ミニカーショップだと思ったら、香港版JAFのヘッドオフィスだった。
模型王国・香港で、レアなプラモやミニカーを探していたら…
4月に北京モーターショーの取材に行った際、せっかくなので香港とマカオにも寄ってみることにした。主な目的は「模型王国の香港で、ミニカーやプラモデルを買いたい!」という、ミニカーコレクターである息子の願いを叶えるためだ。香港には、ネット通販などで販売されているTINYやHONGWELLといった高品質・低価格なミニカーブランド企業がある。ワクワクしながら街の中を歩いてみると、確かに模型店があちこちにあるという印象だ。
写真の模型店は、店主さん曰く『九龍地区最大の模型店』だそうで、レアなプラモデルが、お店の奥の奥までうずたかく積まれていた。
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九龍地区でもミニカーショップ発見! と思いきや?
ミニカーショップかと思ったら? 香港版JAFの本部!
宿泊していたホテルの近く(九龍地区)でも、とってもおしゃれなミニカーショップを発見! 店内には何やら高級そうなミニカーがたくさん並んでいる。
店の名前は「香港汽車会」というらしい。汽車とは自動車の意味だが…。
恐る恐る中に入ってみると、ミニカーの他にもカー用品やモータースポーツに関連したグッズが並んでいた。「ん? ここはもしかして!!」どうやらここは、ミニカーショップではなく、日本におけるJAF、もしくはアメリカのAAA、ドイツのADACのような組織「香港汽車会」(HKAA)のヘッドオフィスらしい。
室内を見回すと、JAFやAAAなど世界各国の自動車関連団体のバッジが展示されていた。なんとなく嬉しい気持ちになり、オフィスの人に話を聞いてみた。
さまざまな国の自動車関連団体のバッジの中にJAFのロゴを発見(写真右上)。遠い異国の地でJAFのバッジに遭遇するとは!
香港版JAF「香港汽車会」(HKAA)は今年で設立100周年!
話を聞いてみてわかったのは、HKAAは1918年設立とのことで、今年で100周年を迎えるということ! 設立100周年とはなかなかスゴイ。また、JAFはもちろん世界150の自動車ユーザー団体とも提携しているそうだ。
HKAAはFIA(国際自動車連盟)のメンバーでもあり、モータースポーツイベントの運営や24時間無料の緊急救助サービス、自動車保険、車に関する法的相談のサービスなども行っている。
香港は日本の国際免許証で運転OK!
ちなみに、中国は日本の国際免許証だと車を運転できないのだが、香港ならOK。左側通行の右ハンドル車がほとんどなので、交通環境にも違和感がないはずだ。次回訪れるときは、ぜひ香港でレンタカーを借りて運転してみたいと思っている。ちなみにJAF会員ならHKAAのロードサービスも使えるそうだ。
2018年6月26日(雨輝・加藤久美子)