クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Cars

最終更新日:2018.06.05 公開日:2018.06.05

【富士SUPER TEC 24時間レース結果速報】759周を走って総合優勝したのは…!!

np180604-01-01.jpg

2日(土)15時に決勝がスタート。画像は、スタート直後のもので、ポールポジションから飛び出し、TGR(第1)コーナーに飛び込む直前の3号車「ENDLESS GT-R」(日産「R35型GT-R NISMO GT3」)。その背後も「GT-R」勢の1台、99号車「Y’s distraction GTNET GT-R」。画像提供:富士スピードウェイ

 2日(土)15時から3日(日)15時まで、日本国内では10年ぶり、そして富士スピードウェイでは50年ぶりとなる24時間耐久レース「富士 SUPER TEC 24時間レース」(ピレリ スーパー耐久シリーズ2018第3戦)が好天の中で開催された。

 予選は、ポールポジションが3号車「ENDLESS GT-R」、2番手が99号車「Y’s distraction GTNET GT-R」。最上位のST-Xクラスに参戦する日産「R35型GT-R NISMO GT3」がフロントローを分け合う形で、決勝はスタートした。

 序盤はGT-R同士のバトルが続いたが、アクシデント発生時でセーフティーカーが先導する隊列走行SCランの利用の仕方や、レース中に義務づけられている2回のメンテナンスタイムを取るタイミングなどがよかった99号車「Y’s distraction GTNET GT-R」(浜野彰彦(はまの・てるひこ)/星野一樹(ホシノ・カズキ)/藤波清斗(フジナミ・キヨト)/安田裕信(ヤスダ・ヒロノブ)/スン・ジェン組)が最終的には独走態勢となり、2位よりも5周も多い759周、走行距離にして3463kmを駆け抜け、総合優勝を果たした。

np180604-01-02.jpg

ST-Xクラスの表彰式の様子。99号車「Y’s distraction GTNET GT-R」の左から浜野彰彦、星野一樹、藤波清斗、Sun Zheng(藤波選手の陰で見えない)、安田裕信の5選手。赤いレーシングスーツの浜野彰彦、星野一樹、藤波清斗はレギュラードライバーで、ピレリ スーパー耐久シリーズ2018をこの3人で戦っている。白いレーシングスーツのふたりが、24時間レース特例の第4・第5ドライバー。助っ人は最大3人までで、チームによっては最大6人で挑んだ。画像提供:富士スピードウェイ

→ 次ページ:
24時間ならではの夜間や早朝の画像を掲載!

夜間や早朝の走行シーンは24時間レースならでは!

 国内のレースでも、耐久系のレースによっては、ゴールは日が沈んでからという場合はいくつかあるのだが、真っ暗になった真夜中でも走り続け、薄明を迎えて早朝に走るとなると、24時間耐久レースならでは。ここでは、そんな画像を掲載してみた。

np180604-01-03.jpg

メインスタンド側からピットを夜間に撮影。さすがにピットは暗いと作業がしづらく、事故も起きやすくなるため、煌々とした強力な照明で照らされる。早い時間帯には花火も上げられ、レースが彩られた。画像提供:富士スピードウェイ

np180604-01-04.jpg

夜間走行中の68号車「埼玉トヨペット Green Brave GR SPORT マークX」。かつてスポットでF1にも参戦したことがあるベテラン服部尚貴選手がチームをまとめ、ST-3クラスの優勝に導いた。画像提供:富士スピードウェイ

np180604-01-05.jpg

富士山を正面に据え、早朝のダンロップコーナーで撮影されたワンカット。このあとは急な上り坂の難しいコーナーが続くテクニカルセクション。シビアなステアリングコントロールとアクセルワークが要求される。画像提供:富士スピードウェイ

→ 次ページ:
最後は各クラス別リザルトを掲載!

各クラスリザルト

ST-Xクラス
優勝:99号車「Y’s distraction GTNET GT-R」(日産「R35型GT-R NISMO GT3」)
 浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/安田裕信/スン・ジェン組
 759周:24時間27秒319
2位:83号車「Phoenix racing Asia R8」(アウディ「R8 LMS GT3」)
 キョン・ウィー・リム/マックス・ホファー/マーチー・リー/メルビン・モウ組
 754周:24時間1分50秒282(5周遅れ)
3位:81号車「J-Fly Racing R8」(アウディ「R8 LMS GT3」)
 ジェフリー・リー/アンドレ・クート/川端伸太朗/アレッシオ・ピカリエッロ組
 745周:24時間1分59秒101(14周遅れ)

ST-Zクラス
優勝:47号車「D’station Porsche cup」(ポルシェ「Cayman GT4」)
 星野辰也/織戸学/富田竜一郎/リ・ジョンウ/浜健二/小林賢二組
 645周:24時間29秒031
 ※同クラスは1台のみのエントリー

ST-TCRクラス
優勝:75号車「m-1 CARFACTORY RS3 LMS」(アウディ「RS3 LMS」)
 塚田利郎/蘇武喜和/清瀧雄二/松本和之/山路幸宏/渡辺忠司組
 683周:24時間2分10秒456
2位:97号車「Modulo CIVIC TCR」(ホンダ「シビック タイプR」)
 植松忠雄/中野信治/大津弘樹/小林崇志/石川京侍組
 661周:24時間33秒274(22周遅れ)
3位:19号車BRP★Audi Mie RS3 LMS」(アウディ「RS3 LMS」)
 HIROBON/YOSSY/秋吉圭/奥村浩一/山脇大輔/古宮正信組
 660周:24時間1分35秒940(23周遅れ)

ST-1クラス
優勝:47号車「D’station Porsche cup」(ポルシェ「911GT3 cup」)
 星野辰也/織戸学/富田竜一郎/リ・ジョンウ/浜健二/小林賢二組
 701周:24時間1分13秒736
 ※同クラスは1台のみのエントリー

ST-2クラス
優勝:6号車「新菱オート☆DIXCEL エボX」(三菱「ランサーエボリューションX」)
 冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄/成澤正人/藤井芳樹/古山節夫組
 658周:24時間2分1秒846
2位:17号車「DXL アラゴスタNOPRO アクセラSKY-D」(マツダ「アクセラ・ディーゼル・ターボ」)
 谷川達也/野上達也/野上敏彦/山田弘樹/藤原能成組
 642周:24時間1分55秒391(16周遅れ)
3位:7号車「GLocal☆新菱オートDXL エボX」(三菱「ランサーエボリューションX」)
 八巻渉/岡崎善衛/廣田築/面野一/奥村博文組
 638周:24時間2分2秒384(20周遅れ)

ST-3クラス
優勝:68号車「埼玉トヨペット Green Brave GR SPORT マークX」(トヨタ「マ-クX」)
 服部尚貴/脇阪薫一/平沼貴之/番場琢/菅波冬悟組
 688周:24時間1分23秒538
2位:62号車「DENSO Le Beausset RC350」(レクサス「RC 350」)
 嵯峨宏紀/宮田莉朋/石浦宏明/平手晃平/山下健太組
 686周:24時間53秒061(2周遅れ)
3位:38号車「muta Racing ADVICS IS 350 TWS」(レクサス「IS 350」)
 堀田誠/阪口良平/新田守男組
 683周:24時間32秒061(5周遅れ)

ST-4クラス
優勝:55号車「Sunoasis 田中建築86」(トヨタ「86」)
 たしろじゅん/大井貴之/三笠雄一/伊藤毅/田中雅之組
 659周:24時間2分27秒674
2位:884号車「林テレンプ SHADE RACING 86」(トヨタ「86」)
 平中克幸/HIRO HAYASHI/吉田広樹/国本雄資組
 658周:24時間32秒924(1周遅れ)
3位:29号車「T’S CONCEPT 小倉クラッチ86」(トヨタ「86」)
 佐々木雅弘/大嶋和也/飯田章/小山美姫/豊田大輔/小倉康宏組
 648周:24時間1分50秒518(11周遅れ)

ST-5クラス
優勝:88号車「村上モータースMAZDA ロードスター」(マツダ「ロードスター」)
 村上博幸/雨宮恵司/吉田綜一郎/脇谷猛/中根邦憲/杉野治彦組
 608周:24時間2分17秒240
2位:37号車「DXL ワコーズNOPRO デミオSKY-D」(マツダ「デミオ・ディーゼル・ターボ」)
 関豊/井尻薫/大谷飛雄/加藤芳皓組
 606周:24時間1分55秒317(2周遅れ)
3位:69号車「J’S RACING Moty’s 制動屋 FIT」(ホンダ「フィット 3 RS」)
 梅本淳一/藺牟田政治/久保田英夫/妹尾智充/ライザック・イフワット/高橋宏和組
 602周:24時間1分17秒992(6周遅れ)

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(10月31日まで)
応募はこちら!(10月31日まで)