、「軽自動車」が39.8%で最多となり、「コンパクトカー」が17.3%、「ミニバン」が13.8%、「SUV」が9.6%、「セダン」が8.0%と続いている。小回りが利き、扱いやすそうなタイプが人気の傾向は新車も中古車も変わらなそうだ。

中古車を購入した理由。画像=ホンダアクセス

購入した中古車のボディータイプは?

予算と購入価格のギャップ、それを埋める値下げ交渉!

ここからは、中古車購入の最大の理由に選ばれた「価格」に焦点を当てる。まずは購入前の中古車の予算(希望価格)と、実際に購入した際の価格差について質問。すると、希望価格は「50万円~80万円未満」が18.5%、「100万円~150万円未満」が26.6%、150万円~200万円未満」が12.4%、「200万円~250万円未満」が12.3%という回答に分かれ、平均は135.7万円となった。

そして、実際の購入価格については、「50万円~80万円未満」が16.6%、「100万円~150万円未満」が22.7%、「150万円~200万円未満」が12.7%となり、平均は145.2万円となった。理想と現実とのギャップ差は平均で+9.5万円ということで、思ったよりも誤差は少ないと感じる人もいるかもしれない。

当初、いくらくらいの中古車を希望していたか質問

しかし、その価格差の裏には、どうやら「値引き交渉」による影響もありそうだ。

回答者1000名に中古車を購入した際、値引き交渉をしたか質問したところ、「値引き交渉をした」が56.7%、「値引き交渉はしなかった」が43.3%となった。購入費用を少しでも抑えるため、半数以上の人が交渉にチャレンジしている。ちなみに年代別では、値引き交渉をした人の割合は20代が65.0%、40代が60.0%の順で高かったようだ。

そして肝心の、購入時に値引き交渉をした567名に、値引き交渉の結果について質問したところ、「値引きできた」が76.0%、「交渉をしたが値引きできなかった」が24.0%と、交渉に期待が持てる結果が出ている。

値引きできた金額を見てみると、「5万円~10万円未満」が22.8%で最多となり、平均値は10.6万円となっている。先ほどの希望購入価格と実際の購入価格の平均価格差を単純に考えれば、本来は20万円ほど予算オーバーした状態から、値下げ交渉で最大10万円差まで下げることに成功し、それならばと成約に至ったというようなストーリーが浮かんでくるではないか。

値引き交渉をした人に、交渉結果を質問

現物確認はしっかりと!

ホンダアクセスは値下げ交渉の材料になる現車確認のポイントについても質問している。最も多かったのが、やはり「ボディーの状態」の46.6%。ボディーにキズやへこみなどがないか、入念にチェックした人が多いようだ。次いで、「内装の状態」が39.2%、「車内のにおい」が33.4%、「シートの座り心地」が32.5%、「タイヤ・ホイールの状態」が28.4%と続いた。購入後の満足度や値下げ交渉にも影響が出る現車確認は、たとえクルマに詳しくなくてもしっかり行うべきだろう。

ちなみに、男性では「エンジン始動時の動作・異音の有無」が32.2%、「エンジンルーム内の状態」が27.0%と、女性と比べてそれぞれ10ポイント以上高くなっている。

中古車選びの際におこなった現車確認でチェックしたポイントを質問

最後に、既にカスタムされている中古車の購入意向について質問しているので見てみよう。

カスタマイズされた中古車を購入したいと思うか質問したところ、「購入したいと思う」が32.7%、「購入したいと思わない」が67.3%という結果になった。

男女・年代別にみると、購入したいと思う人の割合は20代男性が50.0%となり、40代男性の48.0%、30代男性の39.0%が続いた。全体を通して女性よりも男性の方がカスタマイズに対して肯定的な姿勢が窺えるが、男性の方が独自性を求める傾向にあるので、妥当な結果だろう。

ちなみにカスタマイズされた中古車を購入したいと思う327名に好みのカスタマイズの方向性を確認したところ、「アウトドア系(キャンプ仕様・車中泊仕様の内装カスタマイズ)」が31.2%、「オーディオ・音響系」が27.5%、「ラグジュアリー系」が23.5%、「オフロード系(タイヤ交換・リフトアップ等の外装のカスタマイズ)」が16.2%、「レトロ系」が11.3%と続いた。

カスタマイズされた中古車を購入したいと思うかを質問

値下げ交渉の成功率が76%という結果はなかなか期待値が高く、中古車の購入時にはとりあえず実行した方が良さそうだということが分かった。交渉前には現物確認をしっかり行い、気になる点はしっかりと相手に伝えたい。しかし、相手の機嫌を損ねては交渉は成立しない。知識がない人は、足繫く通ってみたり、いろいろ相談しながら信頼関係を築いてみるのも有効な手段だろう。

■調査概要

調査タイトル:中古車の購入に関する調査2023

調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする直近3年以内に中古車を購入した20歳~69歳のドライバー

調査期間:2023年5月19日~5月22日

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

有効回答数:1000名(男女・各年代が均等になるように抽出)

実施機関:ネットエイジア株式会社

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