水深30cmの冠水路をセダンタイプで時速10km・30kmでテスト走行している様子。同じ30cmの水深でも、時速30kmではエンジンルームに大量の水が入ることがわかった。水深30cmの冠水路を30m走行した程度であれば、セダンタイプでも走りきることはできている。写真=JAF
問題はタイヤも隠れる水深60cmの冠水路。エンジン位置が高いSUVで時速10km・30kmで走行した場合、時速10kmでは30mを走行しきれたが、時速30kmではエンジン下部からも大量の水が入り込み、わずか10mでエンジンが止まったという。セダンタイプではもちろん時速10kmでも途中でエンジンが停止している。
1976~2022年までの、1時間降水量50mm以上の年間発生回数。画像は気象庁資料をもとに国土交通省が作成したもの
国土交通省が降雨量変化倍率をもとに算出した、流量変化倍率と洪水発生頻度の変化の一級水系における全国平均値
水深10cm未満でも水は濁り、路面の表示や側溝が見えなくなることがある。(c)Mr Twister - stock.adobe.com
速度が出ていると、大雨と巻き上げた水しぶきで視界は最悪に。急ぎたい気持ちを抑えて、ゆっくりと走行しよう。(c)fotojanis - stock.adobe.com
画像=気象庁「雨の強さと降り方」
アンダーパスなどの手前には冠水注意の標識が設置されていることがある。(c)sunftaka77 - stock.adobe.com
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