クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

クルマ最終更新日:2016.06.21 公開日:2016.06.21

圏央道~東名道の海老名JCTの渋滞対策

NP160621-03-01.jpg

圏央道~東名道の海老名JCTの内回りで7月に実施される、渋滞対策。

 国土交通省道路局は6月21日、圏央道と東名高速をつなぐ海老名ジャンクション(JCT)と、東名道の大和トンネル付近におけるピンポイント渋滞対策を推進することを発表した。

 2015年10月に、圏央道によって東名道から東北自動車道までが開通。それにより海老名JCTの利用交通量が増加し、渋滞が悪化している。それに対応するため、東名道から圏央道八王子方面に向かうランプ(外回り)では、2015年10月の段階ですぐに2車線運用を開始した形だ。

 しかし、反対車線の圏央道八王子方面から東名道に向かうランプ(内回り)は同じ対応ができていなかったことから、この7月中旬を目標として、既存の道路幅員の中で2車線運用を実施するとした(上の画像)。

 これは圏央道から東名道へのランプの序盤、まだ東京方面と名古屋方面に分かれる前の区間が、現時点では1車線のためにボトルネックになっていることを解消するのが狙いと思われる。圏央道から分岐した段階ですぐに東京方面と名古屋方面とそれぞれ1車線ずつ用意される形だ。

 これにより、もしどちらかの方面が渋滞だったとしても、その反対の方面に向かうクルマが巻き込まれにくくなるし、巻き込まれても抜け出しやすくなるというわけだ。

東名道・大和トンネル付近には付加車線を増設中

 また、同局は東名道の海老名JCTよりももっと東京側に寄った位置にある大和トンネル付近(上り4km、下り5km)と、横浜町田インターチェンジ付近の下り側(約0.5km)でも工事が進められている。合わせて、、その区間に設置中の付加車線についても発表が行われた。同区間の工事は既に着手されているのだが、東京オリンピックまでに運用を開始することを目標として事業を推進させるとした。

 ちなみに付加車線とは、部分的に用意されている本線以外の車線のことをいう。登坂車線がその代表だ。東名道は当該区間は本線が3車線あるので、感覚としては4車線目ということになり、大和トンネルを拡幅する工事となる。なお、この工事は用地取得の必要性があることから、その準備が整った区間から順次、工事に着手するとしている。

NP160621-03-02.jpg

東名道の大和トンネル付近に付加車線が設けられ、4車線になる。

2016年6月21日(JAF MATE社 IT Media部 日高 保)

関連記事

より近距離でタクシーを利用しやすく! 23区+三鷹・武蔵野で初乗り運賃410円の方向で調整中
ナンバープレートにアルファベットを導入? 国交省、パブリックコメントを募集中
モニター映像式のドアミラーが採用可能に! 国土交通省がミラーの規則を変更
「ジオンの滝」交差点が大分県に登場! 国交省、交差点名を分かりやすく改修中
クラシックカーの価値と文化を守る「自動車文化を考える議員連盟」設立へ

この記事をシェア

  

応募する

応募はこちら!(7月31日まで)
応募はこちら!(7月31日まで)