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クルマ最終更新日:2019.03.06 公開日:2019.03.06

アンケート『車名や愛称にターボのつくクルマ、どれが好き?』結果発表&新企画「シルエット・クイズ」!【クルマ好き4択】

メイトパークの公式Twitterで実施中のアンケート企画「クルマ好き4択」。今回は、「車名や愛称に“ターボ”が入った車、どれが好き?」の結果をお届けします。そして、新企画でシルエット・クイズを発表します! 最後までお楽しみに^^。

 今回取り上げたのは、日産「スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS」(RSターボ)、ホンダ「シティ ターボII」、ポルシェ「930ターボ」、三菱「ランサーEX 1800ターボ」(ランタボ)の4車種。出題者の事前の予想では、本命が「RSターボ」。しかし、そのほかの3車種も人気があり、どれが1位になってもおかしくないというアンケートでした。それでは、結果を見てみましょう!

 今回は110票の投票をいただき、ありがとうございましたm(__)m。1位は、「RSターボ」!  1位ですら得票が30%というところに、接戦だったことがうかがえるのではないでしょうか。序盤は「930ターボ」が一歩リードし、それを「シティ ターボII」が追う展開。「RSターボ」は序盤は3位だったのですが、徐々に票を伸ばしていきます。終盤はその3車種がダンゴ状態の接戦でしたが、最後は僅差で「RSターボ」が1位となりました!

第1位は、今も高い人気を誇る6代目「スカイライン」の最強グレード「RSターボ」(得票30%)

日産 スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS|nissan skyline hardtop 2000 turbo rs

6代目R30型「スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS」1983年式。全長4595×全幅1665×全高1360mm、ホイールベース2615mm、トレッド前1410/後1400mm。車重1175kg。排気量1990cc・直列4気筒ターボ付きDOHCエンジン「FJ20型」搭載。最高出力190ps/4800rpm、最大トルク23.0kg-m/4800rpm。サスペンション前ストラット/後セミトレーリングアーム。ブレーキ前ベンチレーテッドディスク/後ディスク。日産グローバル本社ギャラリーにて撮影。

 日産「スカイライン」においてターボ車が初めて設定されたのは5代目「C210型」(1977年)の時代。1980年に主力グレード「2000GT」シリーズに追加設定され、そこから当時の国産ターボ車ブームが始まったとされています。そして1981年に登場したのが、上写真の「RSターボ」を含む6代目「R30型」。R30型では、排気量1990cc・直列4気筒DOHCの新型エンジン「FJ20」が搭載された「2000RS」が人気を博します。そして1983年には、そのターボモデル「2000 ターボRS」が登場。当時、歴代「スカイライン」史上最高となる最大出力190馬力をマークし、『「GT-R」の名を与えるべきではないか?』という声も多かったようです。

 ちなみに、車名は「ターボRS」にもかかわらず、通称では「RSターボ」とも呼ばれていました。その理由は、リアタイヤの前方、ボディ側面下方に「4VALVE DOHC RS-TURBO」と記されていたことにあります。特に「RS-TURBO」は文字のサイズを大きくしてあり、目立っていました。

 今回、スタートして1日目はポルシェ「930ターボ」や「シティ ターボII」に差を広げられ、3位に終わりそうな展開でした。しかし後半になって票を伸ばし、先行していたその両車を4~5票の僅差ながら抜き去り、第1位となったのでした^^。

【R30型「スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS」の関連記事はこちら】
伝説のアクションドラマが蘇る! 日産「スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS」
4月24日は「スカイライン」の誕生日。初代から12代目まで、歴代モデルを一挙紹介 中編:5代目「C210」系から8代目「R32」型まで

第2位は、”ブルドッグ”の愛称で呼ばれるホンダ「シティ ターボII」(得票27%)

ホンダ シティ ターボII|honda city turbo 2

「シティ ターボII」。全長3420×全幅1625×全高1470mm、ホイールベース2220mm、トレッド前1400/後1390mm、車重735~745kg。排気量1231cc・CVCC・直列4気筒ターボ付きOHCエンジン「ER」搭載。最高出力110ps/5000rpm、最大トルク16.3kg-m/3000rpm。サスペンション前後共に独立懸架型マクファーソン・ストラット方式(後輪のみコイル分離方式)。ブレーキ前ベンチレーテッドディスク/後リーディングトレーリング(PCV付き)。

 1981年11月に誕生した「シティ」は、見た目はトールボディのコンパクトカーですが、これまでにない特徴を持っていました(初代「シティ」は別記事『「Z360」や「ビート」など! 2月4日・旧車アンケート結果「復活してほしいホンダの軽自動車は?」【クルマ好き4択】』に掲載)。同時発売された”トランクバイク”と呼ばれる小型バイク「モトコンポ」(下写真)を搭載でき、4輪+2輪=6輪ライフという従来にないコンセプトを提示したのです。また、マッドネスの名曲「シティ・イン・シティ」の一部をアレンジして曲として用い、CMも人気を博しました。

 そんな「シティ」に1982年9月に追加されたのが、ターボ搭載モデルの「シティ ターボ(I)」。さらにターボの性能をアップさせるべく、インタークーラーを装備したのが、上写真の「シティ ターボII」でした(1983年11月に追加)。ノーマルの「シティ」の最高出力は63馬力と67馬力の2種類がありましたが、「シティ ターボII」は2倍近い110馬力となったのです。さらに「シティ ターボII」は、フロントマスクのメリハリがつけられてより迫力が増したことから、つけられた愛称が「ブルドッグ」でした。

 今回の投票では、序盤は「930ターボ」を2位で追いかける展開でしたが、終盤は「RSターボ」を加えた3車種によりダンゴ状態に。最終的に「RSターボ」に抜かれてわずか4票ほどの差で2位となりました。

ホンダ モトコンポ|honda motocompo

「モトコンポ」。シートやハンドルを収納し、コンパクトカーである「シティ」に搭載することができた。全長1185×535×910mm、車重45kg。排気量49cc・空冷2ストローク単気筒エンジン「AB12E型」搭載。最高出力2.5ps/5000rpm。

【ホンダ「シティ」の関連記事はこちら】
●ぼくは、車と生きてきた「ホンダ・初代シティ」(ライター:下野康史氏)

第3位は、ポルシェの2代目「911」の最上位グレード「930ターボ」(得票26%)

ポルシェ 930ターボ|porsche 930turbo

「930ターボ」1988年式。正式な車名は「911ターボ3.3」。全長4291×全幅1775×全高1310mm、ホイールベース2272mm、トレッド前1432/後1501mm、車重1300kg。排気量3299cc・水平対向6気筒ターボ付きSOHCエンジン搭載。最高出力300ps/5500rpm、最大トルク42.0kg-m/4000rpm。サスペンション前独立懸架型マクファーソン・ストラット/後独立懸架型セミ・トレーリングアームに。ブレーキ前後共にベンチレーテッドディスク。最高速度は時速260km。「オートモビルカウンシル2018」のはらモータースブースにて撮影。

 ポルシェ「911」は1974年にモデルチェンジして2代目となるのですが、それとは別に「930」のコードネームで開発が進められていたのが、ターボ搭載モデルの「911ターボ」でした。この開発コードが通称でも用いられるようになり、「930ターボ」と呼ばれるようになったのです。パワーユニットは、1974年に登場した「911カレラRS3.0」に搭載された排気量3Lのフラット6(水平対向6気筒エンジン)を流用しており、そこにかつて存在した独KKK社製ターボチャージャーを装着。最高出力260馬力をマークし、当時の市販車で世界最速といわれました。「930ターボ」は「911」からボディのワイド化が行われ、フロントスポイラーや「911カレラRS3.0」の大型リアスポイラーなどを装備したことから、ひと目で見分けられるエクステリアでした。

 製造年度によって排気量が異なり、それに伴って最高出力も異なりました。1975年から1977年までに製造されたモデルはより正確を期すと「911ターボ3.0」と呼ばれ、排気量は3L、最高出力は260馬力。1978年に登場したのが排気量を3.3Lにアップした「911ターボ3.3」。最高出力は300馬力に達しました。「911ターボ3.3」は1989年まで製造され、上写真はモデル末期の1988年式です。

【ポルシェ「911」(旧モデル)の関連記事はこちら】
AUTOMOBILE COUNCIL#5 60年代から90年代まで! 911大盛りのドイツ車編1

第4位は、2代目「ランサーEX」の最上位グレード「ランタボ」(得票17%)

三菱 ランサーEX 1800ターボ|mitsubishi lancer ex 1800 turbo

「ランサーEX 1800ターボ」、通称「ランタボ」。全長4225×全幅1610~1620×全高1385~1390mm、ホイールベース244mm、トレッド前1360~1365/後1340mm、車重1045~1085kg。排気量1795cc・直列4気筒ターボ付きSOHCエンジン「G62Bシリウス」搭載。最高出力135~160ps/5800rpm、最大トルク20.0~22.0kg-m/3500rpm。サスペンション前マクファーソン・ストラット/後4リンク(アシストリンク付き)。ブレーキ前後共にベンチレーテッドディスク。

 ベストサイズ・ベストクォリティの追求をコンセプトに、1979年4月に三菱「ランサー」の2代目として登場した「ランサーEX」。サブネームの”EX”は英語で「超越する」といった意味を持つ「Exceed」に由来していまして、”初代よりも遥かに卓越したクルマ”という思いが込められているそうです。初代が丸みのあるエクステリアデザインなのに対し、「ランサーEX」は広い居住空間を確保するために八角断面のボディ形状を採用し、平面と直線で構成されたデザインとなりました。

 そして1981年10月になって追加されたのが、上写真の「1800ターボ」です。排気量1795ccの直4「G62Bシリウス」エンジンに、ECI(電子制御燃料噴射装置)と、三菱重工製ターボチャージャー「TC05型」を装着し、最高出力135馬力を叩き出しました。0→400mの加速性能は16秒フラットを記録しています。フロントの大型エアダムスカートには、「TURBO」と記されているのですが、前走車のバックミラーに映ることを考慮して鏡文字となっています。さらに、1983年11月にはインタークーラーも装備してさらに高出力化。最高出力を160馬力までアップさせました。

 今回は他の3車種と抜きつ抜かれつのデッドヒートは展開できませんでしたが、それでも最終的に17%を得票しました。

【三菱「ランサーEX」の関連記事はこちら】
【三菱のラリーカーを集めてみた!】1970年代から2000年代まで! 「ランサー」シリーズ大集合


 今回は車名や愛称などに「ターボ」と入ったクルマの人気の高さを感じると同時に、ターボという単語そのものに人気があることも改めて感じました。「クルマ好き4択」の初期に「燃えるクルマワード」という内容でアンケートを実施し、選択肢にターボも加えたのですが、近いうちに改めて再度実施してみます^^。

 続いて2ページ目では、新企画の「クルマ好き4択」のクイズ編として、「シルエット・クイズ」を実施します。ヒントとして掲載したシルエットから、その車名を当てて下さいね!

→ 次ページ:
あなたもぜひ「シエルット・クイズ」に挑戦してね^^!

【3/8(金)〆切・シルエットクイズ】このクルマはいったい何でしょう?

 「クルマ好き4択」の新企画として「シルエット・クイズ」を実施します! 今回は難易度はやや、やさしめです。ヒントは以下の3点のシルエット。はたして、このクルマは何でしょう? ちなみにパークブログの過去の記事で使用した画像を基にシルエット画像を作りました。ページ右上にある記事検索機能を使えば、元の画像がすぐに見つかるかも!?

右斜め前から見たシルエットです。かなり特殊な形をしていそうです。

こちらは真横から見たところで、もはやサービスともいえるような大ヒント。かなり車高が低く、突き刺さりそうなくさび形!

左斜め後ろから見たところ。やはり車高の低さがうかがえます。

 シルエット・クイズ第1回の〆切は3月8日(金)! 車名がわかった方は、ぜひJAF Mate Park公式Twitterで4つの選択肢から正解を選びにいってらっさいませ~^^。

【クルマ好き4択】過去の記事

【クルマ好き4択】はこちらで実施中です!

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