衝突&予防安全ランキング、衝突試験動画などなど。JNCAPまとめ
国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が毎年発表している、「自動車アセスメント(JNCAP)」。 その2017年までの関連記事をまとめた。
クルマの安全性を高めるため、さまざまな試験が行われている。それが「自動車アセスメント(JNCAP)」だ。
国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が毎年発表している、「自動車アセスメント(JNCAP)」。
JNCAPとは、クルマがどれだけ衝突事故を回避できるかの「予防安全性能」と、実際に衝突事故を起こした際にどれだけ乗員や歩行者を保護できるかの「衝突安全性能」について、各メーカーの人気車種で実際に試験を行って、その評価結果を発表しているものだ。
ニュース・プラスではこれまで、そのJNCAPに関する多数の記事を上げてきた。そこで、どの記事がどういう内容なのかをわかりやすくするため、まとめ記事を用意することにした。
各ページの内容
●1ページ目:2017年度前期の評価結果について
(予防安全、衝突安全、衝突安全総合のランキング3本)
●2ページ目:2016年度の予防安全評価結果について
(ランキング記事1本、動画記事1本)
●3ページ目:2016年度の衝突安全評価結果について
(ランキング記事1本、動画記事5本)
●4ページ目:衝突安全性能評価ランキング・ベスト64
(ランキング記事3本)
●5ページ目:平成28年度チャイルドシート安全性能評価結果
(ランキング・動画2本)
2017年前期の予防および衝突安全評価結果について
予防安全評価結果ランキング
JNCAP予防安全2017年前期発表! 最新9車種をランキングで紹介
2017年前期に発表された、9車種をランキング形式で紹介。2017年は、「車線はみ出し警報」(8点満点)が「車線逸脱抑制」(16点満点)に変更され、79点満点となった。
衝突安全評価結果ランキング
JNCAP衝突安全2017年前期発表5車種が総じて安全性の高い結果に。
2017年前期に発表された、5車種をランキング形式で紹介した。評価試験の方法は、2016年から変更はない。
2016年の予防安全評価結果について
最新となる2016年の評価試験の結果は、2017年5月に発表された。まずは予防安全22車種について(リンクをクリックすると新しいタブで記事が開きます)。
ランキング
今回試験を受けた22車種について、自動(衝突被害軽減)ブレーキを中心とした予防安全性能評価結果の点数が高い順にランキング形式にして掲載した。
動画
【動画あり】対歩行者の自動ブレーキで、ASV++を獲得した5車種に試乗。数値だけでは見えない違いも!
予防安全性能評価の試験の様子を、平成28年度に試験を受けた内の5車種を対象に、外からと実際に同乗して車内から撮影した動画を掲載。
2016年の衝突安全評価結果について
衝突安全評価結果については、平成28年度の評価結果をランキングと、試験を受けた全車種の試験動画を掲載した記事を公開中だ。衝突安全性能評価試験は実際にクルマをクラッシュさせる過酷な試験。
試験は大別して「乗員保護性能試験」と「歩行者保護性能試験」の2種類に分かれ、乗員保護性能はさらに「フルラップ前面衝突試験」、「オフセット前面衝突試験」、「側面衝突試験」の3種類がある。そして歩行者保護性能試験は、「頭部保護性能試験」と「脚部保護性能試験」の2種類に分かれる。
動画に関しては、1車種に対し、フルラップ、オフセット、側面と、歩行者保護性能(頭部と脚部をひとつにまとめた)の4種類の記事を用意した。
ランキング
100点満点なら96点。JNCAP・衝突安全性能評価で、あのクルマが史上最高得点!
衝突安全は9車種を対象に実際に衝突試験を実施して評価された。得点の高い順にランキング形式で紹介。
動画
【JNCAP衝突試験動画#1】試験とはいえこの迫力。フルラップ前面衝突試験編
フルラップ前面衝突試験とは、真正面からコンクリートバリアに衝突する試験。正面衝突を模擬している。
【JNCAP衝突試験動画#2】最も実際の衝突事故に近い! オフセット前面衝突編
オフセット前面衝突試験はきれいに真正面からではなく、クルマの右側(コックピット側)にずれた形でバリアに衝突する。正面衝突を避けようとしたが、右側が対向車とぶつかってしまったことを模擬している。
【JNCAP衝突試験動画#3】横からの衝突の怖さ! 側面衝突試験
クルマの側面にムービングバリアを衝突させる側面衝突試験。クルマの側面に衝突されたことを模擬している。衝突ポイントと乗員までの距離が近いため、いかに乗員を守れるかが試される試験となっている。
【JNCAP衝突試験動画#4】人にどれだけ優しい!? 歩行者保護性能評価試験編
接触事故で跳ね上げられた人の頭部がボンネットなどに衝突することを模擬したのが「頭部保護性能試験」で、足がバンパーに衝突することを模擬したのが「脚部保護性能試験」。どちらもどれだけ車体が柔構造でできているか、ケガをさせないようになっているかを試験する。
衝突安全性能試験で高い評価を受けた、国産車に初めて搭載されたスバル「インプレッサ」の「歩行者保護エアバッグ」の仕組みに、動画で迫った記事。
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2011~2016年全64車種の衝突安全性能評価ランキング!
衝突安全性能評価ランキング・ベスト64!
2011~2016年度の衝突安全評価試験は同一基準で実施され、いずれも208点満点。そのため、年度をまたいでいても点数での比較が可能だ。この6年間で64車種の評価試験が行われており、得点の高い順にランキング形式で紹介。車種数が多いので、3本の記事に分けて掲載した。
その1は、全64車種中のベスト10を掲載。
JNCAP衝突安全性能 最新総合ランキングその2は、11~30位!
その2は、中位の11~30位のランキング。
JNCAP衝突安全性能 最新総合ランキング その3は31~64位!
その3は、31~64位。
2016年チャイルドシート安全性能評価結果について
JNCAPでは、チャイルドシートの安全性能(前面衝突試験)と使用性評価も毎年行っている。
2016年の試験を受けた7製品の内、乳児用(生後1か月~1才半ぐらいまで)と幼児用(1~4才ぐらいまで)に分け、前面衝突試験の評価結果の優秀な順に、そして同じ評価の場合は使用性評価結果の得点の高い順にランキングにしてみた。また、製品それぞれの試験の様子を収めた動画も収録している。
ランキング・動画
動画で見るJNCAPチャイルドシート評価ランキング:乳児用編
生後1か月の新生児からおおよそ1才半ぐらいまで使用する、乳児用チャイルドシート(ベビーシート)。車の後方に向いた形でセットする後ろ向き型6製品をランキング形式で紹介。ベッド型は1製品のみの紹介だ。
動画で見るJNCAPチャイルドシート評価ランキング:幼児用編
1才から4才ぐらいまでの期間に使用する、幼児用チャイルドシート。7製品中6製品が乳児用後ろ向き型の製品と兼用だが、幼児用は幼児用で改めて試験を受けている。
2017年8月17日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)
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