※動画は【この画像の記事を読む】からご覧いただけます。
道路利用者が移動する際、アプリが自動で座標データを収集し、移動速度から歩行者、自転車、車のいずれかに分類する。それと同時に、道路利用者が移動している方向も追従、そのまま進行した場合、衝突するか否かを予測・分析する。
移動している道路利用者同士がこのまま進むと衝突すると判断された場合、双方のスマートフォンに通知が届き、画面表示、光、振動、音などによって警告される仕組みだ。
シミュレーター体験では、Eye-Netの有無をそれぞれ体験。多くの体験者が、Eye-Netなしでは急な飛び出しに対してブレーキ制動が間に合わず、衝突事故を起こしてしまった。
Eye-NetをONにすると、理不尽に飛び出してくる道路利用者のすべてに対し、視界に入る前から警告が鳴り、衝突回数も激減するという結果に。
アラートまでの挙動を数値化しているデモ走行用のモニター画面。①はこのままだと衝突する確率は71.8%。②は衝突するまでの時間は4.03秒。③は衝突までの距離は42.1mを示している。
前の写真からおよそ一秒後、Eye-Netが車と歩行者の衝突確率を100%と判断し、双方にアラートが鳴った。画面内の歩行者アイコンや各項目が赤字で表示されている。衝突予測は2.7秒後、衝突距離まで27.8mと見なされ「WATCH OUT(注意して!)」の表示が。車内には警報音が鳴り響いている。
「車と歩行者」がすれ違う場合に、アラートが作動しないことを実証。両者の進行方向を予測・分析した結果、衝突する可能性はないとEye-Netが判断している。アイコンやテキストも白色のままで、何事もなくすれ違うことができた。
「車と自転車」の場合。これは両者が無事に減速・停止できた場面。アラートが解除され、衝突する心配がなくなったため、アイコンが赤色から白色に変化している。
「車と車」の場面。互いに速度が出ているため、早めにアラートが鳴らされている。このように、両者の移動速度に応じて、最適なタイミングで警告が出ることを確認することができた。
デモ走行はホンダ ステップワゴンに同乗する形で実施された。Eye-Netを搭載したモニターは、カーナビ上部に設置されている。
画像=Eye-Net Mobile
記事ページへ戻る